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【MADiSON】クリアした感想と攻略情報~良質ホラー!!

Nintendo SwitchPS5Steam

2024年7月4日に日本語版が発売するPS5・Nintendo Switchソフト『MADiSON(マディソン)』をクリアした感想・評価・攻略情報・エンディングの考察などを綴っています。項によってはネタバレ注意です。

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大卒後、就職に失敗→薬学生の彼女のヒモを経てブロガーに(15年の交際を経て結婚!)。エンタメ分野のレビュー、感謝を綴ったエッセイが好評。当時の内容を綴ったノンフィクション小説「薬剤師国家試験に落ちた彼女を、僕は隣で見ていた」が電子書籍化しました!

MADiSON (マディソン) とは

MADiSONは、プレイヤーの心をかき乱すゲーム
プレイと人を引き付ける不穏な物語が特徴の、没入感のある恐ろしい一人称視点のサイコホラーゲームです。

beep-company.com

ジャンル:サイコロジカルホラー、サバイバルホラー

プレイ人数:1人

CERO:D

北米版をクリアしました(日本語には対応しています)

クリアした感想・評価

インスタントカメラで道を切り拓く

『MADiSON (マディソン)』ってどんなゲーム? と聞かれれば、

謎解きとアイテム収集を繰り返しながら、インスタントカメラで道を切り拓くような一人称視点のホラーゲーム と答えます。

怪しい部分を撮影→フィルムには文字が浮かび上がり、謎解きのヒントになる

撮影することで敵(霊・お化け・クリーチャーなど)にダメージを与えるようなバトル要素は少なめなので、『』や『DreadOut』などとは異なるゲーム性です。『バイオハザード』の追跡者やタイラントのように、追われる要素も少なめ。

でも、めちゃくちゃ怖い という、ある意味新しいホラーゲームだったと感じています。

ストーリーは考察がメインに

もしあなたが、暗い部屋に閉じ込められて、手が血まみれになっている状態で目覚めたら、どうしますか? ルカとして、MADiSONの過酷な拷問に耐えろ!

MADiSONは数十年前に始まった血みどろの儀式を続けさせ、忌まわしい行為をさせる悪魔だ。君はこの惨い儀式を完成させることができるだろうか?

ストーリーに関しては、少しわかりにくいかもです。

概要欄の説明のように、暗い部屋に閉じ込められた状態からゲームは始まりますが、、、何かの儀式に主人公が巻き込まれている、ということくらいしか序盤はわからないかもしれません。

ゲームをクリアする過程で、徐々に謎が解けて考察が捗る、という印象ですね。

記憶を取り戻すことも目的

悪魔に取り憑かれる云々~。

儀式の内容を明かすような流れ

クリア自体はそれほど難しくはないのですが、クリアしたから全ての謎がスッキリするような作品ではなく、、、あくまで考察する材料が揃うようなイメージです。

なので、一つひとつのファイルや文章を丁寧に読む方には、強くおすすめしたいですね。

画面が暗すぎる。画面の明るさを変更できない

ここ8年ほどで発売されたホラゲーの中で、最も暗いんじゃないかな、と。少なくとも、僕がプレイしてきた中では断トツで。

これの何がイヤなのかと言うと、昼間にプレイすると自分と部屋の様子がテレビに反射して映りますし、夜にプレイすると光量が強くて目に悪いんですよね。

テレビ側で明るさを最大:ダイナミックにしても、なお暗い。

ゲーム内から明るさの調節が出来ないのは好きじゃなかったです。

停電前と後。マジで見えない

こんなことをいちいち言及すんなよ、と思われるかもしれませんが、、、

ホラゲーにおいて、明るさは大切だと考えております。「見えにくい」と「見えない」は違います。

暗いことが恐怖演出になるとは言え、ゲームプレイに支障をきたすレベルなのはなあ……と。個人的にはマイナスでした。

何かを引くアクションを求められているけど、あまりにも暗すぎて、いつorなぜスクショしたのか把握出来なかった一枚

ただ、ライターの火・インスタントカメラを撮影した瞬間など、明かりの代替品はあります。

また、光が見える方向が正規ルートだったりするのは(Outlastも同じでしたよね)、ホラゲーをプレイしている実感がありました。

インスタントカメラが一瞬光ることで、ライトの代わりにもなるが、得体の知れぬものが映り込んでビビることも

インスタントカメラの撮影をパシャパシャしていると、得体の知れぬものが登場+環境音+振動でビビる→「心臓止まるわ!!」と言いたくなる経験も。

ジャンプスケアってやつですね(ホラー映画やコンピュータゲームでよく用いられる、観客を驚かせ恐がらせることを意図して主に大きな恐ろしい音と共に画像や出来事を突然変化させるテクニック 引用:Wikipedia)。

このジャンプスケアで評価が分かれるかもしれません。

チープと感じる方もいれば、僕のように最後まで慣れなかったことで好印象を抱く方もいるでしょう。

どちらにしても、プレーヤーの心の動きを上手に利用している点は素晴らしいと思いましたね。

ホラゲーにチュートリアルは必要ないが、、、

ハンマーで釘を抜いて最初の部屋から脱出するのに、10分くらいかかった。

上述したようなバトル要素もほぼないですし、複雑なQTEを求められることもありません。謎解きの難しさを考慮しなければ、非常にかんたんなゲームと言えます。

ただ、操作には慣れが必要かもしれません。チュートリアルは一切なし。

複雑な操作は全くないのに、ドアを開く時のスティック操作に違和感がずっとあった。

「わからないという心理的な影響も、怖いという感情を構成する要素の一つ」と考えられるような不親切さと言いましょうか。わかりにくさはあるけど、ホラーゲームだからセーフ! というのが僕の評価になります。

他にも、アイテムを回収(インタラクトする)ために適切な場所に位置どる必要があります。また、暗い道を彷徨うこともあるでしょう。

それでも、ホラーゲームとして適切な難易度である、と言って良いと思います。

謎解きの答えがランダムなのは好印象

例えば、ゲーム内で金庫を見つけると、遅かれ早かれ番号を検索する人っていると思うんです。金庫を見た瞬間に検索する人もいれば、考えても考えてもわからずにギブアップの気持ちで検索する人もいるでしょう。

別にそれは悪いことではないですが、本作はその対策がなされています。答えを導く考え方は共通ですが、答えはプレーヤーによってランダムになるようです。

なので、「自分で考えてほしい」という制作の意図が伝わります。これが僕は好きでしたね。

謎解きの難易度としては、、、かんたんではなかったです。ただ、難しいのもある一方で、かんたんなのもあり、なぜ謎が解けたのかわからないものまで幅広かった印象でした。

一応、攻略情報は後述しています。

日本語に最適化されていないかも?

調べるところが3つあって

まあ読める

ギリ読める

マジで読めない……笑

文書の文字が見えないレベルで小さかったり、、、。あと、字幕の文字も小さいです。

ちぇっ、ちぇっ、ちぇっ、ちぇっ、ちぇっ、頭が…

頭痛によって意識が朦朧となる瞬間なので、ちょっ の間違いな気がする。

完璧ではないですが、プレイに支障をきたすレベルではないです。

日本語版が発売されたとしても、こういった細かい修正をしていないソフトって多い印象です(経験的にそう思う)。

特に、日本語翻訳が既に入っている北米版・海外版を発売→後に日本語版を発売するパターンの場合は。

本作はどうなるかはわかりませんが、修正されていることを願っております。

トロフィーが素晴らしいので、PS5版をおすすめしたい

聞くべきではなかった 君はどうすべきかわかっている

本作はPS5版とNintendo Switch版の展開ですが、トロフィーが面白いのでPS5版がおすすめ! と綴っておきます。

ホラーゲームにおいて、トロフィー獲得アナウンスは大切なんですよね。その理由としては、恐怖などの不快な感情⇔トロフィー獲得で達成感・安心感 という、感情の行き来があるためです。

感情が動かされ続けることで没入感は生まれますし、ホラーの演出も心に刺さりやすい。ずーっと怖いままでは慣れてしまうので、そういった視点からも大切だと考えています。

ストーリーが難解なので、トロフィーが考察の一端にもなっていることも。

そのうち、トロフィーが面白かったゲームをまとめて紹介したいですね。もちろん、本作はその中に入ります。

また、トロコンを目指す方は、

  • 「内なる闘争」2.5時間以内にクリア
  • 「フィルム切れ」撮影40枚以下でクリア

という条件のため、RTAっぽいプレイをすることになるでしょう。クリア後にそのまま2周目に突入すれば、割とかんたんに獲得出来そうではあります。

どなたかの動画投稿をひそかに楽しみにしております……笑

テーマ曲:アオヒザ『BLUE KNEES』が癖になる

歌詞:Blue Knees is behind and will find, what he has been looking for For so long, all alone, where he belongs.

Blue Knees is behind and will find what he has been looking for All over the kitchen, where he’s written this song, just for you.

歌詞の意味は、アオヒザは常にそばにいるよ 的な。PS5のホーム画面でもこの曲が流れます。大好き。

小ネタ・その他の気になる点など

映し出されたスクリーンからアイテムをゲットする。『ソングオブホラー』を思い出しました。

www.momotoyuin.com

いつまでも続くと思わせるような演出も上手でした。

本作は、ナチスっぽい演出がありました。年代もおそらく合致しています。

素晴らしいチェーンカッター

その他の気になる点としては、、、

  • セーブがオートセーブなのは良いが、一度エンディングまでクリアすると、途中からやり直せないのが難点。また最初から。
  • 攻略に不要な写真は捨てられるのですが、それが個人的に快感でした。整理整頓が楽しかった。

クリア時間・クリア後

クリア時間は、7~8時間ほどでしょうか。

クリア後は特になし。やりこみ要素として、赤い写真と青い写真のコレクションがあります。

攻略情報

ダイヤル錠の番号

これは完全にランダムっぽいです。クリア直前になれば、写真を振り返ることでわかります。

インベントリに空きを作る方法

インベントリに空きを作る方法は、赤い金庫の使用です。アイテムを回収出来なくなって、少し焦ったので。

井戸のパズル

井戸のパズルは、赤金庫がある隣の部屋の、画像上をインスタントカメラで撮影して、そこに映り込んだ印に合わせればOK。その後、撮影すれば井戸がぶっ壊れます。

ラジオを手にとって音やセンサーが増幅する箇所で写真を撮る。

太陽のメダリオンの位置

スクリーンからゲットした3つめのメダリオンを撮影したフィルム(画像上)を参考に、寝室の奥にセットします。

ただハメるだけでなく、左右の惑星の向きを調整する必要があります。(フィルム見てもよくわからなかったので結構迷った)

成功すると、隣の寝室の扉が開くので、ハンマーを使用してアイテムをゲットしましょう。

屋根裏部屋のパズル

ひし形や長方形などの形は、全く関係ないっていう、、、笑

38:アルバート

13:ジョビンナ

25:フィロミナ

10:パスカル

これも置いた後に写真撮影すればOK。

その後、ライターを持って、幽霊についていけばOKです。

教会のロウソクの色

1951年と1987年を行き来して、上記の絵に応じた色のロウソクを置きます。

例えば、1951年の赤い通路に磔(はりつけ・画像2枚目)がない場合は、1987年の赤い通路に行けば磔の絵があります。

緑のろうそくは、1951年の懺悔の女性の隣の鍵がかかった扉の下にある手紙を見ないと、現れませんでした。

この懺悔する女性もそうですが、ガスマスクの人が登場するので、ナチス関連の設定が盛り込まれていると思われます。

遺体安置所

1~4階まで、柱と穴の奥をインスタントカメラで撮影し続ければ、「あなたが あなたが あなたが」と声が聞こえるように。その状態で5階の鏡を撮影すればOK。

時計エリア

壁にある全ての時刻を一致させるよう、盤面を変えればOK。屋根裏やキッチンなど、屋敷の中にある時計の盤面と交換→時計部屋の時計にセットを繰り返す。

うさぎ、さめ、へび、などの重り。撮影すればOK。

緑金庫と赤金庫

緑金庫:左3→右12→左5

ヒントは、時計室のメモと、トイレをチェーンカッターで開けた後に拾えるメモにあったような(曖昧)

赤金庫:左7→右4→左3

これは緑も赤もランダムっぽいです

全ての謎解き動画

金庫や惑星の位置が僕と違いました

赤い写真と青い写真の場所

クリアまで通し動画

ネタバレ

アオヒザの絵本

昔々、名前の分からない生き物がいた

それはいつも一人暮らしで、しばしば一人で見られる

凍えるような霜の夜になると、とても憂鬱に感じられ、二日間眠った

三日目になると、目が真っ暗になり、病気がひどくて両目が闇の中に消えた

その生き物はベッドから這い出て、確かに転がっていることを知っている目を探し始めた

それはずり落ちて転がって膝が青く痛んだ。目が飛び出してころんだので、ほこりが崩れ落ちた

今日に至るまで手がかりはないが、それは追跡を終わらせる言い訳にはならない

今、その一瞬に気をつけて、明かりをつけなさい。逃げられないなら、自分の視力が危険にさらされるからだ。

この絵本のように、祖父母の部屋で目玉を2個落として進行するところがある→祖父母が絵本を手に入れたこと、そして主人公のルカにインスタントカメラを渡したことが、本作のキッカケだったのかな、と。

エンディングと、その考察について

儀式には身体7つ:母、姉の四肢、マディソンの頭蓋骨とマディソンが殺した四人の四肢、祖母の遺灰、指輪が必要だったことがわかる。

また、儀式に向けてインスタントカメラをセッティングし、縄に首をくくって、インスタントカメラに映るように自殺する。

よって、ルカの肉体も儀式に捧げられたと思われる。

しかし、息を吹き返す。

ルカはマディソンに肉体を乗っ取られたのか、それともマディソンから逃れて悪夢を終わらせたのか……。解釈がわからないままエンドロールへ。

マディソンは、ルカと同様の儀式を行うはずだったが、四人の殺人をしたことで警官に殺害されたことがゲーム内でわかる。

自身の頭蓋骨を儀式に捧げてもらうため、大切にしていたインスタントカメラを通じて主人公ルカに干渉していたのがこのゲームの内容なのかな? というのが僕の解釈です。

The ending of Madison explained | GamesRadar+

ちょっと調べてみたら、マディソンに乗っ取られた、儀式失敗でルカはルカのまま、もしくは全て夢オチだったという解釈も。

まとめ

画面の暗さになかなか適応できず、序盤はあまり楽しめなかったです。

しかし、ゲームに慣れていく中で、一気に面白さが増していました。ただ、日本語が完璧でなく、ジャンプスケアばかり、、、という点で、悪くなかった作品でした。単調っちゃ単調ですが、そこそこ楽しめたと思います。結果として、考察材料や各々で異なるであろうクリア後の解釈なども踏まえて、それなりに良質なホラーゲームと言えるのではないでしょうか。

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