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【ScarsAbove】クリアした感想・評価(ネタバレ注意)

PS5

2023年2月28日に発売されたソフト『Scars Above (スカーズ アバブ)』PS5版をクリアした感想・評価を綴っています。項によってはネタバレ注意です。

 

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就職できずに当時薬学生だった彼女のヒモを経て、ブロガーに(15年の交際を経て結婚!)。エンタメ分野のレビュー、感謝を綴ったエッセイが好評。当時の内容を綴ったノンフィクション小説「薬剤師国家試験に落ちた彼女を、僕は隣で見ていた」が電子書籍化しました!

Scars Above (スカーズ アバブ) とは

『Scars Above(スカーズ アバブ)』は、魅力的かつ複雑なストーリーが融合した神秘的な異世界を舞台に、その困難を乗り越える、SF三人称視点のアクションアドベンチャーシューター。

store.playstation.com

プレイ人数:1人

ジャンル:SFサードパーソンアクションアドベンチャーシューター

 

クリアした感想・評価

ストーリーは

この世には絶対に見つけてはならないものもある…

謎に包まれた巨大な構造物が地球の軌道に現れ、世界中を驚愕させた。人類はそれを「メタヘドロン」と呼び、その調査のために科学者とエンジニアで編成されたセンチネント・コンタクト・アセスメント&レスポンスチーム(SCAR)を送り込む。

調査は計画通りに進まず、メタヘドロンによってチームは、太陽系外に位置する未知の惑星に飛ばされてしまう。プレイヤーは、SCARメンバーであるケイト・ワード博士として、危険で未知な環境で目覚める。生き残るため、他のメンバーを探しながら、この出来事の真相を突き止めるために探索に乗り出そう。

地球で選抜された4人のチーム:Scars。全世界がこのチームに期待しているとのことで、宇宙飛行士の選抜みたいなイメージですね。主人公はその一人のケイト。

 

宇宙にデカいオブジェクトがあったから近付いてみよう! →引き寄せられて墜落……。

 

ここはどこ……? チームの仲間は無事なの……? 一人はぐれてしまったケイトは探索することに。というのが導入部分です。

 

ケイトの探索の協力者である幻影(ホログラムみたいな?)。なぜ協力してくれるのか、なぜケイトが何度死んでも蘇るのかなど、すべては最後にわかります。

 

もちろん、墜落した船に戻ってくることになります。

 

果たして仲間と共に脱出出来るのか……!? みたいな感じ。ストーリーだけでなくバトルや探索など全てに言えることですが、『Dead Space』を随所にリスペクトしているような印象でした。

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バトルは最序盤が一番難しい

ケイトは宇宙飛行士であり科学者でもある。戦闘に長けた兵士ではないが、利用できるものをすべて利用し、何としてでも生き残ろうという強い意志を持っている。
遠距離武器、装置、消費アイテム、近接攻撃を駆使して戦え。走ったり攻撃を回避したりする時はスタミナに注意する必要がある。敵の弱点を利用し、効果的な戦術を突き止めて賢く戦おう。
乗り越えられそうにない壁でも、様々なエレメント攻撃を組み合わせて打ち砕くことができる。様々なアイテムやガジェットを作成することで、この太陽系外惑星で遭遇するたくさんの脅威に対抗することができる。

ケイトにはスタミナが設定されており、ダッシュや回避(ローリング)するとスタミナゲージが減っていきます。銃さ最終的には4種類あり、火・氷・電気・毒という構成で十字キーで切り替え可能。

 

この手のジャンルをプレイしている方ならば、この画像を見ただけでどうすれば良いのか瞬時にわかると思います笑。ボス戦は、銃を使い分けて弱点を突いていくのも定番ですね。グラフィックもきれいですが、PS5にしてはフツーです。

 

胸の弱点を見せている時に火銃を撃ち込む必要があるのは重々承知なんですが、火銃にだけ癖があってエイムがなかなか定まらず、、、相当ストレスでした。

一見面白そうなんですが、最序盤は本当にストレスでした。

毒状態になって解毒も出来ずにすぐ死ぬし、回復薬も全然足りないし、スタミナがすぐ切れて攻撃されるし、常にヘッドショットを狙うくらいのエイム力が必要だし、、、みたいな感じで『エルデンリング』のような死にゲーなんかな? と勘違いしたくらい。ソウルライクと勘違いしがちですが、あくまで序盤だけですね。

 

ひぃひぃ言いながら倒した後、2体出現したり。ただ、その時には氷銃でゴリ押しが可能になったり。ゲームを理解していないこともあり、とにかく最序盤がキツイ。

中盤になると、ガジェット(囮だったり、動きをスローに出来たり、自分にバリア張ったり)、回復アイテムもアビリティで効率よく使えるようになったり、登場する敵を片っ端から倒さなくても進めるところもあり、なんだかんだで覚えゲーかもしれません。

 

良いスクショ

エイリアンは癖が強いものが多く、初見だと死にかけることが大半でした。弱点と行動パターンを理解しないとなかなか倒せません。

 

武器のアップグレードもあります。ボスを倒したり、MAPの端っこにあったり。単発でバンバン撃ってた銃がビームに切り替えることが可能に。

 

探索が面白くない

過去のSF映画からインスピレーションを受けたアドベンチャーを満喫しよう。数多くの脅威が潜む未知の世界を探索し、美しい環境や遺跡を調査することで、大昔に滅んだ高度な文明について学ぶことができる。
湿地帯、凍り付いた荒れ地、地下洞窟、謎の施設など、様々な環境を探索できる。どのエリアにも乗り越えるべき難関、敵、秘密、環境が存在する。

惑星を探索することになり、基本は平原・湖・雪原の3ステージ(一通りクリアした後に、前に行けなかったところなどをもう一度探索することになります)。もう一つはエイリアンの体内のような気持ちが悪いステージ↓↓で、結構迷いました。

マップデザインは悪くないと思うのですが、終始暗いというか、ずっとジメジメというか、美しい景色などが全くなかったのが個人的には残念だったところ。カタルシスがない。

 

雪原ステージでは、低体温症になったら即死になります。なので、火銃で発火性の木に火を点けて、暖を取らなければなりません。エイリアンの猛攻撃を受けながらも、暖を取らなければならない場面もありました。

 

新しく登場した敵やギミックなどをスキャンすることで、自身の探検に活かしていくような流れ。ログに情報が追加されたり、武器の銃弾に活かせたりします。

 

この紫の塊を集めることで、アビリティポイントが得られる。探索要素というか、順路の反対側の行き止まりななんかに決まって配置してあるので、RPGの宝箱みたいな?

序盤は本当に大変で、早くアビリティを習得して強くなりたいんです。でも、この塊をを1つ集めてもアビリティポイントが1上がるわけでなく、いくつか集めないと1にならないんです。後半になると「もう要らんわ!」ってくらいあるので笑、個人的にはゲームバランスの悪さを感じる一因でもありました。

高速リロード・スタミナやHP回復量、攻撃力アップなどなど。左下に強くなる効果が書いてあるのですが、「Aという効果により、Bが強くなる」みたいな説明。文字が小さくて読みにくいので、先に結論(B)から書けよ! という不満がありました

 

各地点を調べてここにいた人物の行動を逆再生していたので、『デトロイト:ビカムヒューマン』みたいなもんかな? と思っていましたがココともう一箇所だけでちょっと残念。

 

オートセーブがなく、セーブはセーブポイントのみ。ただ、セーブすると銃弾やガジェットが復活する代わりに、倒した敵が復活する仕様。なので、頻繁にセーブしたり迷ったりするとかなり面倒くさいことになります。

 

バッテリーを復旧させたり、パズル要素も。面白さは理解出来るんですけど、思ったよりも物足りなかった印象です。バルブハンドルはなし。

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その他

漢字やカタカナがあるので日本語かな? と思うのですが、画面の文字は読めなかったり。詳しく知らないですが、本作は日本でのプロモーション不足もある印象です。日本語の吹き替えはなし。字幕の違和感もなし。

 

ジェファーソンさんは可愛い。本作の個人的なハイライト。クリアすれば何に使うのかわかります。

 

クリア後・クリア時間

8時間ほどでしょうか。クリア後は驚いたのですが、ニューゲームしか選択出来なくなっていました。つまり、2周目推奨する無限弾などもなく、ラスボス直前にも戻れず、クリア直前の状態に戻れないのでログなども見れなくなるという、、、。

ラスボスのスクショをしようとしたけど、上記の現象で一回ゲーム落としたから録画も撮れないという、、、。クリア後にこんなに悲しい気持ちになったゲームは初めてでした。

まあでも、これは僕がブロガーだからであり、ストーリー的には正しいかもしれません。

 

攻略動画

道がわからなかったり、ボスが倒せなかったり。そんな時はおすすめです。

僕が一番使っていたのは、重力ボールです。デコイや囮も便利っちゃ便利なのですが、敵がその通りに動いてくれるか微妙なのであまり使えませんでした(ガジェットは電池を消耗するのでもったいない)。

あと、ボス戦は端っこの縦長の光を調べると銃弾やバッテリー回復できます。

 

ネタバレ

要は、カストディアンって奴のせいで種族が全部実験された。そして、その対象を全宇宙に拡大しようとしてるから、カストディアンを倒してくれとのこと。

遺伝子に隠された秘密のメッセージのようなものを、このゲームでは命の掟と呼んでいる。確認出来ているけど解読は出来ていないので、カストディアンは被験者を見つけるために宇宙を実験場に。そして、主人公たちScarsはそれに巻き込まれたってわけですね。

 

幻影の正体はマヤという人物で、カストディアンの助手だった。研究が全宇宙の人間に利用されると知って罪悪感に耐えられなくなったので、技術的に自身の人格などを幻影化した。そして、主人公は墜落時に死んだけど、ナヤが融合して何度も生き返るようになった感じですかね。

だから、幻影(ナヤ)の案内が理解出来て会話が出来たということ。そして、ナヤの願いは、カストディアンを止めること。ということで、それがケイトの目的になります。

 

カストディアンを倒した後、自分を消せば地球に帰れなくなるぞ! と脅してくるが、ケイトとしてはマヤの想い・ロビンソン司令官をエイリアンにした恨みがあり、決行。

 

最後にエイリアン化したロビンソン司令官を追悼(ケイトが倒した)。地球には戻れなくなっちゃったけど、船にはナヤの故郷への座標が入ってたし、マイクとタマラも無事だったし、まあ大丈夫やろ! 私たちはSCARSなんだから、みたいな感じでおしまい。

まとめ

サードパーソンシューティングが大好きで、かつ『バイオハザード』や『DEAD SPACE』などを一通りクリアした人くらいしかおすすめ出来ないですかね……。バグや処理落ちなどもなかったですし、絶対にクソゲーなんてことはないんですけど、同じジャンルの面白い作品がありすぎて相対的にこのような評価になってしまうというのが正直なところです。

 

 

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