2023年6月15日に発売したNintendo Switch, PS4, PS5ソフト『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド:リメイク Zバージョン』をクリアした感想・評価などを綴っています。項によってはネタバレ注意です。
ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド:リメイク Zバージョン とは
1997年、アーケードに登場したガンシューティングゲーム「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」。数々のホラーゲームに影響を与えたタイトルが現代のクオリティで蘇ります。ルート分岐、マルチエンディングなどオリジナルで好評だったシステムはそのままに、グラフィックスをHDへ大幅進化。さらに、新要素を追加し、やりこみ要素も充実。オリジナルファンからカジュアルなゲームユーザーまで楽しめる作品となっています。
ジャンル:ガンシューティング
プレイ人数:1~2人
CERO:Z
クリアした感想・評価など
ストーリーはあるが、ボリュームが少なすぎる
研究施設でもあるキュリアン邸では、DBR社の革新的な技術を使い「物質の再生」つまり「完全なコピー」が創り始められていた。1998年、この計画は謎の失踪事件をきっかけに政府の知るところになった。事態を重く見た政府はキュリアン邸にAMSのエージェントを送り込み、事態の収拾を図ろうとした。
「キュリアン邸にようこそ、エージェント諸君。真っ先にお出迎えしたいところだが、私が作ったクリーチャーたちが諸君を手厚くもてなしてくれることだろう。」
―Dr.キュリアン
設定はあるものの、プレーヤーはDr.キュリアンを追って施設の奥へ向かうだけ。元々ゲームセンターの筐体用の作品だったため、ストーリーや設定は軽め。これは仕方ないっちゃ仕方ないと思います。一応、Dr.キュリアンの息子が不治の病になったため、その研究として~みたいな話があります。
魔界村のレッドアリーマーみたいな奴が仲間のソフィーを攫って行き、助けに向かうことに。
また、施設には生き残りの研究員がいて、クリーチャーやゾンビに襲われています。彼らを助けるとアイテムが貰えたり、武器がアンロックされます。Zバージョンでは研究員に攻撃が可能になっているとのことなので、難易度が上がっているかもしれません。
襲われていたり、隠れていたり。
救出エンドと言われるものですが、初見では超厳しい。本作の楽しさは、難易度を変えながら何周も繰り返して上達するところにあります。
オリジナルをリスペクトした進化!
全4ステージの構成、分岐、直感的な操作などゲームのベース部分はオリジナルを尊重。グラフィックスの進化により、ホラーの世界観はよりリアルに。そして、襲いかかるゾンビを撃ち倒す爽快感は大幅にアップ。また、ゾンビに弱点等の個性を持たすことにより戦略性もアップ。誰もが楽しめるホラーゲームとして進化しました。
ただ、チャプターが4つしかなく、ふつうにプレイすれば1時間以内でクリア可能です。
このブログのゲーム記事ではストーリーのネタバレを書くことが多いのですが、本作は書くことがないですね……。ハウスオブザデッドを知っている方にとっては当たり前かもしれませんが、知らない人は「……これだけ?」と思うでしょう。
研究所の奥にいるDr.キュリアン
ボスに至るまでのルート分岐があります。何周もする中で腕を磨いて難易度を上げていくのが面白い……のですが、、、合う・合わないはあるでしょう。
ここは下に行けます。こんな感じで分岐ルートを見つけるのも面白いポイント
Zバージョンの方が面白そう
ダウンロード版(CERO:D)との違いについて
・ショッキングな演出の追加(身体の分離・欠損描写など)
・研究者に対しての発砲が可能(※但し、発砲してしまうと、アイテムがアンロックできなくなります。)
本作は一人称視点でひたすらゾンビに銃を撃ちまくるゲームです。
僕がプレイした本作はCERO:Zバージョン(18歳~)のパッケージ版ですが、数年前にダウンロード版のCERO:Dバージョンが発売されています。ショッキングな演出が追加されていることが主な違いだそうですが、銃をひたすら撃つゲームであることから、演出が豪華な本作の方が面白いと思われます。
他作品のCERO:Zに比べると、グロさもやさしめ。派手な血しぶきなどは気持ちが良い演出と言える。効果音なども◎。
ゲームセンターの筐体が原作と言う事もあり、リロードしながら銃をひたすら撃つだけ。カメラワークもなし。という作品です。ゲームセンターのように銃のコントローラーがあれば最高なのですが、それでも爽快感・疾走感などはあり、無心で楽しめる部分は変わりないのかな、と。
HORDEモードは熟練のエージェント向きだ
2周目以降はHORDEモードの方がおすすめ。ゾンビが延々とウジャウジャ出てくるので撃ちまくりで楽しい。
また、事前にダウンロード版を購入している方は、以下の対応があるようです。
※既に「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド:リメイク」ダウンロード版(CERO D)(配信元:Forever Entertainment)を購入済みの方は、今回の『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド:リメイク Zバージョン』を通常価格の50%オフでお楽しみ頂けます。但し、現在のセーブデータは、Zバージョンに引き継ぐことはできません。
2人の方が楽しめる
PS5のコントローラーを2つ操作出来る状態で、cooperativeモード(協力)を選択するとオフラインで遊べます。
友達や恋人と一緒に楽しむべきと言えるかも。協力プレイと言うか、二人でひたすら撃ちまくるその結果、協力と言えなくもない、、、みたいな。でも、面白い。
好みの操作方法を自分で設定する必要あり
本作はチュートリアルがないです。なので、エイムの照準スピードを調整したり、リロードを自動で設定したり(0Sにするとほぼ自動でリロードされるのでおすすめ)する必要があるでしょう。
個人的には、エイムの赤色が見にくかったので緑色にしました。
何も知らない状態でプレイすると、操作方法がわからず死亡するでしょう。僕は完全に操作を忘れていました。
あと、ひたすらボタン連打をするので、指がとても疲れます。
マジシャン戦の比較
リメイク
原作
クリアするとアーカイブに追加される
VR2で発売すべき!! だが……
本作を知っている誰もが同じことを思うでしょう。制作もわかっているけど、VR2版を開発する力やお金、人員またそのどれもが足りないんでしょうね……。
非常に失礼だとは承知で綴りますが、VR2で覇権を取れる可能性もある作品だと考えているので、しっかり開発できる企業に譲渡して欲しいかも、、、などとイチ個人としては思っています。
クリア時間・クリア後
一周するだけならば、~一時間ほどでしょうか……。クリア後は特になし。
攻略情報
基本的に、仲間全員を救い出す必要があります。覚えゲーですね。
トロフィーの獲得基準がわからないのですが、数多くありそうです
まとめ
色々書きましたが、銃で撃ちまくるだけの洗練された作品なので、そんなに書くことがないです。
PSNowでは過去作がプレイ出来たんですけど(『3』をプレイしてテンポが好きじゃなかった記憶あり)、PSPlusに変わってからは見当たらなかったのでプレイ出来ないのが現在の状態でしょう。
面白さは確実にありますが、ボリュームの少なさもあり、人を大きく選ぶ作品だと思います。友人や恋人とプレイする人にはおすすめです。シェアハウスなどに一本あると盛り上がりそう。
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