【2024年9月3日 追記・更新】
2022年12月1日に発売されたPS4、Nintendo Switchソフト『死噛 ~シビトマギレ~』をクリアした感想・評価を綴っています。項によっては、ネタバレ注意です。
死噛(シニガミ) ~シビトマギレ~ とは
永遠ノ契リヲ……
ジャパニーズホラーのじっとりとした静かな“恐怖”をテーマに、魅力的なキャラクターと美麗なグラフィックでホラーADVの新境地へ挑み続ける“心霊ホラーADV”シリーズ最新作。『死印』の続編として、より作品に没入し“恐怖”を体感いただくため、シナリオ・イベントCGのボリュームを大幅にアップ。サイドビュー視点の導入やタッグシステムの強化など、システムとしてもより遊びやすく進化しております。
プレイ人数:1人
ジャンル:学園伝承・心霊ホラーADV
CERO:Z
前作『死印』は未プレイですが、早期購入特典の漫画は読了・本作クリア後に『死印』を購入した段階で記事を執筆しています。
クリアした感想・評価
ストーリー構成が良く、最初から最後まで面白い
由緒ある学園を舞台にしたサスペンス・ホラー
東京都H市にある名門「近衛原学園」で起こる怪異事件に、“怪医家”という異名で呼ばれる九条家当主のあの男が挑む。
学園に潜む“シビト”からの予告状、捜索の過程で見つかる変わり果てた姿の生徒たち。その手は、主人公である「アナタ」を追い詰めていく……。
本作の舞台は高校。シビトと呼ばれる謎の存在から予告状が届く→主人公は校長に雇われてその謎を解くのが基本の流れ。二章:トイレの華子・五章:コックリおじさん など、章のタイトルに因んだ怪異が生まれた謎を解明します。また、怪異に標的にされた生徒を特定し、その人物が関わった事件についても探究していくことに。
全部で七章あるのですが、一つひとつの章の構成・登場キャラ・展開的にも面白く、かつ最終的には全ての謎をプレーヤーが推理して解き明かす流れになっているので、連結短編集のような印象でした。ゲームへの落とし込み方も◎。
予告状に記された謎を解き、死の宣告をされた生徒を救うことが目的
例えば、この一枚の写真。画像右の教師を破滅させた一枚ですが、写真の女子生徒もそうですし、企てた友人たちも事件に絡んでおり、その愛憎と悲劇によって怪異が誕生したという過程を知ることに
高校という閉鎖された環境内での人間関係のごちゃごちゃが非常に良く描写されており、リアリティがありました。恋愛といじめがセットだったり、誰かが称賛される裏では、嫉妬や羨望があったり……。そういった感情が事件または怪異を生む原因になっています。
事件を解決はするものの、遠回しに淫行教師と言われたり。体育教師が教育実習生にしつこく絡む音声が流出してたことを思い出したりと、リアリティがあるのも本作の魅力でした。
事件の手掛かりとなるファイルも、土地に由来するものだったり様々。クリア後はタイトルにも納得出来るでしょう。こういった行動を繰り返し、怪異が執着している何かを見極め、それに因んだアイテムを正しく使用することで怪異をも救うことが主人公(プレーヤー)がすべきことになります。
ファイルをしっかり読んでいれば躓くことはないので、難易度は低め。ただ、国語の試験で「作者の心境を答えよ」ってあったじゃないですか。あの問題が解けるくらいの読解力があった方がスムーズに進行出来るかもしれません。
シビトの正体を解き明かしましょう★
基本は一本道だが、移動は楽しい
新たな視点、新たなシステムで感じる“恐怖”
本作では、施設移動時に“サイドビュー”を採用。調査時の1人称視点と組み合わさることで、より作品に没入し、怖さを感じることができるように。
ノベルゲームの移動と言えば、カーソルを合わせて背景が変わるだけというものが大半だと思いますが、本作は2D(xy軸のみ)で移動が出来ます。
環境音が良いのか移動感度が良いのか具体的な言及は出来ないのですが、、、自分で移動する楽しさを本作では常に感じていましたね。フラグを見つけて、収集要素を回収するだけで新しい要素もないのですが、、、個人的には好きでした。ロード時間も短かったです(Switch版)。
後ろをついてくる仲間キャラの腕の振り方も一人ひとり違ったり。おっぱいが揺れるキャラもいました。
収集要素は、歯(なぜ歯だったのかは謎)
この歯に関しては、全部集めないと人物ファイルが追記されないので、全て回収すべきでしょう。ただ、闇雲に再配置されるような意地悪さはなく、新しいエリアやストーリー進行のフラグ付近にあることが多かった印象です。後述していますが、ユーザーフレンドリーな作品でもあります。
序盤は自由に移動出来ず、フラグ回収がやや強制される感じ。校舎の中を覚えろってことだと思います。新校舎と旧校舎の移動を繰り返すのですが、構造は同じなのでわかりやすい上に、行くべき場所のヒントは仲間から教えて貰えます。
サスペンシブアクトに緊迫感が欲しかった
主に怪異と対峙した時に発生するアクション。緊迫した場面で正しい選択肢を選ぶことで、状況を打開するというものです。失敗すれば精魂の数字が減り(画像では39・霊魂だったかも)、0になるとゲームオーバー。前作のデッドリーチョイスに代わるものですね。
前作のように時限性にすれば良かった気もする
状況は緊迫してるんですけど、、、選択肢を選ぶ画面では怪異ファイルや人物ファイルを時間制限なしで見直すことが可能なんです。なので、プレーヤーはあまりドキドキしないんですよね(制作視点だと悩んだ部分だとは思うが)。
精魂(HPみたいなモノ)が0になるとゲームオーバー。でも、直前からやり直せるユーザーフレンドリー仕様。ストレスがなさすぎる印象です。
また、確率なので失敗することも。お供の仲間や装備品によっても確率が変わります。でも、気にならない。
一応ステータスがあり、レベルも上がります。サスペンシブアクトの成功率に関わるぐらいで、他には特にない印象。仲間キャラでも器用が高かったり、肉体が高かったりするので、状況に応じて使い分けるのが攻略のコツなんでしょうね。
モップを武器として使う行動ではなく、モップについた牛乳の臭いが有効だったり。アイテムの使い方が独特なのは面白い部分でした。正しい選択にこじつけ感がなかったのも◎。
キャラ描写がとても上手い
本作はフルボイスではありません。シンプルに絵が上手という表現の面もあるでしょうが、セリフの充て方が上手だと記しておきます。特徴的な語尾を会話の最後につけたりするのではなく、性格を想起させるような会話が上手という意味です。
例えば、広尾まどか。前作未プレイなので早期購入特典の漫画で見ただけのキャラでしたが、目つきがやや悪い・刺々しい・皮肉が上手い・けれど心を開いた人物には信頼を寄せるなどなど、すんなりと理解出来たキャラでした。
個人的に、ゲームに没入するキッカケになった絹川みちほ。高校時代の元カノそっくりの容姿と体型で、文字通りそのおっぱいに溺れてダメになりました……。
生徒の描き分けなんかも上手で、比較的リアリティがあったのも個人的には良かったです。
神経質で現実主義者の坂本律先生。主人公に敵意を向けてきますが、常識の範疇というか、こちらも現実的でむしろ主人公を演出するためにも重要なキャラと言えるでしょう。38歳という驚きがありました(後述)。
初心者向け&ユーザーフレンドリー
グロ&恐怖表現がマイルドになる仕様もありますし、ゲームプレイ自体は簡単でフラグわかりやすく、ミスしてもやり直しが効く上に、ストーリーもわかりやすい。良い意味で初心者にもおすすめ出来る作品になっています。
RPGのボス戦前のようなお知らせも。
怖さよりも、グロさがある(閲覧注意)
この項はGoogleからお叱りがあった場合は削除します
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ムービーもちょこちょこあるのですが、一枚絵がゲームの基本ということもありますし、個人的な耐性もあるとは思います。グロいっちゃグロいのですが、思っていたよりもグロくなかったです。
本当にグロくて日本で発売中止になったカリストプロトコルを最近やったからかもしれません↑↑
コントローラーの振動とセットでビビらせにくることはあれど、怖いという感情は一度もなかったです(サバイバルホラーのやり過ぎかも?)。もうちょっとプレーヤーにストレスを与えて欲しかった、、、と個人的には感じています。
主人公を理解する
シビト事件の調査を頼まれ、学園へやってきた男。数か月前にとある心霊事件を解決し、それがオカルト雑誌に紹介された事で、今では怪医家(かいいか)などという異名でも知られるようになった。
主人公の八敷は、心霊・怪奇現象を背景から理解して解決する人物です。
ゲーム最序盤に、「怪異が蠢く死地へ向かうか、それとも帰宅するか」という選択をプレーヤーが選ぶ場面。この場合の恐怖とは、もちろん死ぬかもしれないというもの。
帰宅するというだけで、逃げ出す 選択になるとのこと。いやー、だって夜のおばけが出る学校の旧校舎なんて行きたくないしなあ~しかも死ぬ確率が高いのに……とりあえず帰宅しよ~と思って逃げ出したのですが……
ゲームオーバーに……笑。
これはプレーヤーに対して、主人公の運命や性分を受け入れて貰うためにも重要な演出だったのかな、と。そりゃゲームオーバーになるよねえ~と分かってはいたのですが、改めて納得させられましたね。そういう意味ではナイスな演出だと言えるでしょう。
詳細に語られる訳ではないですが、前作のネタバレも出てきます。そう言えば、メリイのことは全く触れてなかった。
死者への敬意と哀憐(あいれん)を失いたくない
死ぬ=消えるわけじゃない。むしろ強く残り続ける、みたいなことを言っていたのは印象深かったです。
成り行きとは言え、教師になる展開は面白かったですね。
怪異が相手なのでどうしても結果を出すのが難しい……。損な役回りというか、責任を問われることも。
この事件に関わらなきゃよかったの? という問い。そんなこと聞かんでよ……と思ったり
僕もブロガーという個人事業主なんで思うところは多かったんですけど、命の危機に晒されるばかりで仕事を選ばないのはスゴイな、と。なぜか主人公に感情移入出来た、という点が個人的には珍しかったです。
かけ離れた倫理観のキャラクターを動かせるのもゲームの醍醐味でしょう。そんな醍醐味を楽しめた作品だったと感じています。
ちなみに、前作『死印』では容姿をある程度カスタマイズ出来ました(本作クリア後に購入してプレイ中)
前作プレイをおすすめしたい理由
また、シリーズの特徴である“バディシステム”も強化。シーンにあわせた同行者選択で成功度が変化する“サスペンシブアクト”により、サスペンス要素もさらに楽しんでいただけます。
前作未プレイで本作をクリアしましたが、、、前作をおすすめしたい理由があります。まず、早期購入特典の『死印』の漫画がおすすめ出来ない(後述)。そして、前作の登場人物が数多く登場して一緒に行動出来るからです。
前作キャラが割りと無理やり登場する(協力してくれる)のですが、それも悪くないんですよね。共通の事件の被害者だからこその絆・信頼も見えます。これも前述したキャラ描写が上手だからこそ。
この一枚絵はすごく良い。プレイ済みだと、もっとたまらない気持ちになりそう?
ちなみに、本作クリア後にSteam版を購入したのですが、タイトルが『死印』ではなく『Spirit Hunter Death Mark』でした。
その他・小ネタ
真下は強キャラ感を出してるものの、体重56キロはさすがにガリガリでひ弱と言わざるを得ません(FF4のカインを思い出した)。僕は175センチ71キロのやや筋肉質なので、この部分だけどうしても納得出来ませんでした。下半身がガリガリ=足腰にパワーがない、でも紙袋の中身も含めると強いんだと思います。
クリッカー……??
Tormented Soulsで見たかも
アクティオンゾウカブト を検索してたのですが、キュートなのかわかりませんでした。かっこいいとか強そうとか神々しいとかならまだわかるのですが……
苦手:論理的でないもの全て これすごくわかるなあと。性格に難がある人物の描写が上手やな~と、性格に難があって就活に失敗した僕は思ったのでした。
こいつの存在は一体なんやったんや……
怪異からもフリョウと呼ばれてしまう翔くん(ちょっと笑った部分)。どこが不良なのかわからなかったので人物ファイルを見ると、、、高3で留年・趣味が単車を乗り回す事だそう。
このゲームの定義だと、僕も不良になりますね……
スキップ機能が優秀で気持ちが良い
違う会話パターンを試したい・生死分岐・エンディング分岐・イラストを見たいなど、同じ章をやり直す理由は色々あると思われる
本作は会話のスキップ機能があります。一度表示した会話は自動でスキップする一方、そうでない会話が出た時にはピタッと止まるんですよね。このピタッと止まるのが気持ちが良いくらいピタッと止まるんです。なので、やり直すストレスも少なく、作業感も少なめ。素晴らしい機能だと感じたので記しておきます。
早期購入特典の漫画に不満あり
【早期購入特典】“恵那”先生描きおろしのコミカライズ『死印』を同梱
前作『死印』本編部を完全コミカライズ化した、400Pを超えるボリュームの単行本(B6サイズ)を、パッケージ版のみに、「早期購入特典」にて同梱。『死印』未プレイの方も、プレイ前に読むことで、本作を何倍も楽しむことができます。
単行本のために書き下ろされた、主人公と印人たちのスピンオフエピローグ(16P)も収録。
前作未プレイで、この漫画を読むことで前作『死印』をプレイ済みの経験に近付けた状態で本作をプレイしよう! と目論んでいたのですが……アテが外れました。
絵にエネルギーはあるのですが、前作未プレイだと行間が全然読めないんですよね。展開・テンポが早いので、演出が先行してるようにしか感じず、情報が足りずについていけないんです。キャラ描写と背景・設定描写も不足しているように感じるので、完全に前作プレイ済みの方向けという感想・評価です。前作クリアしたけど思い出したい、という方にはおすすめ出来るかもしれません。
でも、ネタバレはしっかりしているので(主人公の正体・メリイなど)、本作クリア後に『死印』をやりたくなった僕としては、ミスったな……と感じています……(死印クリア後に追記しますが、その時に印象が変わっているかも? ですが)。
分厚い本で読みづらさもあり、インクの臭いも強めなので、読書をする人間としてもおすすめしづらい印象です。やはりゲーム本編のプレイが素直におすすめでしょうか。
前述の不満とは全く関係ないのですが、萌の隠れ巨乳感もボリュームダウンしているような
(2022年12月28日追記)
ゲームでくちゃら花嫁が終わった段階で読み直してみたんですけど、、、
- 怪異が生まれた背景の描写がかなり甘い
- キャラの描写が一律でなく、基本的に弱い
- 主人公のリアクションが多い
こういった理由で上記のような感想を抱くに至ってますね。特に、怪異が生まれた背景というのはゲーム内ではプレーヤーが探索して丁寧に把握していくものだと思われますが、漫画では本に納めるという都合でカットされてる気がします。キャラについても、連れていくキャラとそうでないキャラがいて、プレーヤーと思い入れが全く共有されていない点も仕方ないとは思いますが、、、このような理由で、全く伝わらないです。
改めて、書くのはアレですが、初見の方には全く以ておすすめ出来ません。
STEAM版が2024年2月15日に配信!
『Spirit Hunter: Death Mark II』というタイトルで配信開始しました!
クリア時間・クリア後
クリア時間は、グッドエンド・バッドエンド含めると13~14時間ほど。
クリア後は、サスペンシブアクトを100パーに調整可能です。また、クリアデータで任意の章からやり直し可能。仲間の生死を変更可能でした。
2周目6章は坂本先生を説得してグッドエンドを見ましょう!
ネタバレ注意!!
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ストーリーとシビトの正体
虫と黴(カビ)が本作のカギでした
舞台になっている近衛原学園は元々、土地神の虫噛さま・黴噛さまを祀る神社があった。その神社を取り壊した場所に学校を建設。
幸せな嫁入りのはずが、、、虫噛さま・黴噛さまに嫁ぐため、花嫁は虫と黴を植え付けられ屍人の姿になる『シビトの嫁入り』という恐ろしい風習があった(画像↑↑)。学園の象徴である時計塔建設の際に、『シビトの嫁入り』で犠牲になった少女達への慰めのつもりで初代校長が人形少女を祀る。この人形少女に、『シビトの嫁入り』の犠牲者二人が宿っていた。
主人公が学園にやってくる少し前のタイミングで、時計塔を訪れた堂領・みちほの二人を呪い殺し、体を奪って学園へ潜伏。怪異事件が始まる。
繭村美妃子→堂領姫子
繭村美千代→絹川みちほ
シビトの正体の本質は繭村姉妹だが、本作ではシビトに体を奪われた堂領とみちほの二人、ということになる。
各章の怪異はシビトが婿の器を試すために生み出したもので、全ては二人によって仕組まれたものだったと言える。
堂領とみちほの二人はシビトに殺されたけど、人形の魂に。
グッドエンド
グッドエンドでは、全員生還&坂本律先生を説得して救う必要あり(1周目は不可能なので、仲間キャラ(柏木愛・長嶋翔・広尾まどか)が全員生存している場合は2周目6章からやり直せばOK)。でも、堀越ナオミ、泉、空手の生徒などは死んだままでした。
グッドエンドだと、シビトが主人公に感謝→体と魂を元の二人に戻す。二人のシビトだった時の記憶は失われていたが、その二人が主人公の家に訪問して記憶を取り戻すという終わり方。
堂領とみちほが生存、記憶も取り戻した状態で主人公との関係も良好という終わり方でした。主人公的には最も報われた終わり方という印象です。続編があれば登場しそう。
バッドエンド
バッドエンドは嫌いじゃなかったですね。プレーヤーがシビトを推理する→外れるとこの終わり方になるっぽいです。シビトに殺されて、事件も公になっておしまいというだけですが……(人形少女をシビトと決めつけると、ちょっと悲しい展開になる)積み上げてきた関係をこのように清算する終わり方は好きでした。
おっぱいへの執着について
堂領姫子はカモフラージュだったってことですね
不良少女も堂領も、イラストだとおっぱいがやけに強調されている印象です
みちほは怪異が取り憑いたとは言え、やっぱり脱がされましたね……。
エロいというよりも、なんやこの訳のわからん状況は……というのが第一印象でした笑。ゲームの没入感が切れた部分でもあるので、ゲーム的には必要だったのかわからないですね。とにかくエロい絵を描きたいからこの場面を作ったというか、手段と目的が逆になったような気さえしました笑。堂領(右)の太ももは、ライザど同レベル。
38歳でブラジャーを中央から虫に破られる坂本先生……。坂本先生を脱がす必要性を個人的には感じなかったので、これは制作の執念と考えています。
ちなみに、本作では萌のおっぱいは出てこず……。
堀越ナオミのスリーサイズはクリア後も不明なままでした。
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前作『死印』をクリアした感想
(2022年12月30日追記)
- 操作性が悪い
- 会話を送るのにいちいちボタンを押す必要がある、でも、自動スキップは遅い。
- 移動がない(フツーのノベルゲーム)
- 探索に明確な順序がある(探す→見る→道具を使う、というような)。これが面倒くさい
- 防空壕の謎解きが難しいというか、文字が読めない
というマイナス要素があったものの、慣れれば没入感があり、楽しむことが出来ました。前作をリアルタイムでプレイした方は、『シビトマギレ』の発売はそれはもう嬉しかったのではないでしょうか。クラウドファンディングへの理解も容易に出来ますよね。
『死印』では気が利きすぎて将来が不安視されるすず。その背景には複雑な家庭事情があったことを具体的に知り、少しげんなりしました。『シビトマギレ↓↓』ではあまり出番がなかったのですが、印象深かったです。
広尾さんは真下に次ぐヒロイン&脱ぎ要員だったんですね……。神楽鈴を鳴らす役割もありましたし、何より登場シーンが多かった。
バンシーさんのこの場面は不謹慎ながら笑ってしまいました。。。笑
Steam版にはクリア後におもかげ(ギャラリー)がありましたし、追加DLC?の赤ずきんもプレイ出来ました。とても面白かったですし、何より『シビトマギレ』に反省点(移動とかボタン操作とか)が完璧に活かされている点は驚くばかりでした。
ちなみに、『NG』もプレイステーションストアで体験版が配信されています。こちらは設定がなろう系というか、異世界転生みたいなノリ(ラノベっぽい感じ?)で、個人的には苦手だったので切りました。リアリティがあるという点が個人的には重要である、と比較した上で自信を持って言える、と綴っておきます。
まとめ
ものすごく面白かったです! ゲーム経験を問わずに楽しめる作品だと思うので初心者にもおすすめ出来ますし、神ゲーと評しても良いと思います。細かい点よりも、個人的にはもう少しプレーヤーにストレスを与えて欲しかったな~と思ったくらいですかね。
また、早期購入特典の漫画の出来は個人的に不満でした。→『死印』クリア後に読み返した感想としては、漫画という媒体が全く合っていない、という感想に落ち着きました。
心霊ホラーADV シリーズ全集 死印×NG×死噛が6月20日に発売決定!
シリーズ累計出荷本数30万本以上、魅力的なキャラクターと美麗なビジュアルでジャパニーズホラーの新境地へと挑んだ、“心霊ホラーADVシリーズ” 『死印』『NG』『死噛』の3タイトルを、一本で楽しんでいただけるお買い得なパッケージです。
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