僕の人生、変な人ばっかり!

あだ名は「もも」。詳しいプロフィール・人気記事セレクションはidへ。【福岡県在住】問い合わせ:momonga33yuin@gmail.com

【オラと博士の夏休み】クリアした感想・評価を綴る(ネタバレ注意!!)

f:id:momotoyuin:20210715195950j:plain

【2024年2月23日 新作『炭の町のシロ』のレビュー など追記・更新】

2021年7月15日発売のNintendo Switchソフト『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」~おわらない七日間の旅~』をクリアした感想・評価になります。項によってはネタバレをガッツリしているので、その点は注意です。

 

炭の町のシロも↓↓

www.momotoyuin.com

 

クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』~おわらない七日間の旅~とは

夏休みを九州で過ごすことになった、しんちゃんと野原一家。自然豊かな町「アッソー」で、一週間の生活がはじまります。朝は、ラジオに合わせて元気に体操! めずらしい虫をつかまえたり、近くの小川で魚を釣ったり。
楽しい夏休みを過ごすはずだったのですが。。。変わった博士との出会いから、不思議な出来事が起こり始めます。『ぼくのなつやすみ』シリーズの綾部和(ミレニアムキッチン)が贈る新しい冒険物語!

game.neoscorp.jp

プレーヤー:1人

CERO:A

ジャンル:夏休み体験アドベンチャー

クレヨンしんちゃんは、初期~中期の頃はよく見てました。ちなみに、しのぶが好きです(しんちゃんのせいでバイトをクビになる女子大生)。

 

f:id:momotoyuin:20210715220207j:plain

物語の舞台は、阿蘇の隣町の「アッソー」。野原家一同は、みさえの友達のヨヨコおねいさんの家で居候させてもらうことに。ちなみに、みさえの故郷は阿蘇です。

 

夏休みの過ごし方は自由で、懐かしい

f:id:momotoyuin:20210715195404j:plain

みんなで集まってアッソー体操(ラジオ体操的な)をして、食事をするのが朝の決まり。

 

f:id:momotoyuin:20210715195438j:plain

f:id:momotoyuin:20210715215823j:plain

f:id:momotoyuin:20210715215829j:plain

その後の自由行動では、魚釣り、虫取り、野菜づくり、山菜採り、おつかいをして金策、子供同士で秘密基地で恐竜バトル、カフェ&バーでDJあそびなどが出来ます。難しい操作は一切ありません。セミの鳴き声がBGMです。

 

f:id:momotoyuin:20210715215751j:plain

f:id:momotoyuin:20210715215810j:plain

これらを絵日記にして、新聞のネタを提供することで発行数を伸ばしてボーナスがもらえたり。夕方になると、シロが迎えにきて、家に強制送還。食事やお風呂などの描写があり、少し自由時間も。

f:id:momotoyuin:20210715193917j:plain

f:id:momotoyuin:20210715193545j:plain

画像一番左は、ヨヨコの妹で中学生のララコ。しんちゃんの面倒を見てくれます。画像一番右は、二人の父親:キャップ。家と併設して新聞社を営んでいます。

 

f:id:momotoyuin:20210715213458j:plain

かずまくん、キネちゃん、まさやくん、ブーちゃんといった、カスカベの友達を想起させる友人たちも登場。夏休みの7日間をどのように過ごしてもOKです!

この一連の流れだけでも、色々と思いを馳せていました。あたたかい人たちに囲まれていたという事実を認識し直しまし、そういった会話がこのゲームにはあります。また、朝のラジオ体操もしていましたし、秘密基地で集まって遊んだり、昔は遺産争いとかなくて親戚一同で食事したなあとか、虫を触れたのになあ……とか。

 

f:id:momotoyuin:20210715220053j:plain

また、物語のキーマンになるのが、自称マッドサイエンティスト:あくの博士。たしかに、下半身露出男とかシンナー吸いとか小学生の頃おったなあ……と思い出していたのですが、そういうヤバイ人ではありません。夏休み要素を邪魔せずに、ゲームを盛り上げてくれるナイスキャラです。

  

熊本・阿蘇を感じるスクショ集

f:id:momotoyuin:20210715195323j:plain

f:id:momotoyuin:20210715193504j:plain

f:id:momotoyuin:20210715193515j:plain

この辺は、割と再現度が高いですよね

 

f:id:momotoyuin:20210715193612j:plain

f:id:momotoyuin:20210715194031j:plain

阿蘇パノラマラインが美しい。貝塚(凹んでいる山)などもあり、テンションアップ。赤牛もその辺にいます

 

f:id:momotoyuin:20210715202056j:plain

f:id:momotoyuin:20210715214043j:plain

f:id:momotoyuin:20210715194235j:plain

ロープウェイや噴火口も。

 

f:id:momotoyuin:20210715195255j:plain

f:id:momotoyuin:20210715201444j:plain

通潤橋や水源の梅花藻も。湧き水や水源も阿蘇には数多くあります。

 

f:id:momotoyuin:20210715195310j:plain

f:id:momotoyuin:20210715195543j:plain

南阿蘇鉄道も。

僕は南阿蘇がめちゃくちゃ好きです。なので、阿蘇を感じられる風景を楽しむことが出来ました。なので、タイトルもアッソーではなく、阿蘇にしています。

www.momotoyuin.com

www.momotoyuin.com

www.momotoyuin.com

 

ストーリーはハッピーエンド(超ネタバレ注意)

この項では、ストーリーをガッツリネタバレしているので、注意です。

 

f:id:momotoyuin:20210715213554j:plain

しんちゃんは、アッソーで自称マッドサイエンティスト:あくの博士と出会います。あくの博士は、タイムマシンを所有しており、恐竜をアッソーに召喚させます。

f:id:momotoyuin:20210715214251j:plain

f:id:momotoyuin:20210715214242j:plain

f:id:momotoyuin:20210715214233j:plain

恐竜がいたり、カスカベにいた友達にそっくりな人がいたりと、しんちゃんは異変に気付きます。そこで、あくの博士の目的やタイムマシンによる影響だと知ることに。

 

f:id:momotoyuin:20210716003049j:plain

ふあふあ、パウパウ とわとわ、チリチリ ら行をぬいて…… という呪文的なものを唱えてボタンを押すと、恐竜が召喚されます。何かの意味があったんですかね……?

 

あくの博士がこのようなことをした動機は、簡潔に言えば承認欲求の充足+世界中の遊園地を巡りたいというもの。ですが、恐竜はアッソー体操に参加したり、野菜の収穫を手伝ってくれたり、ファストトラベルをしてくれたりと、何も悪いことをしないのでアッソーの人たちに受け入れられます。

f:id:momotoyuin:20210715213803j:plain

あくの博士自体も根っからの悪者ではなく、鹿児島に住む母親に毎月仕送りをするなど優しい一面も。マッドサイエンティストというより、街にいる変わったおじさん・変な人みたいなポジションでしょうか。

あくの博士により、しんちゃんは7日間の夏休みを何回もループさせられることになります。

夏休みを繰り返す過程で、あくの博士がパラレルワールドを作ろうとしていたことがわかります。

 

f:id:momotoyuin:20210715213709j:plain

f:id:momotoyuin:20210715214011j:plain

3回目の夏休みで、あくの博士が召喚した恐竜は、絵本の内容が元になっていることが発覚。絵本はひのやま家に元々あったもの。よって、絵本の内容に沿って恐竜たちを元の世界へ導けるんじゃないか、という流れに。

 

f:id:momotoyuin:20210715213959j:plain

f:id:momotoyuin:20210715213950j:plain

福岡市内まで見える光が……!!

 

f:id:momotoyuin:20210715214024j:plain

無事に、恐竜たちは元の時代へ戻ったのでした。絵本のタイトルのヒヒコがいます。ヨヨコの祖先でしょう。

 

f:id:momotoyuin:20210715215056j:plain

恐竜がいなくなったアッソーでは、以前からいい感じだったヨヨコカップルが結婚(文章では端折ってますが、それなりに描写あるので自然な流れ)。そして、キャップと美子もくっつき、あくの博士もついでに祝ってもらえてハッピーエンド。キャップは博士を取材することで、博士は承認欲求が満たされたようです。

 

f:id:momotoyuin:20210715214125j:plain

最後はハッピーエンドでアッソーを離れるのでした。何も不満なく、ただただ面白かったです。

 

デメリットを述べるならば

  • イベントやゲーム性、ボリューム自体は少なめ
  • 野原家全体で何かをすることは、ない
  • クレヨンしんちゃん×阿蘇×ぼくのなつやすみに対する知識や好感度でゲームへの没入度が変わると思われる
  • 一般的な夏休みの思い出を網羅しているわけではない(たぶん)。具体的には、みんなで花火とか、地域の夏祭りとかですかね。
  • かなり個人的な不満になりますが、南阿蘇なら一心行の大桜が見たかったかな、と。
  • ひまわりの出番が少なかった印象あり。これは仕方ないと思います。f:id:momotoyuin:20210715193917j:plain

 

第二回恐竜バトル大会があまりにも難しすぎる

f:id:momotoyuin:20210715194109j:plain

これは本当に謎でした。第一回の恐竜バトル大会は、なんとか4連勝できました(ロープウェイが解放されます)。しかし、第二回の恐竜バトル大会は、新聞の発行数を伸ばして貰った全能力が80アップするアイテムを使っても、敵のHPが必ず2倍近くあり、全く勝てませんでした……。

f:id:momotoyuin:20210715194140j:plain

じゃんけんに必ず勝つ方法があれば勝てると思うのですが……。あいこのルーレットも鬼畜難易度になり、結局勝てず。

 

ララコと美子の影響で、性癖が……(超ネタバレ注意)

f:id:momotoyuin:20210715195216j:plain

クレヨンしんちゃんのアニメで登場するななこおねえさんっているじゃないですか。あのポジションに黒髪美子というキャラが登場します。案の定しんちゃんは美子に一目惚れするのですが、ななこおねえさんのように美子はしんちゃんを見てくれないんです。

というのも、上司であるキャップに恋しており、仕事中の様子を監視するくらい熱中しています。絵日記を書いて新聞の発行数を伸ばせばデートしてあげる、と美子に約束してもらえ、ゲーム内のしんちゃんはデートをモチベーションに絵日記を書くことになるのですが、、、。

f:id:momotoyuin:20210715194628j:plain

一応、新聞社を最高レベルにして、美子とデートイベントもこなしたのですが、、、絶対に振り向いてくれない人を好きでい続けることに、個人的には疑問を感じてしまいました。心なしか、しんちゃんも美子に対する熱意がないように思えます。

ストーリーのネタバレになりますが、恐竜を元の世界に戻すための条件的なものがあり、展開的に、キャップと美子は結ばれます。

f:id:momotoyuin:20210715211746j:plain

展開的に仕方ないのですが……ここが一番シビアでしたかね

 

一方で、中学生のララコは(居候先にいる、みさえの友達の妹)しんちゃんに終始優しいです。それは、時間経過でセリフが変わるほど明らかに。 

f:id:momotoyuin:20210715194658j:plain

最初の7日間

 

f:id:momotoyuin:20210715194640j:plain

2回目の7日間

 

f:id:momotoyuin:20210715194610j:plain

3回目は、、、。恋愛的な意味ではないと思われますが、一人のプレーヤーとして心打たれるものがありました。中学生のお姉さんにこんなこと言われたら。。。

いわゆる、おねショタってやつですね。

つまり、ララコ→しんちゃん→美子⇔キャップって関係なんです。美子はあくまでフリで、プレーヤーはララコが好きになりがちだと思うので、お子さんがプレイしたら性癖が形成される?歪む?可能性がそこそこあるんじゃないかと思ったので、言及しておきます。(余計なお世話かも?)

 

声優一覧

しんのすけ小林由美子

みさえ:ならはしみき

ひろし:森川智之

ひまわり:こおろぎさとみ

シロ・かずま:真柴摩利

キネ:林玉緒

ブーちゃん:佐藤智恵

まさや:一龍斎貞友

あくの博士:宮澤正

ヨヨコ:小原莉子

ララコ:錦織めぐみ

キャップ:弦徳

ナレーション・青山はた:元吉有希子

主題歌:「まわる僕らと銀河系」→初回限定のサウンドトラックにもshort.verが収録されていました。

 

クリア時間・クリア後

f:id:momotoyuin:20210715202658j:plain

ニューゲーム+が解禁されます。ストーリーを除く絵日記以外は、全て引き継がれていました(いきもの図鑑・金・おやつ・目標など)。

クリア時間は、8時間くらい。魚釣りや虫取り、新聞社で★5も得て、イベントもしっかりこなしました。クリア時の図鑑完成度は

魚:21/32種類

虫:35/48種類

でした。これらを全種類コンプしたらどうなるのか……。わかり次第、追記します。

 

攻略メモ

基本的には、目標にある項目をクリアすればOK。魚や虫をゲット・人に話しかける・おつかいをこなす・新聞社で~の流れですね。行けない場所は、ストーリーを進めることで進めるようになります。

釣りのコツは、魚影を見ることに尽きます。魚は三回つっついてくることが多い印象があります。なので、四回目~で浮きが沈んだタイミングで◯を押しましょう。ただ、逃げられても魚影は消えないので再度挑戦できます。

虫取りは、捕まえたものがない種類は光る、とありますが、光ってるか怪しいものも多い印象です。なので、片っ端から捕まえた方が良いかもしれません。

朝ごはんの時に、あくの博士に取材とか、ひみつの場所で恐竜バトルとか、ヒントが出ることもあるので、素直に従いましょう。

また、おつかいのボーナス(ヨヨコから貰える)は、MAXで300円。忍法カレーで確認→霧島ストアで購入→忍法カレーに報告→ヨヨコに報告してボーナスゲットという流れをしてしまうと思いますが笑、お金の使い道はほぼないのでする必要はなかったです。。。おにぎり代くらいですかね。

f:id:momotoyuin:20210715222545j:plain

また、レアな虫や魚は出現条件が厳しく、ヒントを得られるのも最終盤なので、一周目でゲットすることは非常に難しくなっています。『あつ森』では美術館を完成させたのですが、今作は図鑑だけなので、個人的には完成させるモチベーションは少なめです。もうちょっとプレイしてみて、追記していきます。

f:id:momotoyuin:20210715203418j:plain

クチキコオロギ。夕方の駅裏の~。こんなんわからないよ……。

 

f:id:momotoyuin:20210715203421j:plain

ゴイシツバメシジミ。早朝限定のようです。

 

f:id:momotoyuin:20210715203436j:plain

アオハタトンボ

 

f:id:momotoyuin:20210715203440j:plain

ニッポンバラタナゴ。

 

おまけ

f:id:momotoyuin:20210716151330j:plain

夜になると、ひろしは毎晩キャップとお酒を飲んでいます。居候先とは言え、妻の友人の父親と7日間もお酒を飲むとは……。圧倒的なコミュニケーション能力の高さを感じた一コマ。

 

f:id:momotoyuin:20210716151622j:plain

霧島ストアで買い物をすると、バイビー!!! と言われます。懐かしい。。。

 

f:id:momotoyuin:20210717010343j:plain

初回限定版はサントラのダウンロードが出来ます(6曲)。

 

f:id:momotoyuin:20210717000627p:plain

熊本県は15日、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の主人公で幼稚園児の野原しんのすけを、熊本地震で被災した阿蘇地域の魅力を発信する応援隊長に任命した。任期は来年3月末まで。

~中略~

県は、草千里や大観峰など阿蘇の観光地約20カ所を巡るデジタルスタンプラリーを検討している。しんのすけらと記念撮影できるよう、現実の光景に架空の物体を重ねて映す「拡張現実(AR)」機能を備えたスマートフォン専用アプリを8月に公開する予定。引用: 熊本日日新聞社

今作発売のタイミングで、しんちゃんが阿蘇の応援隊長に任命されました。AR機能アプリを利用したスタンプラリーは、日田市の進撃の巨人が有名でしょう。

 

STEAM版が2022年8月31日、PS4版が2023年1月26日に発売決定!

store.steampowered.com

PS4版の発売も同日か!? と噂されていますね。追記します。

→2023年1月26日に発売が決定しました!

 

新作『炭の町のシロ』が発売決定!

2023年9月14日のニンダイで発表されました。

秋田が舞台とのことで、オラ夏の続編と言っても良いでしょう……!! 今冬発売予定とのことです。

 

まとめ

一般論になりますが、子供よりも、大人がプレイした方が楽しめるのではないかと考えます。阿蘇の美しい自然をもう一度見に行かねばと思いましたし、子供の頃の懐かしい思い出も共有したくなるでしょう。完全ではないですが、『ぼくのなつやすみ』シリーズらしさももちろんあります。釣りや虫取りをしていると『あつまれ どうぶつの森』にはなかった童心に帰る、という要素が際立っていると感じましたし、舞台が南阿蘇というのが個人的には良かったです。

体験版がなくてやや不安でしたが、ストーリーはスッキリとしたハッピーエンド。やさしい人しかいなくて懐かしい世界観。ストレスなく楽しめるゲーム性……そういった点を踏まえても、個人的には深く刺さった作品でした。

 

 

関連記事

www.momotoyuin.com

www.momotoyuin.com

www.momotoyuin.com

www.momotoyuin.com