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【オクトラ0】クリアした感想・評価(ネタバレ超注意!!)

Nintendo Switch2PS4PS5Steam

2025年12月4日に発売したNintendo Switch2™ / Steam® / PlayStation®5 / PlayStation®4ソフト『オクトパストラベラー0』をクリアした感想・評価・ストーリー解説&要約などを綴っています。項によってはネタバレ注意です。

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高校時から婚活せざるを得ず、戦略的に恋愛を始める→大卒後、就職に失敗→薬学生の彼女のヒモを経てブロガーに(15年の交際を経て結婚!)。エンタメ分野のレビュー、感謝を綴ったエッセイが好評。当時の内容を綴ったノンフィクション小説「薬剤師国家試験に落ちた彼女を、僕は隣で見ていた」が電子書籍化しました!

オクトパストラベラー0 とは

旅立とう、君が創る物語へ──

全世界500万本を突破したRPG「オクトパストラベラー」シリーズ最新作。
初代オクトパストラベラーの舞台オルステラ大陸で、神の指輪を巡る復讐と復興の物語。

オクトパストラベラー0 | SQUARE ENIX
全世界500万本※を突破したRPG「オクトパストラベラー」シリーズ最新作『オクトパストラベラー0』2025年12月4日(木)発売!※全世界出荷本数とダウンロード数の合計

プレイ人数:1人

ジャンル:RPG

CERO:C

『大陸の覇者』は未プレイですが、奥さんがやり込んでいるので話を聞いています

クリアした感想・評価

大陸の覇者+復興+αのストーリー

スマホ版『オクトパストラベラー大陸の覇者』のオルステラ編のストーリーが、本作のベースになっているそうです。

具体的には、オクトラお馴染みの8つの職業に因んだ神(聖火神や盗公子、雷剣将など)の力を持つ指輪を集める流れ。指輪は強大な力を秘めており、悪用しようとする敵たちとの争奪戦が繰り広げられます。人間のダークサイドを強調するオクトラらしさを感じることも出来ました。

これらに加えて、故郷を焼かれた主人公が復讐+故郷を復興する、というのが本作のストーリーですね。

 

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劇作家のアーギュスト。決めゼリフ「マーベラスッ!!」が癖になる人気キャラ

僕は『大陸の覇者』を未プレイですが、奥さんがやり込んでいるため色々と教えてもらいました。前半部分は『大陸の覇者』がベースやけど、新しい要素も多くて楽しめそう! と言ってましたね。

そして、(無駄を省く効率的な攻略が大好きな僕でも)クリアまでに77時間も要しました。。。圧倒的なボリュームがあります。

 

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指輪を集めて封印するのも目的の一つ。サザントスも人気キャラ

 

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8つある指輪のうち、聖火神以外の7つは敵が持っています。なので、7人の強敵とのバトルが控えています。これがボリュームを増やしている要因。

 

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検体とか商品とか道具とか実験とか、人を目的のために殺し続ける敵ばっかり。2Dじゃないと残酷すぎで描けないような極悪非道なキャラが多いのも特徴。倫理的に良い作品とは言えないため、子どもにはおすすめしない。

 

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町を焼かれる→復讐に関しては、RPGあるある。展開が雑な気もする。でも、復興の方は丁寧に描いていたと思います

感想としては、面白かったです。

ただ、敵を倒す→実は黒幕が!→黒幕を倒す→真の黒幕が!!→真の黒幕を倒す→真の真の黒幕が!!! みたいな構成を繰り返すため、少し疲れてしまいました。既視感のある内容が続くため、ストーリーの構成を重視する方やRPG慣れしてる方は、飽きちゃうかもしれませんね。

キャラに善人が多すぎて印象に残らなかった

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ローラナさんは町が焼かれた原因を間接的に作ってしまいます。このストーリーは結構好きでしたが、大きな出番はこれだけ。町人が受け入れていくような流れがもっと欲しかった

本作は、『1』の8人を含む総勢34人ほど仲間に出来ます。当然と言えば当然ですが、やはり一人ひとりを掘り下げる『1』『2』の方が断然キャラは印象に残ります。

一応、34人全てのキャラにサブクエスト・パーティーチャット・親密度などはあるものの、、、やっぱり薄味になります。また、みーんな心根が良い人なんでエッジが効いてなくて面白くないんですよね……(極悪人が敵なので仕方ないけど)。悪い意味で、『百英雄伝』を思い出しました。

 

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グッドウィンは声優:日野聡さんの演技も好きで、能力も優遇されている印象。結局、名が通った声優さんはキャラが強い傾向を感じます(個人の意見です)。制作側にも序列や好みはあるでしょう

 

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本物のオルベリクは、町人を虐待している上にセリフの全てが暑苦しいため僕は嫌いです笑。一方、偽オルベリクは酒に女に落ちぶれていて、個人的に好きでした。

スタメンは8人で、経験値を与えられるベンチメンバーは12人。新作の試みとしては素晴らしいと思いますが、僕はあまり好きになれませんでした。後半になればなるほど、不必要なキャラは忘れ去られちゃいますしね。

バトルは8人で面白く。でも、アタッカー不足で戦略性が皆無に……

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特定のボス戦ではイベントも多いため、必要ターンが経過しないと倒せなかったり。演出が終わった後にワンパンで倒れるボスが多く、(見栄えの悪さと達成感が削がれて)少し萎えました

オクトパストラベラーシリーズ恒例のシールドを削って、相手をブーストさせる→高火力の攻撃を叩き込むのが楽しいですよね。過去作の4人から、戦闘参加人数が8人(前衛4人、後衛4人)に倍増。前衛と後衛をターンごとに入れ替えることが出来るので、戦略性がアップはしているように感じます。

しかしながら、バランス調整をミスってる感がありました。火力を出せるアタッカーが極端に少ないんですよね。。。

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主人公は基本職を全て習得可能。上級職はなかったです

なので、主人公を狩人にして波状攻撃ばっかりしてました(おそらく最強アビリティ。もしくはハンイット等に波状攻撃を覚えさせる)。BPをMAX+バフ・デバフを乗せて波状攻撃をすれば、大半のボスは1~2ターンで簡単に倒せます。シールド削りをしなくても良いので、60時間くらいはずーーーーっとこればっかりでした。おそらく、みなさんこの戦法になるのでは……と思ったり。学者も弱体化してますし、、、

終盤に仲間になるアイラやレイメは火力があるので、それは救いでしょうか。もうちょっと工夫が欲しかったところではあります。

操作性やUIが改善(たぶん)、セッティングしやすい

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過去作よりも改善した点は、操作性でしょう。

拠点であるウィッシュベールへのファストトラベルがR1ボタン一つで可能になりましたし、聖火台のアップグレード次第ではダンジョンへも可能に。また、ミニマップがL2ボタンで全体表示するので宝箱を逃しにくくなってます。これがめんどくせーなーみたいな操作はなかったです。

そして、装備やアビリティのセッティングも快適になりました。装備をおまかせするAIは少しビミョーですが、微調整すれば問題なし。8人の装備とアビリティをあれこれ試行錯誤するのも楽しかったです。

新要素:タウンビルドはショボく感じる

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固定配置の建物も多く、自由度はかなり低い

焼け地になったウィッシュベールを復興させるタウンビルドは、本作の最大の特徴でしょう。

各地から町人を招き、民家・商店・訓練所・協会・博物館などの施設を増やしてきます。招待したNPCや味方キャラを配置して、アイテム収集や経験値上昇といったバフ要素が得られるのもポイント。タウンビルドをすると、ゲームプレイがよりスムーズになります。

ただ、、、本作は2Dなので、カメラを動かせません。よって、建物の向きが固定。建てる場所もほぼ固定。種類も少なく、自由度も低め。こーゆー要素って、Twitterなどでは凄まじい作品が数々と出るもの。しかし、本作は選択肢の幅が少なく、SNS映えしない建築要素になっている……と、感じます。

『あつまれどうぶつの森』よりも『ドラクエ3』に近いタウンビルドですね……まあ、建築はあくまでストーリーのオマケって感じなんでしょう。

キャットリンが狩りやすくなりすぎ。ヌルゲーに

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トレサの激運のコイン+レアモンスター遭遇率アップの極意で、5分もあればブルジョアキャットリンを2~3体狩れるように

この10年間、ゲームをクリアしまくってレビューをアップし続けました。そこで気付いたことの一つに、僕はRPGが得意だけど好きじゃないってことがあります笑。理由は色々あるのですが、一番は作業が、特にレベル上げが面倒くさいんですよね。なので、本作だとキャットリン・オクトリン以外の雑魚敵とは一度も戦っていません(他は全逃げ)。

僕のようなプレーヤーって、ゲーム的には歓迎すべきじゃないと考えています。しかし、本作はむしろ、コツコツ雑魚敵を倒すような人が損をするようなシステムになってます。『1』や『2』より、序盤から最強武器を入手しづらいですし、ズルをしづらいバランス調整は出来ていると思いきや……

サブクエストで雑魚敵のバタービープが必要になった『2』のサブクエストは、そういった意味で良かったんやな、と思い返したのでした。

史上最高のDX化に成功したという点で、ゲームの進化を感じる

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ウィンヒルドやん! ルンマストレサで緊急回避せな!! と思い出したり

  • スマホ版のストーリー
  • シリーズのバトルシステム
  • キャラとモンスター

などなど、本作にそのまんま流用されています。もちろん新要素の復興があり、新しいストーリーもありますが、本作を構成する6~8割は過去作から。スクエニさんらしいなと言えばそれまでですが、ここまで露骨なモノは過去10年でなかったです。

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辺獄はビックリしました。でも、もう同じ町やダンジョンは嫌だ……とも

比較する例として適切でない気もしますが、『龍が如く』シリーズの流用とは訳が違うと感じています。ストーリーは毎回新しいですしね。

そういった意味で、ゲームの進化・時代の変化を感じました。制作を避難したい気持ちは全くなくて、今まで作り上げてきたものを使って、制作費をカットしながら効率良くゲームを作るべき という信念を感じました。そして、それは合っていると思います。すべてを0から作る時間もお金もないと思いますしね。

 

 

画面が切り替わると、ロード?処理落ち?がほぼ入る

気になる点やバグはほぼなかったですが、唯一これだけは不快でした。画面が切り替わると、オートセーブが入るタイミングでカクつきます。特に終盤は顕著でしたね。アップデートで修正されるとは思いますが。。。

1や2とのつながり・1や2をしていなくても大丈夫?

つながりはストーリーの根幹部分だけなので、『1』をしていなくても大丈夫です。時系列としては、『1』より前であるのと同時に、別の世界線というか、パラレルワールド? みたいなイメージですね。完璧には繋がっていません。

ゲームシステムそのものは基本的に1+αですので1からプレイすることをおすすめはしますが、別にしなくてもOK。

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1のプリムロゼ編のシメオンが登場したり。

その他・小ネタ

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動物と話せるのは面白かった

 

トレサ「えへっ」がなくて悲しかったです

 

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かわいい

 

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印象に残った演技(笑ってしまいました)

 

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バルジェロの仲間のレヴィーナさん。なんで仲間に出来ないんだよ!!💢

 

復興した町に名物がほしい! というタイミングで、魔物闘技場の建設することになるのですが、、、、住民説明や会議などが全くなかったのは、かなりどうなんやろ……って思っちゃいました

 

エンカウントなし が最後まで入手出来ず。。。

クリア後・クリア時間

クリア時間は、75時間ほど。クリア後は、裏ボスに挑めるようになるくらい。強くてニューゲームはありませんでした。

攻略情報

ややネタバレ注意です

火の精霊石の場所

劇場にいる魔導器から盗めますし、ウィッシュベールの交易で入荷するので、しばらくすれば必ず入手可能です

おすすめキャラ構成

主人公(狩人)か、ハンイットorフェンをメイン火力に。極限の力の極意・ダメージ限界突破をつけて、波状攻撃を連発。主人公の背後は、BPパサーをつけたハイドネで固定。これだけで、おそらくゲームクリア出来ます。。。

序盤だけはシールド削りをしていたので、アレクシアを入れてました。

極論を言うと、メイン火力以外のキャラはBPパサーを使えれば誰でもOKだと思います。僕は、スティア(支柱抜き・必殺技も便利)とトレサは常に入れてました。

グッドウィン:妖夢の舞・ふんばる・BPパサーにしてました

オフィーリア・アラウネ:全体回復・全体蘇生役。裏ボスにおすすめ

サザントス(キーファのような種泥棒になるので育ててはいけない)・レイメ:物理アタッカーとして強い

アイラ→終盤になりますが、学者で最強のアタッカー。シールド削り不要で便利が良い

祖竜アマツカミノオロチ

裏ボスに挑むメンバーを見ると、

オフィーリアとアラウネ(全体蘇生)を入れてますね。タトゥロックは僕は使わなかったですが、踊り子として優秀かもしれないですね

ストーリーの解説・要約(ネタバレ超注意)

★2025年12月10日~11日に追記します★

 

フィニスが指輪を配る

エルフリックだけが主人公に。他は欲まみれ

盗公子アーギュスト:名声を極めし者

狩王女ヘルミニア:富を極めし者

雷剣将タイタス:権力を極めし者

 

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パーディス三世:全てを極めし者 娘を処刑する

 

舞踏姫タトゥロック:権力を授けし者

紳商伯オスカ:富を授けし者 ヘルミニアに指輪を

物資を全て買収しつくす→街の外から住民を出さない→物資を置いて奪い合わせる→7つの町と国を滅ぼす。仲間だが、生まれは金持ち

霊薬公セラフィナ:名声を授けし者 タイタスに指輪を。リブラックの依代

 

富・名声・権力の指輪を集めて五本指が封印するも、ピエロ弟に奪われる

これらを合わせた全てを極めし王が、大陸全土を統一しようとする。三国の和平合意を一方的に破ったパーディス王、娘のエリカと結婚したマフレズ将軍が人気が出たので殺害。

シャルル(リーベン王の息子)とエル(エドラス王の娘エリカ)が一緒に行動。エルは王に処刑されてしまう。審問会に問うも不審に。

シャルルと共にリーベンへ。ピエロ弟が化けたリーベン王が、和平を結んだと言うが、シャルルは見抜く。リーベン王に化けたピエロ弟を倒す。

エリカの妹、アラウネとシャルルと賢王と協力して、パーディスを倒す。三国和平に。と思ったら、西国から侵略者:タトゥロックが侵略が超強い。グランポートのエルトリクス(アラウネのおば)に協力を要請。指輪を狙うピエロ姉を倒す。

禁忌の夜を再現しようとするセラフィナさん。原初の炎を盗む

ティテアーノがボス

神フィニスは神々の力を指輪に変えて、大陸の者に与えた。んで、主人公を見て、妻を諦めた。指輪を封印しようとしたら、サザントスが裏切って指輪全部ゲット。逃げ。

 

もう面倒くさい。サザントスが鬼舞辻無惨の声優の時点で、もうラスボスやろって感づいた人も多いはず。

サザントスは聖火神の加護を受けて生まれたが、人間の「欲」による悲劇を目の当たりにし、世界に絶望。正義感が反転する

8つの指輪のパワーで自らが新たな神となることを画策。人の心から「欲」を消し、理想郷を創造しようとする。いかにもラスボスって感じ。

サザントスは、幽遊白書の仙水忍とかナルトのうちはマダラに似てますね

 

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FF4のカインっぽくもある

 

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リシャールとアラウネ

まとめ

僕は『オクトパストラベラー』が好きです。本作も面白かったですし、没入感があって最後まで楽しめた作品ではありました。

ただ、ストーリーは同じ構成ばかりで飽きがきましたし、キャラは多すぎてあまり印象に残らず。バトルも同じことの繰り返しになっちゃったので、もう少し工夫が欲しかったところ。結果論にはなりますが、『1』と『2』の方が断然好きでした。

とは言え、『1』と『2』の要素をふんだんに流用し、一つの作品にまとめ上げたのは素晴らしいと感じました。ゲーム業界も、AIを活用し、どんどんDX化が進むのかな、と。

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