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【デイメア:1998評価】バイオとの比較、クリアした感想(ネタバレ注意)

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2020年2月20日に発売したソフト(PS4/PC)『Daymare: 1998(デイメア:1998)』をクリアした感想・評価になります。また、バイオハザードのナンバリングタイトルを全てクリアしている人間が比較しています。ストーリーについてネタバレしているので、その点は注意です。

 

 

スマホでもゾンビ↓↓

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クリア時間は12時間43分でした。死んだ回数は21回。

 

デイメア:1998 とは

骨の芯まで凍り付くようなサバイバルホラーアクション

白昼の悪夢が現実のものとなった時、何が起きても不思議ではない… 舞台は秘密の研究施設。平和な小さな町を恐怖の地へ、そして市民を血に飢えたモンスターへと変えてしまった事件。 3人のキャラクターを操りながら真実を明らかにしていく。

 

プラットフォーム:DMM GAMES/PlayStation4
ジャンル:サバイバルホラーアクション
タイトル:デイメア:1998
CEROレーティング:Z(18才以上のみ対象)

daymare.games.dmm.com

開発会社のInvader Studiosとは、バイオハザード2の熱狂的ファンとして非公式リメイク版を作っていたアマチュアクリエイターの集まり……だそうです。

一部抜粋・引用:「バイオハザード」へのリスペクト溢れるサバイバルホラーはこうして生まれた。「デイメア: 1998」開発会社のInvader Studiosにインタビュー - 4Gamer.net

 

CAPCOMさんが認めたバイオ愛あふれる作品

という情報が事前にあったので、バイオと比較しながらプレイしました。

 

感想・評価

ストーリーはあるようで、あまりない(ネタバレ注意)

3人のキャラクター視点で展開するストーリー

エリート兵士、ヘリコプター操縦士、そして 森林レンジャー。異なる性格とスキルを持つ3人のキャラクターを操りながら、それぞれの役割を果たすことでストーリーが展開していく。豹変してしまった町と人々の謎が徐々に解き明かされていく。

 

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レイヴン:ヘリパイロット。ヘリから突き落とされるものの、当たり前のように生存。街を抜けて研究所を目指す

 

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サンドマン(画像左):画像右のエリート兵士リーヴに殺されたはずが……とある理由で暴走することに。

 

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サム:森林レンジャー。頭痛・幻覚持ち。奥さんをサンドマンに殺されたことで復讐を決意するも……サンドマンと奥さんの過去が最大の伏線になっている

この三人が中心となり、ストーリーは展開します。

超簡単に言うと、バイオハザードで言うアンブレラ的な薬品会社があり、ゾンビになる薬を開発。国民をモルモットにしたことで街がゾンビだらけになっています。

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ストーリーが一段落するとロード時間にこのような説明が入るので、理解が捗ります。

 

この三人は、薬品会社と大なり小なり関係しており、その因果がクリア後に一気に明らかにされる仕組み。つまり、最後までプレイしないと全くネタバレがわからない仕様になっています。 

  • なぜこのような惨状に至ったか
  • サムの幻覚症状の原因
  • サムの奥さんの秘密
  • サンドマンの過去

などの過去は全てつながりますし、明らかにされるのですが、、、

最終的に、サムは復讐を果たせたのか? という点については「プレーヤーの想像にお任せする」的な終わり方をしており、各々で解釈が分かれそうです。

個人的には、あまりスッキリしない終わり方でした。次回作への伏線なのか何なのか……なんとも評価しづらい終わり方だったと記しておきます。

 

素晴らしいサバイバルホラー

極限の緊張感の中で求められる戦略的アプローチ

サバイバルホラーというだけあってアイテムや弾薬は限られており、無尽蔵ではない。死人に占拠された町で生き残るには戦略的アプローチが求められる。その難易度は高め。また、ストーリーの随所に散らされた謎解きは奥深くバラエティに富んでおり、海外版プレイヤーにも好評。

バイオのナンバリングタイトルで言うと、『RE:2』が最も近いです。『5』のようなアクションゲームではなく、完全なサバイバルホラー。この作品を一言で表すならば、バイオハザードRE:2』のサバイバルホラー部分だけをリスペクトして作られた作品と言うことができます。

ゾンビとの距離感(躱せる距離や噛まれやすさ)、ゾンビの強さなどはRE:2そっくり。ただ、リッカーや擬態マーカスのような亜種はおらず、基本は人間型のゾンビのみ。タイラント的なボスは2〜3種類いて、ショットガンで対処する必要があるなど倒し方にコツが要ります。

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ゾンビに噛まれる(毒霧のようなもので攻撃される)と、右上の数字が減る仕組み。◯ボタン連打で引き離すことが出来ます。

 

また、効果音やBGMが抜群に良いですね。良いと評価したのは、単純にプレイしていて焦らされますし、怖いと思ったからです。死角から急に襲われることも少なくないのでビックリすることも多め。ゾンビの鳴き声に敏感になってしまいます。

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病院の地下を歩いているとき。足音と、自分の影が怖い。この辺りはリアル。

 

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遺体の数々だったり、うにょうにょなどのバイオっぽい気持ち悪さも。もちろん18禁

 

ステージも、街中・病院・下水道・研究所などと、バイオ経験者ならば心ときめく場所ばかり。他にも、バッテリーが切れているエレベーターが当たり前のようにあったり、各ステージで電力復旧をする必要があったり。日本(CAPCOMさん?)をリスペクトが伝わるような箇所も。

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逆に、バイオハザードのこの部分がないという箇所を挙げると

  • 墜落・爆発するヘリコプターがない
  • 最後は爆発ENDではない
  • ロケットランチャーがない
  • イケメン・美女・エロ要素がいない
  • ゴリラに該当する人物はサンドマンだが、ナチュラルゴリラではない
  • バルブハンドルはあるがクランクはない

などなど。バイオハザードのエンタメ要素(?)は排除されており、純粋なサバイバルホラーを楽しみたい人向けになっていると言えるでしょう。

 

操作性に難あり

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画像の場面では銃弾を拾えるのですが↑↑、◯ボタンが出ないと拾えません。そのため、◯ボタンを表示させるために右スティックでカメラの角度を調整する必要があるのですが、その感度も良くないです。操作性とともに、ゲーム内の感度・判定などが良くない。カメラに関しては、オプションから変更できるので良いのですが、、、。

 

そして、最大の問題はダッシュ操作です。L1を押しながら左スティックでジョグするのですが、、、ジョグ状態でL3(左スティック押し込み)でダッシュになります。これがなかなか難しい。しかも、ラストの直前で高度なダッシュ操作を求められます。

僕が死んだ21回のうち、ラスト直前で10回ほど死にました。動画を見ても、なかなか操作できない人も多いと思います……。記事投稿が遅れた原因でもあります。

 

セーブ&ロードに大問題アリ。中断はダメ 

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このゲームでは、セーブポイントがなかなかありません。ただ、チェックポイント(オートセーブ)は沢山あるので、死んでも再スタートはしやすいのですが、、、問題はプレーヤーが休憩したいときです。

ゲームに疲れる→セーブがないので、PSボタンを押してスタンバイモードに→休憩→再開すると、、、再開したときに必ずフリーズします。

 

直前のチェックポイントからやり直せるはずが、その3つ前くらいのチェックポイントからやり直す羽目に。結果、チャプター4→チャプター3に戻ってやり直すことになったのは衝撃的でした。。。

なので、セーブポイントでは必ずセーブしましょう。

今後のアップデートで改善すべきポイントですし、ゲームの評価を落とす大きな要素でもあるでしょう。

 

銃の種類・アイテム

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  • 銃は、ハンドガン・ショットガン・マグナムの三種類。ハンドガンには弾が二種類あり、通常弾とホローポイント弾の二種類。ホローポイント弾はちょっと強いです。
  • 回復薬は、体力、スタミナ、精神の三種。体力回復には、薬だけでなくエナジードリンクエナジーバーもあります。あとは、薬の効果を増大させる薬があったり。
    ただ、スタミナと精神は使う機会がほとんどありませんでした。スタミナはダッシュすれば減りますが、ダッシュする場面はほぼなし。精神も、サムが幻覚を見ることがあるのですが、使用しなくても治るので使う機会はありませんでした(もしかしたら違う使いみちがあるのかも?)。
  • あとは、ハッキングに必要なケーブルがあるくらい。

アイテム欄は9つで、拡張などはなし。セーブポイントではアイテム交換なども出来ます。

銃のリロードはリアリティがあって良かったと思います。ハンドガンとマグナムに関しては、マガジンに装填する必要があり、マガジンごとで銃弾の管理ができます。また、リロードにも「速い・遅い」の二種類あり、状況に応じてリロードする必要があります。ボス戦などでは焦る要因になりますね。

 

アイテム管理に関しては、やはり『RE:2』が近いです。『0』のようにシビアではなく、『4』のように楽める作品ではありません。

 

特典がない…

このゲームには、初回特典もクリア特典もありません。これは珍しいと思いますし、個人的にも残念でした。バイオハザード定番のロケットランチャーで2周目などは一切なし。やりこみ要素と言えば、トロフィー集めとフィギュア集めくらいでしょうか。

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わかりにくいところに配置されています

 

難易度の違い

ゾンビに与えるダメージ量が上がり、受けるダメージが減ります。ソンビの数や配置の変化。あとは、拾える銃弾の数。

慣れないうちにゾンビに噛まれすぎたので、イージーでやり直したのですが、、、慣れてくると弾が余ってアイテム整理がめんどくさくなります。それでもボス戦では銃弾がギリギリだったりするので、難易度調整は上手なゲームなのかもしれません。

 

謎解きの攻略情報は必須!かも

随所にみられる「有名ホラーゲーム」への深い愛

有名ホラーゲームの非公式リメイクを作っていた開発者が制作した本作には、様々なポイントでオリジナルのゲームシリーズに対する彼らの深い愛が感じられる。なお、英語吹替には、オリジナルと同じ声優を起用している。

 

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バルブを調整して、蒸気を消します。もちろん、バルブハンドルを入手する必要あり

 

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電子回路。これはRE:2でもありましたね

 

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南京錠もいくつか登場

 

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ハッキングに成功すれば、アイテムがある部屋に入れます

  

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無理ゲーな謎解き

あくまで個人的な意見ですが、謎解きの限度を超える難易度の謎解きがいくつかあります。こんなんわかるわけないやろ……というレベルをさらに超えたような難易度が……

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攻略に一番おすすめなのは、動画を見ることです。

最高難易度のデイメアで、ノーダメージ100%クリアをしている動画です↓↓。謎解きから隠しアイテムからすべてが完璧。詰まったときはおすすめです。とは言え、初見プレイの98%はどこかしらで詰まると思います……。

 

まとめ

事前の情報の通り、バイオハザードへの愛が随所に感じられる作品でした。サバイバルホラーとしての完成度は高いと思いますが、問題がある箇所もちらほら。セーブはその筆頭ですし、操作性のいまいち感もそう、ストーリーに関しても、バイオ好きならば最後は大爆発→スッキリ終了!で良かったんじゃないかと思ったり。

逆に言うと、バイオハザードってやっぱりすごいんやな、という印象が強まった作品でもありました。

 

ゲームだけでなく、マンガや小説などすべての創作に言えることですが、システムやストーリーなどの根幹部分はある程度出尽くしていると思います。

なので、こういった大作への愛を感じる作品は、今後も出てほしいと強く感じました。 

 

 

 

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