2024年2月29日に発売したPS5ソフト『ファイナルファンタジーVII リバース(FINAL FANTASY VII REBIRTH)』におけるチャドリーについて、経験からあれこれクレームを綴っています。ほぼエッセイです。
最新作:ライズオブローニンも!
チャドリーとは(ネタバレ注意)
神羅カンパニー科学部門の元研究員。
クラウドと出会ったことをきっかけに神羅を離れ、冒険に出る。世界を知るため、各地に点在する通信塔の復旧を目指しており、再会したクラウドに協力を依頼する。引用:チャドリー | CHARACTER | FINAL FANTASY VII REBIRTH | SQUARE ENIX
前作『FINAL FANTASY VII REMAKE』から登場したキャラクターです。
神羅の元研究員ではありますが、宝条の研究の手伝いをしていたサイボーグである、と語られるイベントがありました。バトルシミュレーターでそれなりに勝利し続けることで、語られた事実だったと思います(たぶん)。
初登場時はこんな感じだと思います(このスクショをした自分を信じたい)。中性的な顔立ちの男の子で、人間味があまり感じられない容姿であるという印象がありました。
実は、『FF7リバース』をプレイするまで、チャドリーのことは忘れていました。現に、ユフィ編でも、ラムウに挑戦してジャストガードを連発して倒したスクショがある=チャドリーに話しかけている、ということなので。
『FF7リバース』のチャドリーはウザすぎた
とまあ、前作『FINAL FANTASY VII REMAKE』ではあまり気にならなかったチャドリーですが、本作の最後の方では生理的に受け付けなくなってしまいました……。
その理由としては、探索時にいちいち通知を入れてくるため。
クリアまで90時間近いプレイにおいて、探索の割合は半分~あります。チャドリーが語る知識は別に良いんですが、通知+ちまちま教えてくるんです。
「見つかってよかったですね」「嬉しいです」「エリアレポートが更新されました」「またよろしくお願いします」みたいな本質的に不必要な情報を、いちいち画面を通して語ってくる。これがキツかったです。
探索する内容としては、召喚獣の祠やライフスポットなど。一つのワールドに10以上あるため、チャドリーの通知の数も増える。
探索中って、サブクエストと異なって、バレットやティファなどの仲間同士の会話もそれほど多くはないんですよね。なので、相対的にどうしてもチャドリーの通知→声を聞くことが多くなります。
召喚獣アレクサンダーにどうしても会いたくて云々~。一番好きなんです~みたいなことを、こちらの意思に関係なく延々と語ってくるチャドリー。興味がある人にとっては楽しい情報なのでしょうが……マジで苦痛でした。
「クラウドさん!」という媚びた声も不快(=声優さんの演技が上手い)ですが、、、「~ですよね」が口癖になってる点も不快でした。
これは僕自身の考えですが、、、
チャドリーは、経験からモノを語らないです。経験を共有した前提で共感してくれるならば最高なんですが、そうじゃない。チャドリーはサイボーグなんで、追体験したイメージで共感されてもウザイだけなんよな……と思っていました。
クラウドが探索した経験を、自分の経験のように語る結果が「~ですよね」という口癖なんですよ。なので、君に共感されても何も嬉しくねえわ、と思っていました。
しかも残念なことに、チャドリーは宝条に作られた、という設定が本作では描かれ、それが次回作への伏線になっています。あ~もうヤダヤダ。
→次回作の内容を原作から推測するに、本作ほど探索する要素はないと思うので、、、多少はマシになるとは思いますが、それでもヤダなあ、と。
チャドリーの声を聞きたくなくて、コントローラーの音声を切った
コントローラーの音声を設定からOFFにするだけもマシになるので、おすすめです。何にしても、登場頻度が多すぎるのは、本作の最大の問題点だと考えています。
ケット・シーのコテコテの関西弁、バレットやユフィのノリ・ツッコミ、ヴィンセントの中二病、エアリスのあざとさ、キリエの厚かましさ、コルネオの不快感など、気になる点は個々であるでしょう。ですが、チャドリーに比べると全て些事であると僕は感じていました。
LINEで友達を切った経験を思い出した
みなさんの中に、LINEをブロックして知人・友達を切った経験がある方もいるでしょう。こちらの都合を考慮することなく、自分本位の共感を無限に押し付けてくる人、、、僕の場合、高校の同級生がそれでした。
同じ趣味を持った友人だったのですが、僕は段々とその趣味(特に彼が好きだったこと)について興味を無くしており、それを伝えていたんです。「あんまり興味ない」「今はもう良いかな」と何度も。
でも、彼からすると、話を理解してくれる友人が(おそらく)僕だったわけで。自分のことをわかってほしい、という思いが強い傾向にある人だったので、僕への配慮はあまりなかったと常々感じていました。
なので、直接会って話したいんやけど、と伝えたんです。この話題はウザイからもうLINEするのは止めてくれん? とハッキリ言うつもりでした。ブロガーとして生活しているので、毎日の情報の取捨選択が大切だから、余計な情報はなるべく入れたくないんだよ、と。
事実、彼が語る情報は繰り返しのみで、全く価値はなかったです。正直な話、「いちいちLINEを見る時間がもったいない。体感的に時給が落ちるんだよ」と思っていましたが、、、仲が良かった時期も長いので、誠意も含めてやんわりと伝えようと。
すると、コロナ云々で会社から会わないように止められている、と見え見えの嘘をつかれました(その会社に僕の知り合いがいることも知らないと思われる)。時期的にも、過渡期を過ぎた後だったので、、、それも悲しかったですが、それでも彼のLINEは止まず、、、。
という経緯があって、高校から十数年続いていた友人を切りました。もう1年くらい経ちますが、全く後悔はないです。
【誕生日がつらい】孤独と虚無に向き合う日に変わってしまった。 - 僕の人生、変な人ばっかり!(こちらの記事の友人には後悔があるので、余計にそう思う)
アルティマニアを見て、制作の方の思いを知る
クリア後に、前作のアルティマニアを見ました↓↓
アニメーター(イベント):吉野菜未
メガネを正すしぐさは、性格づけのために会話中でも行なわせています。キリッとした しぐさの彼に話しかけて、シミュレーターマシンに挑戦してみてください。
レベルデザイナー:日置友梨
チャドリーはプログラム的にトリッキーな機能を持っていて、開発側にとってつねに悩 みのタネでした。彼が生み出す多種多様なバグは新しい世界を見せてくれます。ありがとうチャドリー。我々が流した汗と涙のぶん、彼の研究がはかどることを祈っています。
バトルシステムデザイナー:地引 廉
「コンドルフォート」において、難易度の設定にもっとも時間をかけた対戦相手です。 Al の調整初期に「チャドリーを嫌いになりそうだから弱くしてほしい」との意見を受けていったん弱体化しましたが、その後HARDモ ードの実装が決まり、強かったころの彼の魂はHARDモードに宿りました。
引用元:Final Fantasy VII Remake: Material Ultimania Plus
僕はレビューを書くことでブログを維持しているので、制作の方のインタビューなどは極力見ません。制作の方の想いを知ると、ゲームをプレイしてあれこれ書けなくなるからです。
大半の方は、ゲームが面白かったから制作に興味を持つモノだと思われます。面白かったから、もっと知りたい! となるのが一般的かと思います。
ということもあり、作品の面白さを本質的に捉えて綴るためにも、プレイ前に情報を入れないようにしています。
しかし、前作『FINAL FANTASY VII REMAKE』は大好きな作品です。購入していたアルティマニアにチャドリーへの言及があったので、確認しましたが、、、悲しくなりましたね……。
レベルデザイナーの日置さんという方が、本作にどの程度関わっているのかも知りませんし、どのような仕事をされているのか具体的にはわからないのですが、、、本作で登場頻度が激増して嬉しいのか、それともウザイキャラクターとして印象付けたかったのか、僕にはわかりません。
ただ、前作のアルティマニアを見て、本作でこのような印象を抱かせるようなキャラになってしまったことを、悲しくなったと綴っておきます。
ここまで読んでくださった方も、すみません。ありがとうございました。次回作に期待しております。
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ユフィ編は特に好き。