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【クライシスコアリユニオン】クリアした感想・評価を綴る(ネタバレ・長文注意)

2022年12月13日発売のPS5 / PS4 / Nintendo Switch / Xbox Series X|S / Xbox One / Steamソフト『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』をクリアした感想・評価を綴っています。やや長文ですし、項によってはネタバレ要注意です。

 

 

 

クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン とは

グラフィックのHD化はもとより、登場キャラクターをはじめとする全ての3Dモデルを一新。フルボイスへの対応や新たにアレンジされた楽曲が、波乱に満ちた物語をより鮮やかに描き出す。
クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』は、やがて世界を救う少年の憧れであり、伝説の英雄に信頼され、星の命運を握る少女に愛された、青年ザックス・フェアが主人公。そんな彼がクラウドへとつないだ夢や誇り、その”全て”が語られる壮大な物語が、単なるHDリマスターにとどまらない進化を遂げる。

www.jp.square-enix.com

プレイ人数:1人

ジャンル:アクションRPG

CERO:C

本編の『FF7』『FF7リメイク』はクリアしていますが、前作『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII』は未プレイになります。

 

クリアした感想・評価

前作との違いなど。リマスターではなくほぼリメイク

引用:プレイステーションブログより

前作は未プレイなので、引用させていただきました。

リマスターされた作品をいくつかプレイしてきた印象からすると、本作はリマスターではなく、リメイクと言える仕上がりです。

 

PS5版をプレイした限りでは、『FF7リメイク』を感じさせる雰囲気が随所にありました。探索要素はなかったもののミッドガル各地はそのまんまでしたし、モンスターの質感、バトルのグラフィックや操作性なども快適。

 

リマスターされたんやな~と分かりやすかった部分は、こんな感じでくすんだムービーが入る時ですね。また、画像3枚目はリミット技の演出です(後述しますが、リミット技に関しては残念な部分でした)。

 

また、登場キャラのエアリスで比較すると……本作のエアリスは17~18歳↑↑らしいのですが、顔と体型と服がなんか合ってない……という印象が最後までありました(老けて見える)。クリア後の録画不可部分のエアリス↓↓は、なんかおっぱいが大きすぎる気が、、、

 

ちなみに、『FF7リメイク』のエアリス↓↓。改めて比較すると、本編は完璧なリメイク作品だったとしみじみ感じます。

本作クリア直後にこの画像を見たら、悲しいなあ。。。ってなりますね……笑

 

まとめると、グラフィック、フルボイス(フルボイスにした弊害あり・後述)、バトルシステムの快適性、楽曲アレンジ……などだそうです。感想としては、リマスターではなく、リメイクに近いという印象になります。

 

ムービー演出が充実したストーリーだが、、、

ファイナルファンタジーVII』の物語からさかのぼること7年。魔晄都市「ミッドガル」にある強力な軍事力と影響力を持つ「神羅カンパニー」。

神羅には強力な戦闘能力を持つ兵士の組織「ソルジャー」があり、そこにはソルジャー・クラス2ndのザックスが所属していた。ザックスは先輩のソルジャー・クラス1stのアンジール、英雄としてその名を世界にとどろかせていたセフィロスと共に「ソルジャー大量失踪事件」を調査することになる。

神羅カンパニーのごたごた、英雄と言われたセフィロスが狂ってしまう様子など、それらに巻き込まれていくザックスを主人公として描いています。本編の『FF7』をプレイしていれば、ザックスが故人であることは分かっているので、どのようにして死ぬのかは知りませんでした(個人的にはてっきりセフィロスにやられたものだと思っていた)。

その辺りの描写が濃く、ムービーを繋げるだけでも充分にお金を取れる作品に仕上がっていると思います。

 

ただ、個人的にはザックスという人物を好きになれなかった。

ポジティブで真っ直ぐ夢を追うようなザックスは、ある意味描きにくいキャラでもあったと思います(クラウドのような起伏の激しいキャラの方が変化・人間関係が描きやすい)。よくあるパターンとしては、挫折して周囲の人間の助けを借りるとか、影響を与えて退場になるケースが基本になります。その例には漏れなかったですが、しっかりと花道は用意されており、最終的にはクラウドの英雄になることでその生涯に幕を閉じます。制作の寵愛を受けたキャラと言えるでしょう。

ただ、後述していますが、ザックスをあまり好きにはなれませんでした。『FF7』『FF7リメイク』が好きだからと言って、前日譚を描いた本作が好きとは限らないという、至極当然の事実を目の当たりにしたとも言えます。

 

本作では夢を語るキャラも多いのですが、、、それが個人的には合わなかった。

 

尊い(?)って言うんですかね? 

 

バトルは癖がある。終盤は単調になりがち

サハギンが強くてビビる。ムーバーも強かった。

あくまで個人的な意見ですが、バトルが面白い作品でもなかったです。どこまでやり込むかにも依るとは思いますが……(裏ボスを倒すor初期レベルでクリアするにしても単調になりがちかも?)。

本作は誰も仲間にならず、常にザックス一人で攻略していきます。なので、最大HPの強化・アクセサリーを複数装備出来るようになるキーホルダー・バックパックというアイテムの入手が重要になっています。

フェニックスの尾はリレイズ

 

本作の最大の特徴は、D.M.Wという独自のリールが回転するシステムでしょう。揃った絵柄や数字によってボーナスが発動し、バトルを優位に進めることが可能。ただ、これはランダム要素で、自分で決められるのかわからないのが難点(終盤になるとマテリアが買って装備することで、その柄を出しやすくなるのでおそらく出来ない)。

リミット技召喚獣もこのリールに依存するので、『FF7リメイク』とは似て非なるバトルシステムだと感じました。リミット技に関しては、前述したリマスター動画は挿入されるので、急に画質が落ちるのも好きじゃなかったです(スキップ可能)。

最新画質の中に急に古い画質の演出が入るので、爽快感や達成感に欠け、臨場感も損なわれる気がしました。特定のキャラとの思い出を振り返るような動画が入る演出も好きじゃなかったです。

 

本作最強の特技:すてみパンチの入手すら面倒だったので、ダークファイガ連発で結局ラスボスまで倒してしまいました……。火に弱い敵が後半は多いので(鳥とか兵士とか)、経験値的にも美味しい。範囲攻撃も良い感じ。ブリザド系は上から落とす間に敵が移動してかわされてばかりでイライラ。

弱点属性がある場合は表示されるので、基本的にはそれを突いていくのが良いでしょう。マテリア同士を合成するのも面白いシステムで、合成する楽しみはあれど、ミッションをしていれば自然と強いマテリアや装備も豊富に手に入ります。それでも、最強を求める人はすてみパンチを求めるでしょうし、ただクリアするだけならばダークファイガでOKなので単調になりがち……だと思います。

 

回避の入力感度がすごく良く、アクションそのものはかなり良い感じなのですが、リミット技だけがなあ……という。ちなみに、『FF7リメイク』のユフィが全てのアクションゲームで最も好きなバトルシステムです。血祭りとか大好き。

ただ、ゲーム初心者の友人曰く、魔法などの入力時に迷ってしまう→その間に敵に囲まれるから難しい、という声もありました。

 

敵の必殺技発動を阻止するために攻撃中の一コマ。こういうのは好き。完璧に阻止出来ることが多いので、難易度NORMALでももう少し難しくして欲しかったかも

 

やや苦戦したアンジール・ペナンス。背後を取ると簡単にダメージが出せます。敵にも色々特徴がありますが、ゴリ押しでどうにかなるのが本作のバトルかも

 

バスターソードの構えがダルい。構えないと熟練度が上がらず、上げたらどうなるのかも分からず、実感も出来ず。1.7くらいまで上げましたが、上げなくても全クリ出来ましたし、裏ボスに勝てるようです。

FF7リメイク』のように、リミット技が良質なアクションであることの重要性を相対的に感じてしまった、、、というのが、本作のバトルシステムの感想になります。

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参考までに。Switch版は知らん

PS5──3840 × 2160 60FPS
PS4 Pro──3840 × 2160 30FPS
PS4──1920 × 1080 30FPS

引用:『CRISIS CORE –FINAL FANTASY VII– REUNION』本日発売! ザックスの壮大な旅がHD化&フルボイスで復活!【特集第2回】 – PlayStation.Blog 日本語

 

ミッションがメインかも。そして、逃げが上手くなる

右に行ったと見せかけて左に寄っていったり、奥にスペースがないので手前から逃げたり……エンカウントしたら、どうやって逃げるかを第一に考えていました。

本作のバトルの評価・感想は上述の通りですが、本編ストーリーとは別に神羅や街の人から受ける任務のミッションも特徴です。むしろ、ボリューム面では本編ストーリーを上回るくらい。基本は、ステージ攻略をして宝箱などを入手しつつ、奥にいるボスを倒して報酬を貰うような流れ。

ミッションをするかは自由ですが、貴重なアイテムや装備を得ることが出来るので、基本的には数多くのバトルをすることになるでしょう。

こういうヒントもメールで貰える。キーホルダーとバックパックは最優先の入手がおすすめ

どちらにしてもバトルが頻発するので、ザコ敵戦が面倒になってきます。そこで、逃げることを優先させるようになりました。そして、上手に逃げることが出来た時(敵から殴られているけど判定がなくて、透明になってそのままバトル終了)が一番嬉しい。

 

序盤から中盤にかけて、テンポが悪いパートが多くて気になったので言及しておきます。

例えば、ホランダー博士を追う場面。全然追いつける距離なのに確定でエンカウントが入って、しかも逃げられない。狭いフィールドなのに、全然先へ進まない感じが好きじゃなかったですね。

また、ケータイの着信も煩わしかったです。懐かしさはあれど、電話を持つというだけで片手が塞がるわけですし、結構面倒くさい(セフィロスもケータイをイジっていたのは新鮮)。。

こういった側面を踏まえても、逃げることが出来るバトルだと嬉しかったですし、上手に逃げることが出来たら嬉しいという変な達成感がありましたね。

 

エアリス・ティファ・ユフィが出てくる。花売りワゴンは作るべき

ウータイとの戦争や神羅カンパニーのごたごた、ニブルヘイムへの任務など、どれも影を落とすような仕事ばかりの本作ですが、、、エアリスとザックスが出会い、関係を深めていくようなデートイベントは良かったですね(元カレ? という設定だった気がしますが、両思いであるのはわかるものの、明確に恋人であると断言出来る描写はありませんでした)。

 

香水をブレンドして、いい香りにすると喜ぶエアリス。ビミョーな香りだと、個性的な香り……と表現する辺りは、優しい。

 

最後の任務前には、エアリスと約束した花売りワゴンの作成が可能に。ミッションやおつかいをこなす必要があるので作業感がありましたが、花売りワゴンは3つ作るのがおすすめ。エアリスのリアクションが良いのでほっこりします。

3つだけでなく、もうちょっと追加で作れるようにしても良かったですし、イベントそのものも増やして欲しかった部分

 

ティファも登場します。ニブル山の案内もそうですが、クラウドのことを気にかけてザックスにメールで何度も聞いてきます。ヘルメットを取れないクラウドも◎。

本作↑↑ff7リメイク↓↓ ちょっと違う

 

ユフィはミッションで主に登場。ザックスの宝を横取りしたり、メールでお宝の情報をくれる代わりに報酬を要求してきたり。微笑ましいやり取りだったと思います(神羅がウータイを侵略した、という事実が軽すぎる気も)。

 

ちなみに、サブヒロイン的なポジションのシスネとのデートは叶わず……。悲しいなあ。

 

セフィロスがめっちゃ喋る

本編『FF7』のセフィロスは、、、母さん母さんしか言わず、エアリスを★★し、ものすごく華はあれど、ラスボスの姿はイカにしか見えなかったという記憶です。『FF7リメイク』では無理やり登場させたのは仕方ないんかな~という印象でした。要は、セリフが記憶には残ってないんです。

しかし、本作はセフィロスがよく喋ります。セフィロスファンにはおすすめ出来るくらい。神羅カンパニーに属していたという実感もありますし、ソルジャー仲間とのやり取り・関係などもわかった点は良かったですね。

 

神羅がごたごたしていることで、神羅を離れる可能性もある、と示唆したところは好きでした。自分の目で確かめて判断しなさい、とザックスに暗に伝えているような。気配りが出来て常識人の一面も。

 

クラウドがヘルメットをしてないってだけですが、もの凄く違和感のある一コマ……笑。本作をプレイすると、クラウドにとってセフィロスは雲の上のような存在だと分かります。

 

神羅屋敷に閉じこもってニブルヘイムを放火するあたりの描写は濃いめ。いきなり狂うのではなく、比較的まともなキャラだったセフィロスが狂ってしまうような出来事があった、と描いていたのは良かったですね。

 

ジェネシス中二病はがキツイ

ジェネシスのボイスだけOFFにしたかった。もうホントに勘弁してくれ……。

本作には、ジェネシスという重要キャラがいるのですが……登場する度に「LOVELESS」という本から引用した中二病的な発言をします。発言と行動にやや一貫性を欠くザックスと異なり、こちらは完璧な一貫性を持っていて、初登場から最後までとにかく延々とキモイ詩をフルボイスで聞かされ続けるハメに……(それだけ声優さんの演技が上手いとも言える)。

黙っていればかっこいい というセリフがこれほど似合うキャラは今までいなかった。コイツが出てきたらストレスになっていた。

ちょいちょい中二病発言をするのはボケに成り得ますが(斉木楠雄という漫画のキャラみたいな?)、中二病発言しか出来ないジェネシスは、まさにハラスメントを体現したかのような存在でした(あくまで僕にとって)。フルボイス化したことの明確なデメリットとして綴っておきます。

→前作の時点でボイスがあったとのコメントをいただきました

 

口を開けば光とか闇とか翼とか導くとかそちらの世界云々とか、コミュニケーションの術がこれしかないキャラでした。制作視点で考えると、重要なシーンでそれっぽいことを言わせる役割を担えますし、ストーリーの伏線にもすることが可能なので良いとは思いますが、、、個人的には辛かったです……。

 

こんな奴と親友のアンジール……。親友の定義が僕とは全く違うのかも

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しかも、ジェネシス・コピーという敵モンスターを大量に生み出す始末。

中二病と言えば、どこかで誰もが経験しがちな微笑ましい印象がありましたが、完全に間違っていたと認識を改めました。

 

ミニゲームが入るがタイミングがおかしい

村が空爆されるので人助けをしなければというタイミングで、砲弾を切るミニゲームが発生。ちなみに、空爆を阻止するわけではない。

メインストーリーでは、ちょこちょこミニゲームが入ることがあります。ただ、、、そのタイミングがどれもおかしい点が気になりました。

 

魔晄中毒でイカれたクラウドを敵に奪われそうになるタイミングで、滝から落ちてくる宝箱を拾うミニゲームが発生。全っ然面白くない。

 

ニブルヘイムから脱出してゴンガガへ向かうところで銃撃のミニゲーム。没入感が切れましたし、本当に謎のタイミングでしかなかったですし、これいる……?? と思ったり(シスネとのイベントを入れるためとは言え)

 

逆に、バイクがあるのだからバイクのミニゲームは入れてくれよ、と思ったり。

 

声優一覧

ザックス:鈴村健一

アンジール:井上和彦

ジェネシスGACKT

シスネ:中田あすみ

クラウド櫻井孝宏

エアリス:坂本真綾

ティファ:伊藤歩

セフィロス森川智之

レノ:藤原啓治

ルード:楠大典

ツォン:諏訪原順一

宝条:千葉繁

ユフィ:境葵乃

ホランダー:大和田伸也

ラザード:森田順平

 

エロも

「男たちは己の悲運より、共のために涙を流した」というキャッチコピーのように、本当に男が多い作品です。

しかも、どのキャラにもあまり好感が持てなかったので、シスネさんがいなかったら本作はキツかったですね……。その辺りを理解してシスネというキャラを作ってくれた制作はさすがとしか言えません。

 

あと、エアリスが終始薄着だったのはあまり好きじゃなかった。

 

その他・小ネタ(ややネタバレ注意)

神羅の車っておしゃれ。もうちょっと展示室は豪華にしてほしかった。

 

懐かしいケータイ。ここはリマスターとして残したのは◎。

 

肩書で態度が豹変する受付の女性。肩書や学歴が人を評価する指標の一つなのは、2007年から変わってないですね。

 

マテリアってこうやって作るのか……と教えてくれるマテリア室での一コマ。理系の仕事って感じで、なんか大変そうでした。

 

アンジール・コピーは、アンジールじゃなくて『銀魂』の近藤さんにしか見えず、、、シリアスなところなのに。。。

 

スクワット対決もありましたが、操作ボタンは△だけで超簡単に。

 

それまでの世界観が壊れたラスボス。召喚獣みたいになるんですかね

 

バルブハンドルを回す描写や、墜落するヘリコプター……CAPCOMを意識していた?

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クラウドは中盤になってようやく登場。ザックスのお供として主体性を持って働いており、ザックスを慕っている描写も多かったです。御本人に色々あったようですが、FF7リメイク完結までは声優さんの交代だけは勘弁してください……というのが個人的な意見になります。

 

ユフィのメールだけは迷惑メールフォルダに振り分けられるのは◎。おもろい。

 

モブの女の子の手抜きが酷い……オッサン顔でちょっとかわいそう。なおリメイクでは↓↓

 

あと、ケタケタ笑う金庫のナンバーは、固定ではなく変動だそうです。

 

引用:New Final Fantasy Remake Has A Getty Watermark In A Painting

ゲッティイメージの画像を無断で使用した証拠がアップされ、話題になってますね……笑。商業目的で利用する場合はライセンス料を支払わないとこの表示がされることもあり、フツーにヤバイことをやってる可能性があります。あれだけ配信とか画像掲載とかうるさい企業なのに、実は私達もやってました! ってなったら……笑。まあ、実際のところは不明なので、説明があるでしょう。

 

クリア時間・クリア後

レベルや経験値、SPや所持金などを引き継いで強くてニューゲームが可能です。一部除くアイテムや装備って何なんでしょうね。

クリア時間は、14時間ほどでした。ミッションをどれだけやるか、ザコ敵からどれだけ逃げるかによって大きく変わると思います。ムービー自体はスキップ出来ます。

 

ネタバレ

ザックスの顔・発言が安定しない(ネタバレ注意)

主人公のザックスの活躍を描いた本作ですが、、、個人的にはいまいち好きになれないキャラでした。

 

チャラい感じはあれど、いつも明るく、本作の雰囲気を良い方向へ変えてくれる良いキャラではあると思うのですが、、、

リマスターされる前ということは関係なく、本編を通して顔が安定しない。クラウドなんかに比べると、ムービーごとに顔が違う印象でした。この画像は、本作で最もグラフィックレベルが高く、ちょっと怖い。でも、やっぱり目が違うよなあ、と。

良いキャラである一方で、恐ろしく思慮に欠けると思った描写も……。例えば、最序盤のウータイとの戦争中の場面。ウータイ兵をボコりまくっている時に言われている言葉ですね。2007年に発売した時と同じセリフだと思いますが、2022年現在戦争が起きているなんて考えて作ってはないので仕方ないと思いますが、、、

 

アンジールのおふくろさんは助けるのに、ウータイ兵はボコるのか……と。

 

アンジールの死後とは言え、「夢を抱きしめろ」って発言は……。その夢ってのも具体性があるわけじゃなくて、結構ぼんやりしてるのもなあ……と。あと、こんだけ部下がいるとウータイ出身者もいそう。

良い事を言っているようではありますが、お前のせいで夢が絶たれた奴がどんだけいるんだよ、と。でも、ゲームやし流さないけんとこやな~みたいのが、僕の脳味噌の最初の反応でした。侵略されたウータイのキャラとしてユフィ・シスネが登場するのも拍車をかけていたと思います。

あと、夢を抱きしめろとか命令してくる奴が上司だったら耐えられないので、僕は就職出来なかったんやな、と……笑。そして案の定、ザックス自身は夢を見失っていた、という描写もあり(この夢や目標を見失う点は大いに共感できる)。

10代の時にプレイしていたら何も思わなかったかもしれませんが、人生において何かの被害者になることは避けられません。よって、さらっと流すにはちょっとツッコミどころが多かったですね。ザックスの死に際に回転するリールの中にウータイのものが何もなかったので、悪い意味で若いというか、思慮に欠けるキャラなのかな、という印象に終始。一貫性をより感じるキャラが中二病の方だった、というのも個人的にはダメでした。

まあ、クラウドの英雄にはなれたと思うので上手にまとまっていたとは思います。あくまで個人的な感想です。

ちなみに、ゲーマーの友人は当時『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII』をプレイしており、アンジール死亡時も感動して、ザックスの最後も感動したとのこと。ミネルヴァも倒してミッションも全部やったそうです。

 

ストーリーのネタバレ

プロジェクトGは、ホランダー博士主導のもと、アンジールとジェネシスを作ったプロジェクト。

この二人のソルジャーを軸に話は展開。ソルジャーは魔晄照射で適性を見られた後にジェノバ細胞を埋め込まれた者を指す。

 

セフィロスは、プロジェクトS(宝条博士主導)。ルクレツィアの胎内にいた時点からジェノバ細胞を埋め込んだことで誕生した最強ソルジャーがセフィロス。最高のモンスターというのは、直接ジェノバ細胞を埋め込まれている、という意味だと思われます(だからイカになったのね)。

 

この辺りは『FF7』と同じですね。やっとここまで進めたんやな……と安心感ありました。

セフィロスに一矢報いるシーンのクラウドはかっこよかったですね(めっちゃジャンプしてた)。雲の上の存在であれど、ティファを想う気持ちが勝ったとの解釈でOKでしょう。ザックスはここで死ぬものかとてっきり思っていましたが、セフィロスとバトルをしても生存。その後はニブルヘイムを逃走。シスネの助けもあり、ゴンガガへ向かうことに。

 

そのゴンガガにも先回りされ、さらにはザックスのご両親に挨拶し、再度逃亡を手伝ってくれたシスネ。もうちょっと他作品でも描いてほしいキャラですね。

 

ラスボスのジェネシスセフィロスに力を貸して欲しいと言っていたのは、詩の中の女神の贈り物が、劣化する自分に対して成功体(セフィロスのS細胞)だと考えていたからだそう。結果的に何も上手くいかず、ライフストリームに頼ったわけですね。

んでジェネシスを倒した後、教会の上部にいたアンジール犬は、エアリスを守っていてくれていたようです。手紙を届ける役割も果たしてくれました。

 

4年も経っていた(正確には5年で、4年間エアリスは手紙を書き続けたとのことらしいです)。宝条の研究サンプルとしての期間がそれだけ長かったってことですね……。クラウドは何度も魔晄中毒になる運命だった……??

 

エアリスとシスネ、どちらとの間にも後悔を残すような終わり方でした。シスネはウータイ出身とのことで、やっぱりザックスはウータイに対して何か描写が欲しかったですね。

 

大量の神羅兵との最後のバトル。ザックスが剣を構える前に誰も撃たない神羅兵は偉い(いやいや撃てよ笑、と思いました)。

 

バスターソードをクラウドに託しておしまい。釘バットとかアルテマウェポンとか使ったらダメでしょ、と思ってしまうのは、本作が後に作られたからなんでしょうね。非常に良く出来たストーリー、そしてムービー演出だったと思います。

ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki* で色々と記事を読んで見るのもおすすめです。考察も含め★

 

まとめ

ストーリーやムービーは良く出来ていると思いますが、やはりザックスに興味を持てるかどうかで評価は変わりそうです。ザックス・アンジール・ジェネシスなど、個人的には興味を持てませんでしたが、制作の寵愛を受けていたことは見て取れました(友人のゲーマーはアンジールにもザックスにも感動していたとのことでした)。

また、『FF7リメイク』とは似て非なるゲームでもあり、改めて『FF7リメイク』は神ゲーだったと感じましたね。特に、リミット技や召喚が任意のタイミングで出来ない・または画質が落ちる演出が入ると、バトルはここまで面白くなくなるのか、と理解したことは良かったかもしれません。

リマスターと謳っておきながらも、実質リメイク作品でした。なので、プレーヤーの期待値を下げておくという試みにしても、この形でのリリースはスクエニにとっての成功体験とも言えるでしょう。

 

 

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