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MOE絵本屋さん大賞2024を総まとめ~1~10位・新人賞・ファーストブック賞

絵本

【2026年7月 追記・更新】

2024年のMOE絵本屋さん大賞は、鈴木のりたけさんの『大ピンチずかん2』が1位に選ばれました。シリーズ第1作の『大ピンチずかん』も2022年に1位を獲得しており、2作続けての大賞受賞です。

2位は、猫と子どもの成長と別れを描いた『わすれていいから』。3位は、どこを見てもシカばかりなのに、よく見ると何かがおかしい『シカしかいない』でした。

この記事では、第17回MOE絵本屋さん大賞2024の1~10位、新人賞、0・1・2歳向けのファーストブック賞をまとめています。

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高校時から婚活せざるを得ず、戦略的に恋愛を始める→大卒後、就職に失敗→薬学生の彼女のヒモを経てブロガーに(15年の交際を経て結婚!)。エンタメ分野のレビュー、感謝を綴ったエッセイが好評。当時の内容を綴ったノンフィクション小説「薬剤師国家試験に落ちた彼女を、僕は隣で見ていた」が電子書籍化しました!

MOE絵本屋さん大賞2024の結果一覧

順位 作品名 内容
1位 大ピンチずかん2 失敗の原因まで分析する続編
2位 わすれていいから 猫が見守る子どもの成長と別れ
3位 シカしかいない シカだらけの探し絵
4位 いちごりら 食べ物と動物が合体する言葉遊び
5位 ちょっぴりながもち するそうです 心が少し楽になるおまじない
6位 トドにおとどけ 似ている海の動物を見分ける
7位 火の鳥 いのちの物語 命のつながりを描く
8位 おすしが あるひ たびにでた おすしが見立ての世界を大冒険
9位 パンダのおさじと ふりかけパンダ 好き嫌いを変える不思議なふりかけ
10位 そそそそ 動物の体が伸びるナンセンス絵本
10位 くまたのびっくりだいさくせん 母親を驚かせたい子ぐまの奮闘

大人が読むなら、この3冊

MOE絵本屋さん大賞2024を1位から紹介

1位:大ピンチずかん2

MOE絵本屋さん大賞2024 1位 大ピンチずかん2

ご飯粒を踏んだ、外出中にズボンのゴムが切れた、口の中をかんだ。日常で突然やってくる大ピンチを集めた『大ピンチずかん』の第2弾です。

今回は、ピンチの大きさだけでなく、ドキドキ、イライラ、痛い、恥ずかしいなど、なぜ困っているのかを「大ピンチグラフ」で分析します。

子どもが泣いたり怒ったりしていると、大人には「それくらい」と見えることがあります。しかし、何が苦しいのかを分けて考えると、対処法も見つけやすくなります。

失敗を笑うだけでなく、自分の感情を知るところまで進んだ続編です。

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2位:わすれていいから

MOE絵本屋さん大賞2024 2位 わすれていいから

猫の「おれ」が家へやってきたとき、そこには生まれたばかりの「おまえ」がいました。

二人は隅っこで寄り添いながら、一緒に大きくなります。しかし、子どもは少しずつ外の世界へ出ていき、猫と過ごす時間も減っていきます。

ずっと覚えていてほしいと引き止めるのではなく、「わすれていいから」と送り出す言葉に、猫の愛情が詰まっています。

子どもの成長、家族との別れ、老いていくペットを経験した人ほど、当たり前だった時間の大切さに気づかされる作品です。

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3位:シカしかいない

MOE絵本屋さん大賞2024 3位 シカしかいない

公園、銭湯、レストラン。ページのどこを見ても、いるのはシカばかりです。

ただし、本当にシカしかいないのかは、よく見ないと分かりません。堂々とシカのふりをしている別の存在や、妙な行動をしているシカが紛れています。

「シカしかいない」という言葉の繰り返しだけでも笑えますが、細部を見るほど新しい発見があります。

一度読んで終わるのではなく、何度もページを戻って探したくなる絵本です。

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4位:いちごりら

MOE絵本屋さん大賞2024 4位 いちごりら

いちごが好きなゴリラが、いちごをたくさん食べると「いちごりら」に変身します。

食べ物と動物の名前がつながり、姿まで予想外に変わっていく言葉遊びの絵本です。

文章のリズムがよく、読み聞かせでは次に何へ変身するのかを子どもと予想できます。

言葉だけでなく、ページをめくった瞬間の大きな絵の変化も面白く、声に出して読むのに向いています。

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5位:ちょっぴりながもち するそうです

MOE絵本屋さん大賞2024 5位 ちょっぴりながもち するそうです

好きな本の間に一晩挟んだハンカチは、心配事を吸い取ってくれる。こまめにストレッチをすると、ほとぼりが冷めやすくなる。

本当に効果があるのかは分かりませんが、少し試してみたくなる「おまじない」が次々に紹介されます。

悩みを根本から解決しようとすると、それだけで疲れてしまうことがあります。そんなときに、気分を変える小さな動作を一つ持っておく。

忙しい大人が自分のために読んでも、心が少し軽くなる絵本です。

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6位:トドにおとどけ

MOE絵本屋さん大賞2024 6位 トドにおとどけ

カモメの配達員が、トドの誕生日ケーキを届けに出発します。

しかし、家から出てきたのはトドによく似たアシカ。次に会ったのも、よく似たアザラシでした。

トド、アシカ、アザラシ、オットセイなど、見た目の似た海の動物たちの違いを、物語を読みながら知ることができます。

言葉遊びの題名も覚えやすく、笑いながら動物の特徴を学べる絵本です。

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7位:火の鳥 いのちの物語

MOE絵本屋さん大賞2024 7位 火の鳥 いのちの物語

手塚治虫の『火の鳥』をもとに、絵本作家の鈴木まもるさんが命のつながりを描いた作品です。

地球上では、人間だけでなく、動物、鳥、虫、植物など、数え切れない命が生まれ、次の命へつながっています。

どこから命が来て、なぜ生きるのか。大きな問いを、火の鳥と美しい絵を通して語りかけます。

漫画版『火の鳥』を知っている大人にも、子どもと命について話す入口を探している方にも向いています。

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8位:おすしが あるひ たびにでた

MOE絵本屋さん大賞2024 8位 おすしが あるひ たびにでた

マグロのおすしが、目的地の「おすシティ」を目指して旅に出ます。

おすしは海や雪山、砂漠を進みますが、背景に使われているのは食べ物や文房具などの身近な物です。

ポテトが岩山に見えたり、日用品が巨大な建物に見えたりと、田中達也さんらしい見立て写真が続きます。

前作『おすしが ふくを かいにきた』より冒険色が強く、細かな背景まで探しながら楽しめます。

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9位:パンダのおさじと ふりかけパンダ

MOE絵本屋さん大賞2024 9位 パンダのおさじと ふりかけパンダ

食べ物の好き嫌いが多いぱこちゃんが、スーパーでもらった「ふりかけパンダ」をご飯へかけます。

すると、小さなパンダのおさじが現れました。ふりかけを料理へかけ、呪文を唱えると、いつもの料理が楽しいパンダ料理へ変わります。

嫌いな食べ物を無理に食べさせる話ではなく、見た目や気分を変えることで、もう一度向き合ってみようと思わせてくれます。

前作と同じく、便利な道具には守らなければならない約束もあります。

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同率10位:そそそそ

MOE絵本屋さん大賞2024 同率10位 そそそそ

木にしがみついていたコアラの親子。落ちそうで心配していると、コアラの足が突然長く伸び、「そそそそ」と歩き始めます。

その後も、さまざまな動物の体が予想もしない方向へ伸びていきます。

なぜ伸びるのか、どこへ向かうのかという説明はありません。意味を考えず、動きと音の面白さを楽しむナンセンス絵本です。

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同率10位:くまたのびっくりだいさくせん

くまの子・くまたは、母親を驚かせて「くーちゃん、さすがね!」と褒めてもらいたいと思っています。

お気に入りのカップを花とダンゴムシで飾ったり、冷蔵庫の卵へ絵を描いたりしますが、思ったような反応は返ってきません。

大人から見れば困る行動でも、くまたに悪意はなく、母親を喜ばせたい一心です。

子どもの行動だけを見て叱るのではなく、その裏にある気持ちまで見てほしいという、親子の愛情が伝わります。

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MOE絵本屋さん大賞2024 新人賞

順位 作品名
1位 ぎょうざが いなくなり さがしています
2位 おふろさん
3位 そうじきのなかのボンボン
4位 えっびっ このこ だいっきらい
5位 うらめしや もののけしょくどう

1位:ぎょうざが いなくなり さがしています

MOE絵本屋さん大賞2024 新人賞1位 ぎょうざが いなくなり さがしています

「町から餃子がいなくなり、探しています」という放送を聞いたとしおくんが、餃子に何が起きたのかを真剣に考えます。

自分で逃げたのか、誰かに連れ去られたのか。大人なら聞き流す放送から、子どもの想像がどんどん広がっていきます。

2023年の新人賞3位から、翌年の新人賞1位へ順位を上げた作品です。

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2位:おふろさん

MOE絵本屋さん大賞2024 新人賞2位 おふろさん

毎日けんちゃんを温めている家のお風呂が、自分もお風呂へ入ってみたいと思い、銭湯を目指します。

いつも誰かを気持ちよくしているお風呂が、初めて大きなお湯につかる姿が微笑ましい作品です。

寒い時期に読みたくなる、体まで温かくなるような絵本です。

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3位:そうじきのなかのボンボン

MOE絵本屋さん大賞2024 新人賞3位 そうじきのなかのボンボン

古い掃除機の中で暮らす、ボンボンとボンボンパパ。掃除機が吸い込んだものを使い、自分たちの家を作っています。

人間にとっては捨てるだけのほこりや小さなごみも、掃除機の中から見れば、別の世界を作る大切な材料です。

やがて掃除機が壊れ、ボンボンたちは見たことのない外の世界へ運ばれていきます。

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4位:えっびっ このこ だいっきらい

MOE絵本屋さん大賞2024 新人賞4位 えっびっ このこ だいっきらい

自分の家へ新しくやってきた小さな存在を前に、えっびっは「この子が大嫌い」と感じます。

きょうだいが生まれたときの嫉妬、不安、寂しさを、勢いのある言葉とユーモラスな絵で描いた作品です。

すぐに「仲良くしなさい」とまとめるのではなく、嫌いと感じる気持ちも含めて子どもの心へ寄り添います。

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5位:うらめしや もののけしょくどう

MOE絵本屋さん大賞2024 新人賞5位 うらめしや もののけしょくどう

夜になると、身の回りの道具から生まれたもののけたちが、食堂「うらめしや」へ集まります。

メニューは、電池にぎりずし、ほこりのほっこりスープ、ワタのふわふわハンバーグなど、普通の食堂にはないものばかりです。

リモコン、照明、じゅうたん、掃除機など、それぞれの道具に合った料理を探す楽しさがあります。

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MOE絵本屋さん大賞2024 ファーストブック賞

ファーストブック賞は、その年に刊行された0・1・2歳向けの絵本を対象とする部門賞です。

順位 作品名
1位 きらきら ぴかぴか どうぶつ だいすき
2位 ぐるぐるさん
3位 きてるの だあれ?
4位 ミニカーたんけんたい
5位 どうぶつ

1位:きらきら ぴかぴか どうぶつ だいすき

MOE絵本屋さん大賞2024 ファーストブック賞1位 きらきら ぴかぴか どうぶつ だいすき

赤ちゃんが注目しやすい、きらきらと光る動物の絵を集めた知育絵本です。

まだ物語を追えない時期でも、光や色、動物の顔を眺めながら楽しめます。

丈夫な作りで、赤ちゃんが初めて自分で触る絵本にも向いています。

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2位:ぐるぐるさん

MOE絵本屋さん大賞2024 ファーストブック賞2位 ぐるぐるさん

丸い仕掛けを指で回すと、模様が広がったり消えたり、ぐるぐると変化する赤ちゃん向けの仕掛け絵本です。

見るだけでなく、自分の指で動かした結果がすぐに絵へ表れるため、何度も繰り返して遊べます。

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3位:きてるの だあれ?

MOE絵本屋さん大賞2024 ファーストブック賞3位 きてるの だあれ?

動物の手を指人形のように動かしながら、「赤いセーターを着ているのは誰?」と当てて遊ぶ仕掛け絵本です。

問いかけに答え、ページをめくって正解を確かめる繰り返しを親子で楽しめます。

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4位:ミニカーたんけんたい

MOE絵本屋さん大賞2024 ファーストブック賞4位 ミニカーたんけんたい

家の人がいない間、小さなミニカーたちが家の中を探検します。

人間には普通の家具や日用品も、ミニカーから見ると巨大な山や道になります。

車が好きな子どもだけでなく、身近な場所を違う大きさから眺める面白さがあります。

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5位:どうぶつ

MOE絵本屋さん大賞2024 ファーストブック賞5位 どうぶつ

仕掛けを動かすと、電池を使わずに動物の音が鳴る赤ちゃん向けの絵本です。

かわいい動物を見ながら、仕掛けを動かし、音を聞いて遊べます。

丈夫なボードブックで、動物の名前を覚え始める時期にも向いています。

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MOE 2025年2月号では11~30位や選評も読める

MOE 2025年2月号 MOE絵本屋さん大賞2024特集

総合ランキングの11~30位、受賞作家へのインタビュー、書店員の推薦コメント、読者が選んだ2024年の絵本などは『MOE 2025年2月号』に掲載されています。

古い号なので、新品が見つからない場合は中古在庫も含めて探す形になります。

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MOE絵本屋さん大賞2024まとめ

2024年は、『大ピンチずかん2』『シカしかいない』『いちごりら』『トドにおとどけ』『そそそそ』など、言葉遊びや繰り返しで笑える作品が多く入りました。

一方で、『わすれていいから』『火の鳥 いのちの物語』は、家族との時間、成長、別れ、命を正面から描いています。

親子で笑って読むなら『大ピンチずかん2』、大人が自分のために読むなら『わすれていいから』、気持ちを少し軽くしたいなら『ちょっぴりながもち するそうです』がおすすめです。

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