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【FF16 DLCも】クリアした感想・評価を綴る(ネタバレ超注意・FF15と比較も)

【2023年12月9日 DLC:Echoes of the Fallen《空の残響》をクリアした感想など 追記・更新】

2023年6月22日に発売したPS5ソフト『FINAL FANTASY XVI (ファイナルファンタジー16)』をクリアした感想・評価・ストーリー要約などを綴っています。項によってはネタバレ注意です。長文です。

 

FINAL FANTASY XVI (ファイナルファンタジー16) とは

「"復讐"は生きる糧となる。 だが、時に自分が復讐のために生きているのか 復讐という名の病に生かされているのか、わからなくなる」 黄昏の時代を迎える世界"ヴァリスゼア"を舞台に、 過酷な運命を背負う主人公「クライヴ・ロズフィールド」の物語が、 いま、その幕を上げる!

戦火に焼かれ祖国と弟を失った主人公「クライヴ・ロズフィールド」。復讐だけを生きる糧に剣を取ったクライヴは、死を迎えつつある黄昏の世界で、過酷な運命に立ち向かう。

jp.finalfantasyxvi.com

ジャンル:アクションRPG

プレイ人数:1人

CERO:D

 

クリアした感想・評価など

「絶望」の中で生まれた「人の絆の強さ」を描いたストーリー

配信中の体験版では、弟ジョシュアと父エルウィンを殺害され、祖国を失い奴隷になった主人公クライヴの復讐に至る過程が濃密に描かれています。もちろん復讐しておしまい、ということはなく、、、

  • 復讐の先に自分を知り、世界の成り立ちを知る
  • 偉大な先人の意志を継ぐ
  • 絶望から一つずつ希望を掴み取っていく
  • つながった人との絆に生き、世界に立ち向かう

こんな感じでテーマが組み合わされています。

 

また、マザークリスタル↑↑という膨大なエネルギーを国々が争い、

  • ザンブレク皇国はバハムート
  • 鉄王国はシヴァ
  • ダルメキア共和国はタイタン
  • ウォールード王国はガルーダとオーディン

各国が召喚獣という最高武力を擁することで均衡を保っている背景があります。主人公クライヴと各国の主要人物が関わっていくことで世界情勢が動き、最終的には世界の成り立ちへ挑んでいくようなストーリーになっています。

 

個人的に強く感じたことは、「ファイナルファンタジーとは?」という問を、しっかりと考え抜いている点。直訳すると最後の物語ゆえに、だからこそ生まれるものの大切さを伝えたい、という制作の強い意思が良い意味で伝わるような物語でした。

ムービーが多めでキャラ一人ひとりの言葉ややり取りが印象的でしたし、泣けるような展開もあり、没入感が最後まで続きました。

 

絶望の中にいるキャラの真っ直ぐな言葉に、共感出来る人も多いはず。時代にも合っているのかな、と

ネタバレや要約、気になる点などは後述しています。

 

PS5の機能を最大限に体感出来るバトルだが……

本作のジャンルはアクションRPGです。主人公クライヴが取り込んだ召喚獣の属性を利用したアビリティを使う感じで、装備した属性を切り替えながら戦います(ラムウなら雷攻撃・タイタンなら土攻撃など)。また、魔法の種類・状態異常・バフ・デバフ・弱点など、シリーズ作品と比べてかなり少なめ。操作はクライヴのみで、仲間の操作は出来ません。よって、ある意味では、戦略性がない脳筋バトルと言えなくもない。

それでも、アクションの演出が本当にすんごいです。1秒あたりの描画があまりにも細かすぎて、コントローラーからスクショボタンを押して撮ってもブレまくり。なので、ビデオクリップで保存してトリミングする作業を何回もしました……。

 

リミットブレイク中は炎が燃え盛る。バフ効果はリミットゲージが上がる英雄の薬と、ちからの薬・まもりの薬(それぞれ攻撃・防御を一定時間上げる)のみ。

 

ラムウの裁きの雷を投げる一コマ。手前はモンスターではなく、相棒のトルガル。

 

お気に入りはギガフレア。超高威力の光を直線上に放射するアビリティで、言ってしまえばほぼファイナルフラッシュですが笑、カッコイイ。アビリティを強化→MASTER化すると、他の召喚獣にもセット出来るのでおすすめ。

 

終盤に入手可能なオーディンは特にスゴイ。『FF8』でサイファーに斬られたオーディンは、本作を以て名誉回復したと言えるくらい。『FF15』ではブリザラで倒されたタイタンも同様ですね。イフリートなんかもシリーズ作品では序盤に入手するのでそこまで強くない印象ですが、そういった印象を逆手に取っている点も面白いと感じました。

1秒間に何回の斬撃を入れてるんかわからないほど斬りまくる。めちゃくちゃカッコイイ。『DMC』のバージルの「次元斬・絶」を連続で発動するようなイメージ

 

フェニックスゲート地下遺跡とか特にキツイ。

ただ、どの敵も基本的に固く、テイクダウンさせなければ大ダメージが入りません。ルカニみたいな魔法があれば違ったと思います。また、逃走不可のバトルが多かったこともあり、僕の場合は途中でストーリーフォーカスモード(難易度を下げた)に切り替えました。難易度は、超初心者から上級者まで多岐に渡って配慮されています。

演出面は史上最高かと思いますが、『FF7R』や『Horizon~』などと比較すると戦略性に著しく欠けるので、飽きが来やすいのは否めないかもしれません。

 

また、本作の売りでもある召喚獣同士のバトル。これまた演出がすんごいです。今までプレイしたゲームの中で圧倒的にグラフィックレベルが高い。ただ、イベントバトル扱いであり、召喚獣になると体に大きな負担がある設定なので、いつでもなれるわけではありません。

波動拳ソニックブームで打ち消すようなエネルギー弾の応酬。このエネルギーの応酬の連続が凄まじい。処理落ちも一切なし。

 

シヴァのダイヤモンドダストを、オーディンドミナントオーディンを宿している人):バルナバスが一閃する一コマ。本作のオーディンは最強格。

 

エネルギーの演出・描写が限界突破しており、ゲームの進化を感じる。映像作品としてもトップレベルだと思います。ただただ圧倒される。

 

召喚獣バトルで、ラーニングする展開はかなり熱い。戦いの中で成長するって素晴らしい。

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世界情勢の変化のシステムが最高。歴史の授業に応用したい

例えば、キングスフォールの救出劇におけるその時の世界情勢と主要人物の相関図を確認出来る

ストーリーやバトル以上に、本作で最も感銘を受けたシステムがこちら。その時に起きた事件から、世界情勢と主要登場人物の動きが相関図からわかるというもの。クライヴが辿ったストーリーを振り返る確認の意もありますが、誰がどの国や組織に属しており、誰と誰がどう関係していて、どのようにして事件が起きてどのように解決したのかが一目瞭然なんですよね。それをL1・R1ボタンで時系列を動かせるため、現在の状況に至るまでの過去の全てを理解出来ます。

このシステムを、日本史や世界史に落とし込んで高校の時に勉強すれば違ったやろうなあ、、、と。勉強する、という感覚すらなく、人物や単語を覚えられると思います。それくらいわかりやすい。

 

また、ゲーム内用語の説明も完璧に近い。解体新書(昔買ったFFシリーズの攻略本・今もあるかはわからんけど)を落とし込んだかのよう

ゲーム内用語をゲーム内用語で例えるのは誰もが好きじゃないと思うのですが、そういうこともないです。ムービー中にわからない用語が出てきたら、ムービーを止めて用語を確認出来るシステムが本作にはあります。パルスのファルシのルシがパージでコクーンと揶揄された『FF13』から確実に学んでいるのは◎。

 

強いて言うなら、ヴィヴィアンと語り部の位置をもっと近づけてほしかったくらい。

拠点にいるヴィヴィアンも世界情勢を歴史から説明してくれますし、ストーリーがわからない、という人をなくそうという制作の執念に近い努力を感じます。

今の中高生がどのような授業形態をしているのか全くわかりませんが、教科書を見て、教師が板書するのを待っているだけの時間(特に暗記するだけの教科は)って、個人的にはマジで無駄な時間だったと本作をプレイして感じました。あくまで個人の意見です。

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シリーズ最高のシドを中心にキャラが魅力的(ややネタバレ注意)

クライヴはシリーズ主人公で一番イケメンかも。また、周りの人に救われていることを自覚しており、心根も優しい。幼馴染のジルは良妻そのもの。

 

復讐で頭がいっぱいなクライヴですが、ストーリーを進行すると復讐という目標がなくなり、人生で最低最悪の絶望の瞬間の中に陥り、「殺してくれ」とシドに懇願します。そんなクライヴに対し、「いつまで腑抜けている気だ」「お前のために仲間のガブが危ない橋を渡っている。関係ないとは言わせないぞ」と発破をかけ、、、

ガブを救った後に、「真実を掴んでみろ」「過去から絶対に逃げるな」「お前を救えるのは、お前だけなんだから」とプレーヤーの人生にも響くような言葉をシドはクライヴに伝えます。

本作は人と人との距離感が抜群に良くて、キャラに魅力を感じる+没入感を生むセリフが多いです。シドに至っては最高の導き手になっていますね(『FF7』よりカッコイイと思ったし、本作のシド以上にかっこいい導き手や師匠キャラは思いつかないかも)。

クライヴ自身が人生に影を落としまくっていることもあり、周囲のキャラが引き立つのも本作の特徴と言えるでしょう。

 

また、常に明るく、ムードメーカーのガブもそうですね。ガブがいなかったらこのゲームは終わってたと思えるくらい、ナイスなキャラ。大好き。

厳しい旅を通して、幼馴染のジルと良い雰囲気になり、自然な流れでキスしようとしたら邪魔が入る演出。もちろん邪魔者はガブ……笑。おそらく大半のプレーヤーも、そろそろいちゃつき出すな、というタイミングでザ・定番の演出が入るのですが、ガブっぽくて◎。

 

サブクエストをクリアすると、そのキャラを支えているものは何か。クライヴに対して何を思っているのかなどを知ることが出来ます。これも面白かった。

 

武器の作成と強化をしてくれるブラックソーンもかっこいい。まさにプロの職人って感じの描写が好きでした。

 

少し残念だったのが、クライヴの母:アナベラですね。自国を売ってクライヴを奴隷に貶めた元凶でもあり、フツーにプレイするとヘイトが集まるキャラですが、個人的には大好き。

捕虜の立場から神皇の妻になって子を出産し、実権を握るその野心溢れる行動力と計画性、そして美しさ。日本で言うと、大奥でもトップに上り詰めるようなタイプでしょうか。次期神皇のディオンを揺さぶった駆け引きは超面白かったですし、神皇を懐柔する言葉などをもっと描写してほしかったところ。悪女という枠で括れないほど魅力を秘めていると思ってました。

 

みんな良いキャラしてるのも本作の特徴です。拠点で仲間と話すのが楽しい。

 

移動や探索を楽しむゲームではない

グラフィックレベルはPS5の中でも最高レベルで、基本的に一本道で迷うこともないですが、遊びココロが見えてくるダンジョンなどはない。

MAPの広さ・探索要素・自由度はそんなにないです。画像では、木の道しか通れなかったり。チョコボに乗ることも出来ますが、船や空の移動はなし。移動を楽しむ作品でないことは間違いないですね。オープンワールドのように自由に行き来は出来ませんが、グラフィックレベルが高すぎるので個人的にはあまり気にならなかったです。

強いて言えば、街中などで、もうちょっとクライヴに速く走ってほしい(ランニングはするけどダッシュはなかなかしてくれない)。あとは、バトルで見せるハイジャンプを移動中もしてくれよ、と思ったくらい。

宝箱を入手しても中身がイマイチなことが多い。宝箱の8割はインサイドキックで開ける。

 

壁を背にしてそ~っと歩くゲームが大半ですが、本作ではダッシュで駆け抜ける動作があり、新鮮でした

 

後の隠れ家となる飛空艇。デザインがものすごく好きで、中を歩くのは楽しかった。

 

大瀑布に興奮しましたが、見えるだけで行けない。RPGならばやっぱ裏側に入りたい気持ちがあります。

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公式サイトから引用した芸術的なアートワーク。グラフィックもすごいですが、アートワークもすんごい。どれもこれも美しいのは間違いないですが、移動と探索を楽しむゲームではないです。

 

サブクエストはおつかいばかりだが全クリ推奨

本作のサブクエストは、ほぼおつかいorモンスター討伐です。僕は単なるおつかい(と言うか作業)が大嫌い。しかし、復讐という自分だけのために生きてきたクライヴは、ストーリーのある段階から人生を見つめ直すことになります。そして、人の役に立つことで承認欲求や喜びを得られるような背景も描かれるんですよね。

なので、クライヴの価値観に合っているというか、他作品と比較してやらされている感が少ないと感じたので記しておきます。

 

また、前編・後編とストーリー仕立てになっているものもあり、例えば、差別に苦しんで来たベアラー(魔法が使える人種だが奴隷扱いされている)の意識改革を目の当たりにしたり。報酬も、武器強化の素材、ポーションなどの薬の効果アップなどバトルを有利に進めるものもあります。

名声に応じて贈り物も届く。

 

拠点の仲間キャラ一人ひとりにもサブクエストがある。絆の重要性を噛みしめるためにも全クリ推奨したいところ

クリアすると、クライヴの思い出の品が私室に飾られるようになるなど、導線づくりも◎。また、全部クリアしてわかりましたが、重要素材は個数が決まっています。これを作ったからこれが作れなくなった……みたいなことはない。どれも1個以上作れるので、片っ端から作成してOKです。

 

一番のおすすめはトルガル関連。かわいい。えらい。かわいい。

 

エロってか裸が多い(ネタバレ注意)

なぜか裸で拘束されているクライヴ。召喚獣に顕現して(人の姿から召喚獣の姿に変化したら)、人に戻った際に裸になるのかな? と思ったのですが、、、そうではない。

 

ベネディクタ↑↑といちゃつくバルナバス。しかし、バルナバスはあくまで利用しているだけで、心は母様↓↓にしかない。これはまだ必要な演出だと思います。

 

(どこのムービーか忘れたけど)フーゴ↑↑の裸が出たあたりから、なんか不必要な裸の描写多くね? と感じるように。

 

お前ら何やってんだ……せめて火の方を向けよ

そして、『FF10』におけるマカラーニャの森でのキスのようなイベント。ロマンティックなシーンなはずなんですが、、、一応、服が濡れて乾かしている状態&二人の距離感を表現しているとは言え、ここまで来ると、クライヴのチ◯コの隠し方が上手すぎて笑ってしまいました。いかに局部を隠すかに芸術性を見出しているかのよう。

ジルのシヴァを取り込んで負担軽減かつ、ジルの人生も背負っていくという意味でも、ストーリー上でもかなり重要な描写……なんですが、局部を絶妙に隠し続けるカメラワークにツッコミを入れたくなる自分がもどかしい

本作のムービーを見ていると、そんなに乳首とかチン◯って見せたらダメなモンなんか? とわからなくなります(ゲシュタルト崩壊に近い)。そりゃ局部をドアップにしたらダメでしょうけど、こんな意図的に隠す構図だと、雰囲気が台無しでコミカルに見えてならないんですよね。僕の心が汚れているとは言え。。。

 

いちゃつく二人をよそに、一夜明けてあくびをするトルガル。かわいい

他にも、エロだけじゃなくて、死体が結構あったり、体験版ではパパの首が飛んでジョシュアに血がかかったり、グロい部分もあります。CERO:Dじゃなくて、CERO:Zじゃないのがよく分からなかったです。

 

気になる点も(ややネタバレ注意)

上記の裸以外にも。

まず、画面が暗すぎる。本当に暗い。ずっと暗いわけじゃないんですけど、暗いところは本当に暗すぎる。テレビ側で調整する必要があるくらい。そして、スクショも暗い。ブロガー泣かせの暗さ。

 

BGMがシリーズ作品と比較して相対的に印象に残らなかった。『ビッグブリッヂの死闘』『仲間を求めて』『ザナルカンドにて』などと比較して、という意味。

 

重要なムービーはセリフ送りが出来ないので、ボーっと見るだけの時間も多い。スキップは出来る。

 

お金の使い道が全くない。お金がたまり過ぎる。BGMの楽譜を買っても余る。みんなに奢るのも1万円なので、どうプレイしても余ってしまう。

 

フーゴに捕まったジルとクライヴが簡単に脱出しすぎ。クライヴは拷問を受ける描写があっても良かったと思った。(拷問を受けて脱出するゲームは面白い作品が多いため)

 

終盤のやり取りが本質的に同じでくどい。同じことを相手と言葉を変えているだけ(バルナバスとアルテマのこと)。これはラスボスを論破しないといけない(ただ倒すだけだとカタルシスがない)ので難しくて悲しいところ。人の絆の強さをわからせる必要があるのでしゃーないんですが、クライヴの熱い説教にややお腹いっぱいでした。

 

他国のおえらいさんの中で、大司祭イムランの凄さがわからなかった。子供を盾に取るだけで、カリスマ性も武力も特になし。

 

トルガルが進化した時の反応が薄すぎる。そもそも子犬の頃に出会って、そこから13年の月日が経って再会したので、寿命が近いかもしれん……と不安に思っていましたが、フェンリルと言う種族であることが発覚。進化した際のガブの反応が個人的には近いものがありました。

 

モーグリがストーリーに絡まない。シリーズ作品の中でもファンタジー要素は少ないかも。

 

小ネタ・その他

チョコボに乗ったまま宝箱を開けたかった。チョコボに関しては、レベルアップでスタミナや速度が上がる『FF15』の方が好き。

 

薬売りの少女が明らかに可愛い。キエルという名前も後にわかります。

 

拠点の花が綺麗。とても良い。

 

お墓参りがある作品が僕は好きかもしれない(キャラをとても大切にしてるから)。

 

サブクエストだったと思うんですが、ジルに合う布の色を聞かれる。これは取り返しがつかない要素だと思います(赤にしたら、絆をイメージしたって話をしたくらいで、他の色でもおそらく大きな違いはない)

 

ジルよりタルヤを選ぶ展開をわずかに期待していました。サブクエストも良かった。

 

ベヒーモスが超強い。コメテオ・メテオ・ファイナルメテオまで撃ってくる(ゲームオーバーになった)。画像上はクライヴがメテオをイフリートの力で留めている一コマ。昔のドラゴンボールの映画? で、フリーザかクウラ? がこんな感じで超巨大なエネルギー弾を撃ってきて、悟空が両手で着弾しないようにしてかめはめ波で撃ち返したのを思い出したのですが、、、作品名がわかる有識者の方、コメントください。

→『とびっきりの最強対最強』でした! 教えてくれた方、ありがとうございました!★

 

仁淀ブルーを思い出す水の色。好き。

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マザークリスタルが砕け散った一コマ。これはどの国も本当にきれい。なんかディズニーランドみたい

 

トルガルの動きが速すぎてバトル中はあんまり見えないと思うんですけど、首に噛み付いてグルグル回っていたのでスクショ。そんなことしたら人が死んじゃうよ。

 

各キャラの説明や過程は描かれるんですが、ステータスなどは表示されないんですよね。ガブって身長高くない? と思った一コマ。

 

クライヴがやられて撤退する際、剣を咥えて逃げるトルガル。えらい。かわいい。

 

マルディーニを切った挙げ句、トナーリを売ったACミラン(悪い意味でビビった)。来年のミラニスタが叫びそうなセリフをエルイーズが言ってました、、、海外サッカーファンにしかわからないのでスルーしてください

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声優一覧

クライヴ:内田夕夜・少年期:内田雄馬

ジョシュア:藤原夏海

エルウィン:木下浩之

アナベラ:日野由利加

バイロン:立川三貴

ジル:潘めぐみ

シド:白熊寛嗣

ミド:山根舞

ガブ:勝杏里

オットー:斉藤次郎

タルヤ:弘松芹香

ブラックソーン:菊池通武

カローン:宮寺智子

グツ:かぬか光明

ヴィヴィアン:アナンド雪

トルガル:わからない

シリル:宮本克哉

ヨーテ:嶋村侑

ウェイド:櫻井トオル

ベネディクタ:樋口あかり

フーゴ間宮康弘

ディオン:中村悠一

キエル:中村新夏

シルヴェストル山路和弘

オリヴィエ:小林けんしん

バルナバス:綱島郷太郎

スレイブニル:梅原裕一郎

アルテマ宮本充

など

 

クリア時間・クリア後

サブクエスト、モブハントを全部して44時間ほど。ザコ敵はサボりまくってもレベル48でした。つよくてニューゲームが解放され、レベルも100まで上がります。つよくてニューゲームでしか入手できないアイテム、コンテンツがあるそうです(調査中)。

 

攻略情報

おすすめの召喚獣・スキル

ごちゃごちゃいる敵を素早く殲滅する、かつ、単体に大ダメージを与えたい、という二つの意図で試行錯誤したら、上記の組み合わせになりました(オート~の指輪は最後らへんに使うようになった・超ラク)。オーディン入手前は、ラムウをメインにしてました。裁きの雷も好きでしたが、ギガフレアには勝てず。

ガルーダとシヴァは演出はかっこいいんですけど、威力が弱い印象です。いつでもリセット出来るので、色々と試せるのは良かったですね。

 

ゴッターダメルンの素材

オリハルコンは、Sランク討伐・ノースリーチ後編・不死鳥後編のサブクエスト・キングベヒーモス・ゴーキマイラなどから十分にドロップ出来ました。黒銅はプリンスオブデスなど。あとはアトラスなどの鉄巨人系からドロップしたような。原始の角笛はゴバームーク。

 

その他

クライヴの私室の宝物ですが、ジルから貰える布のはず。しかし、クリア後に貰うとタイミングの問題なのか追加されないようです……。

 

ネタバレ

ストーリーの要約

結論から述べると、ラスボスはアルテマという神。大地を無にする黒の一帯に追われたことで肉体を消失、精神だけの状態になったアルテマは、自身に相応しい肉体の器を作るため人を誕生させた。また、失った一族を自身の中で復活させるための魔法:レイズを唱えるため、世界各地にマザークリスタルを配置して、エーテルを吸い取っていた。召喚獣は元々、アルテマの力を8つの属性に分割して具現化したもの。クライヴとジョシュアが一体化したイフリート+フェニックスは、アルテマにとっての元々の肉体にあたる。

そして、召喚獣を取り込むことが出来るイフリートのドミナントであるクライヴが誕生。アルテマの目論見通り、クライヴは他の召喚獣を吸収して、元のアルテマの肉体の状態に近付くことになる。←ストーリーの大半はこの部分

アルテマが人を作った理由は肉体の器が欲しかったから。でも、人は自我を持ったせいで黒の一帯を広げてきたし、もうクライヴ以外全員要らないし、完全体になったら新しい世界作るわ! というアルテマに対し、クライヴとジョシュアは激おこ。お前も黒の一帯から逃げたのに、なんで人と協力し合う道を選ばんかったんや! と。ジョシュアが体内で封印していたのはアルテマの一部分だけで、封印を脱してアルテマはほぼ完全体になってしまう。そして、胸に穴が空いたジョシュアはフェニックスをクライヴに託して死亡。

それまでに出会ってきた人の絆・ジルとの愛の絆・ジョシュアとの兄弟の絆をパワーに、器としての存在だったクライヴはアルテマを超える存在に。倒されたアルテマは、人の絆とはかくなるものなのか……的なことを言って消滅。クライヴはアルテマのパワーを吸収する。

ほぼ神になったクライヴだったが、ベアラーもドミナントもクリスタルも世界には要らないと考え、アルテマが作ったエーテルの塊:オリジンを破壊(マザークリスタルの塊みたいなモン)。しかしクライヴは能力を使ったツケで左手が石化、そのまま死亡しておしまい。それを察したジルとトルガルとガブが泣く描写がある。

 

ストーリーのかんたんに振り返る

体験版部分……母アナベラが密通していたことによって、ザンブレク皇国を売られたロザリア公国。父エルウィンが目の前で殺されたことで弟ジョシュアはフェニックスになるものの、イフリートに顕現して暴走したクライヴによって殺されてしまう。クライヴは、ザンブレク皇国で奴隷に。

 

ゲーム開始部分……13年後。鉄王国とダルメキア共和国の戦争中にシヴァを暗殺しようとしたら、かつての幼馴染ジルだった。そこにシドが助けに来たことで、ジルを抱えて脱出したクライヴはシドと共に行動するようになる。

 

ジョシュアを殺した現場にいたフード姿の火のドミナントを追う過程で、クライヴはベネディクタを倒してガルーダを吸収。その後暴走して召喚獣ガルーダに顕現したベネディクタを、イフリートに顕現したクライヴは殺害する。そこで、自分がジョシュアを殺したのだと気付いて、絶望する。

 

自分を受け入れるクライヴ

フード姿の火のドミナントは、実は自分(の分身みたいな)だと、再度訪れたフェニックスゲートで気付かされたクライヴ。改めて、自分の過去から逃げず向き合うことで事実を受け入れたクライヴは、イフリートを会得する。

 

フェニックスゲート事件の後、鉄王国に囚われたけどシヴァの力に目覚めて、ロザリア公国の女子供を盾にされ兵器として生きてきたと語るジル。ジョシュアを殺してしまったことを打ち明けたクライヴと共に支え合うように。人が人として生きられる場所を作るという理想の元、二人はシドに協力していく。

 

大地を死なす黒の一帯が広がっている原因は、マザークリスタルがエーテルを吸い取っているから。なので、後々人が住む場所がなくなることを危惧したシドは、マザークリスタルの一つを破壊することに成功する。が、元々ボロボロだったシドはラムウと自身の意思をクライヴに託して死亡。クライヴはアルテマによって精神世界みたいなところへ連れ込まれた後に気絶。そこにジョシュアが現れて、クライヴを守るためにアルテマを自身に封印する。

ジョシュアが生きていたのはロズフィールド家に仕えてきた一族:不死鳥教団のおかげと後々わかる。

同刻に、愛するベネディクタを殺されたフーゴ(タイタンのドミナント)が怒って、シドの隠れ家は破壊されてしまう。

 

5年後。マザークリスタルを破壊したせいで目先の生活に支障が出ていることもあり、シドは世間で極悪人になっている。また、クライヴは二代目シドを襲名。同時に、フーゴがベネディクタの敵としてシド探しに躍起になっており、圧政の影響が各地に出ていた。フーゴの兵がベアラーを片っ端から虐殺してるせいで、シドの名前を受け継いだクライヴはベアラーにキレられる。

人が人として生きられる場所を作るとシドから受け継いだ理想はあるものの、現実は真逆で苦しむ描写がある。

 

ジルの過去と決着をつけるため、クライヴは共に鉄王国へ向かう。侵入ルートを考えた結果、叔父バイロンと再会して船を頼る。かつて面倒を見ていたチョコボ:アンブロシアやウェイドなどとも再会。

鉄王国のマザークリスタルを破壊、そして鉄王国のトップ:大司祭イムランをジルは殺害する。

 

ベネディクタの首を届けられて激昂したフーゴは(実際にしたのはバルナバス)、クライヴのかつての故郷:ロザリアで暴れまわる。故郷を荒らされて怒ったクライヴ一行はフーゴを殺しに行くも、ジルが捕まってしまい、クライヴも捕まる。

が、ガブがクライヴを助けて脱出、首を切られそうなジルを見てトルガルが覚醒して助け出す。なんと、トルガルはフェンリルという召喚獣に近い存在だったとのこと。その後、フーゴとの一対一に勝利したクライヴはタイタン吸収して腕を切ったけど、とどめを刺すところでバルナバスの部下にフーゴを攫われてしまう。

 

フーゴの行方を探すまでに、シドの娘ミドが飛空艇に来て、シドの遺品などを使ってエンタープライズという船を造ることに。

 

フーゴの居場所がわかったことで、目的地付近までおじさんと一緒に砂漠へ。神殿に行き、マザークリスタルの前でフーゴを見つける。愛するベネディクタをクライヴに寝取られるクリスタルの幻に魅せられたフーゴは精神崩壊してタイタンに顕現。クライヴもイフリートになり、マザークリスタルごとタイタン化したフーゴを破壊する。

フーゴバルナバスによって利用されていたと分かる(ベネディクタにフーゴとセックスさせたのもバルナバスで、ベネディクタの首を送ったのもバルナバス。でも、バルナバスはアルテマの言いなり)。

 

一方で、ジョシュアはザンブレク皇国のディオン(バハムートのドミナント)と話し合う。他の奴らとは異なり、民のことを第一に考えるディオンに、アルテマのことなどを話して協力を請う。

 

クライヴたちはシドの墓参りをする。

 

ザンブレク皇国では、クライヴの母:アナベラが神皇との間に子供を産んでおり、ディオンではなくその子供のオリヴィエが神皇に即位してしまう。ディオンは父にその理由を問うもスルーされ、アナベラには血筋の話をされ、ディオンは激おこ。アナベラがこの国に来てから全てがおかしくなったので謀反するも、元神皇のパパがディオンの攻撃をかばって死亡。実は、オリヴィエはアルテマによって操られており、父親殺しと貶されたディオンは心が壊れてバハムートになって暴走してしまう。

 

マザークリスタルを破壊するために侵入していたらバハムートが暴れ出し、さらにはフェニックスと交戦する様子を見たクライヴ。フェニックスを見たことでジョシュアが生きている喜びはあったが、このままではバハムートに殺されてしまうので駆けつける。その途中で、母アナベラに出会う。なぜ国を売ったのかを問い詰めるが、バハムートの圧倒的なパワーにやられそうになるフェニックスを見て、イフリートに顕現して助けに向かう。

 

召喚獣の姿同士でジョシュアと邂逅したクライヴは、イフリート+フェニックスの一体化状態になり、なんとかバハムートを倒す。人間の姿に戻った二人は、涙ながらに抱き合う。

ここはプレーヤーも泣ける……

 

オリヴィエはディオンの最後の力を振り絞った一撃によって死亡。アナベラ曰く、クライヴはフェニックスの血を引かなかった、ジョシュアは病弱だったので屈辱だったと。オリヴィエが消えた現実を受け入れられないアナベラは自殺してしまう。

 

自由都市カンベルで逃げ遅れたミド、ガブ、バイロン(仲間たち)を救うため向かうクライヴ。オーディンドミナントであるバルナバスを遭遇するも、その圧倒的な力により、全身の筋を狙って切られてしまうクライヴ。シヴァになってみんなを逃がすジルだったが、バルナバスに捕らえられてしまう。

 

ジルを追うため、船を完成させたミドらと共にクライヴは後を追う。バハムートに顕現したバルナバスの斬鉄剣によって、海が真っ二つに割れ、その海底でクライヴはバルナバスとちょっと戦うが、今の状態ではミュトス(アルテマの肉体の器)としての未完成とのことでその場では殺されず。斬鉄剣で割れた海水が流れ込むのをジルが凍らせて陸へ逃げる。

 

服を乾かし中に裸になった二人。ジルの体の石化を止めるためにも、シヴァを吸収するクライヴ。その後、一晩明けて船がお迎えに来る。

 

灰の大陸でバルナバスと再戦、バルナバスを倒してオーディンを吸収させられたクライヴ。ジョシュアは別行動で、遺跡で壁画を確認し、アルテマの意図を確認。拠点で傷を回復したディオンは味方になる。

 

最後のマザークリスタルを壊しに行ったらアルテマの世界に引き込まれ、創世の話を聞かされてバトルになる。マザークリスタルは壊れたけど、アルテマがオリジンと呼ぶ遺物が目覚める。

 

ディオンがバハムート化して、ジョシュアとクライヴはオリジンに乗り込む。要約の部分で述べたように、アルテマの目的はレイズで一族を自身の中で復活させること。器として完成したクライヴだが、アルテマと一体化がなされないその理由は、一族に思いを託されいる(思念の鎖)から、同様に思いを託されているクライヴと一体化が出来ないとジョシュアから指摘がある。

力の酷使で体の半分石化したジョシュアもまたクライヴに思いを託すという形でフェニックスを譲渡して死亡。

 

クライヴとジョシュアは最後に死亡したけど、最後までジル・ガブ・トルガルを殺さなかった制作を讃えたい。あと、クライヴとジルの息子が生まれるみたいな展開じゃないのも個人的には良かった。

お前は唯一無二だと思ったから協力しあえんかったんやな、おれはちゃうでみたいな説教して、アルテマをボコってパワーを吸収、最後はベアラーもドミナントも魔法など、アルテマが作った理(ことわり)を全部破壊。月を見るクライヴは炎が出なくなって左手が石になっており、死亡したと思われる。このタイミングで米津玄師さんの『月を見ていた』が流れる。

 

ファイナルファンタジーという物語が、ジョシュアの手によって後世に残されているムービーでおしまい。

比較:FF16はFF15を否定している

個人的には、この出だしからモヤモヤがすごかった。スタンド・バイ・ミーが流れて嫌悪感MAXになり、挫折したのが数年前。でも、本作のために頑張ってクリアしました。

『FF16』と『FF15』はわかりやすく比較が可能です。

  • 父親を殺された後の行動
  • 絶望の中にいる主人公に仲間がかける言葉
  • 主人公を可哀想な境遇に追い込む意味と過程
  • エンディング

など。ネタバレ注意です。また、『FF15』が好きな方はスルーしてください。

 

父親を殺された後の行動

旅行自体が悪いわけではないが……

父親を殺されて国を追われる という序盤の展開は同じですが、『FF15』は制作が「旅」と「旅行」を履き違えているため、マセラティみたいな車に乗ってキャンプ旅行をするシナリオになっています。僕が経験的に考えている旅とは、同行者の存在が煩わしくなる時もあって言葉も少なくなりますし、困難もあり喜びもあり、何より必死に何かを探したり見つけようとしている姿勢があります。そういった要素が皆無なんですよね……。

断言しますが、親を殺されたら、『FF16』のクライヴのように復讐の鬼になるのが自然です……。別に旅行をゲームにしたことが悪いわけではなく、父親を殺されたのに楽しそうに旅行をする、という非論理的な展開に疑問を抱かざるを得ないってこと。

 

絶望の中にいる主人公に仲間がかける言葉

FF15』では、胸ぐらを掴んでキレること=伝えたい気持ちの強さ ってことなんだと思います。

(婚約者をラスボスに殺害されて)絶望の中にいる『FF15』の主人公ノクトに対し、電車の中で急にキレてくるグラディオ。タイタンの元へ向かうタイミングで1回キレられたのも意味不明だったので、制作が考える「人の距離感」に、僕は全くついていけませんでした……。

グラディオ自身が妹のイリスを殺されたなどの近い境遇であればまだわからなくもないですが、説得力を生む描写もなく、、、むしろ謎のタイミングで離脱した理由も???でした。グラディオの言葉に何一つ説得力を感じないんですよね。

あとは、男に過度な幻想を見ている人(偏見ですが韓国ドラマとかBLとかに傾倒しているような)が作ったのかな? と感じられるセリフもキツかったです。一言で言うと、気持ち悪い。

バラエティ番組の安っぽいグルメリポートのようなセリフ(見知らぬ人が食べている料理を見て)。いちいち小言を挟むプロンプトは「旅行」の象徴そのもの。

 

『FF16』では、シリーズ最高のシド~の項で述べたように、絶望の中にいるクライヴを導く生き様と言葉は本当にかっこいいです。また、クライヴがラスボスに人の絆の強さを語るのも、シドとの出会いを通して絆を紡いできた過程を描いたからこそ。プレーヤーはクライヴの言葉に説得力を感じるため、没入感があります。

 

主人公を可哀想な境遇に追い込む意味

命と引換えにラスボスを倒すことを突発的に強要されるが、その理由がわからない。描かれない。

FF15』では、真の王になってラスボスを倒すべく、10年間パワーアップのためにクリスタルの中にノクトは幽閉されます。命と引換えにラスボスを倒せ と強要されるのですが、なぜパワーアップするのに10年必要なのか? →わかりません。また、ノクトは王の中の王みたいな扱いになっていますが、これもわかりませんでした(たぶん血筋)。歴代王が遺したファントムソードを全部集めたら真の王に認められるんかな? と思っていたら、なんと集める必要がなかったという……ウソやろ……笑。

この演出は何やったんや……

他にも、ノクトがパワーアップして外に出てきた時には世界は闇に包まれ、主人公の敵である帝国もラスボスがなぜか壊滅させています。が、以前拉致したプロンプトを含めて、なぜか一人も仲間は殺されていなかったり。

これらは一部ですが、論理的につながっていないことが多すぎるのが『FF15』のシナリオの特徴です。こうしたら可哀想・こうしたら泣ける という結末だけを継ぎ合わせただけのシナリオは、FFシリーズ史上最低だと考えています。

ラスボスの前に並ぶメンバーの中に、なぜかパパが登場する演出。なんでいるの? と思うけど、もうどうでも良い。

 

『FF16』では、弟ジョシュアを殺したのは自分だったと認められなかったクライヴの苦悩を描き、自分を受け入れることで過去を克服。さらには、13年後にジョシュアとの再会(召喚獣→人間の順番も最高)も描いているので感動がありました。体験版部分で死をミスリードさせたのも上手だと思いましたね。『FF15』とは異なり、過酷な運命を描くことで没入感を生み、さらには感動を与えて、最後には余韻を与えるようなシナリオになっています。

 

エンディング

フルプライスで購入してこのエンディングを見せられたプレーヤーの気持ちをノクトが代弁している(友人談)と評判だそうです。

FF15』のエンディングは、「悪い やっぱ辛えわ」「そりゃ 辛えでしょ」「ちゃんと言えたじゃねえか」という、ネタになりすぎて未プレイの人さえネタにするレベルの常軌を逸した酷いやり取り。4人の絆の強さを伝えて感動させたかったのだと思いますが、その描写がないばかりか、それをDLCで後日に発売するという衝撃的な悪手を打っています。

僕が最初に思ったことは、「なんだこれ?」「何を見せられとるかわからん」。次に思ったことは、グラディオに1回目にキレられた時に「王家の人間だけどその前に一人の人間だから辛い」ってノクトが打ち明けた体でいたんですよね↓↓。でも、それだと歴代の王に顔向け出来ないからダメとのこと。

なのに、死を目の前にして「やっぱ辛えわ」と弱音を吐いたら、今度はキレずに「ちゃんと言えたじゃねえか」って……いやいやお前めちゃくちゃ手のひらをクルクル返してくるやん! やったら最初からキレてくんなや!! と。「歴代の王も見守ってくれるよ。前は本当にすまなかったノクト」みたいな謝罪をグラディオがしていたら、個人的には違った評価になっていたと思います。

 

ただ、「悪い やっぱ辛えわ」に対し、「聞けてよかった」と言うイグニスだけは、極めてまともに感じます。急に失明した原因の描写は一切なかったため意味不明でしたが、こちらも後のDLCで描かれたそうです(未プレイ・なぜそんなに重要な描写をDLCにしたのかもマジで意味不明・理解不能)。そして、それを知ったプレーヤーの株が上がったとのこと(友人談)。

イグニスは許される

 

『FF16』のエンディングはストーリーを振り返る項で述べたので省略しますが、ジルと約束した月を見ながら力尽きるも、クライヴが必死に守ってきたものが正しく、後世にもつながっていく様子を描いていたので、スッキリとした素晴らしいエンディングでした。

こうして比較してみると、『FF16』の制作は、シリーズの名誉回復・評価回復のため、プレーヤーの視点に立てていないFF15』をある程度否定したかったんじゃないかと。そんな意図を個人的には感じています。

 

ただ、FF15にも良いところはある

ボロクソに書きましたが、悪いことばかりではないのも強調しておきます。

シヴァに関しては、ゲンティアナが人の姿から変身した演出に意外性があり、神凪(ルーナ)との関係も描いていて好きでした。ただ、アーデンに殺されるタイミングで本当は登場してほしかったですが……。

 

あと、車で過去作の曲を聞けるのは『FF16』よりも明らかに良かったですね。父親が殺されたこと・プロンプトの小言をスルーせないけんのやな、と理解してからは、グラディオにキレられるまでクソゲー感はなかったです。シドに武器開発を依頼したり、イリス加入のドライブも楽しかったですね。

 

チョコボはかわいい。

 

おにぎりはなんでネタにされているのかわかりませんでした。

 

水都の美しいデザイン・政治的なやり取り(もうちょっと複雑かつ具体的にしたら面白いと感じた)・急にノクトがMARVELみたいになる急展開も(フツーのバトルは面白くなかった)。アンブラに話しかけて過去に戻って探索出来るシステムも好きでした。

 

女性キャラに関しては、『FF15』も好きでした。特に、竜騎士のアラネアさんの労働観・倫理観は割りと印象深かったです。

 

ガリアで空を飛べたのは良かった。PSPlusでロイヤルエディションをプレイするのがおすすめ。

 

おまけ

全世界累計販売本数が300万本を突破

おめでとうございます! 

 

2024年5月~宝塚でミュージカル化が決定!

『FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16)』
原作・協力/株式会社スクウェア・エニックス
脚本・演出/小柳 奈穂子

1987年の第1作発売以降、全世界累計1億8,000万本以上の出荷・ダウンロード数を誇る伝説のロールプレイングゲームファイナルファンタジー」シリーズ。美しいグラフィックと独特の世界観、豊かなストーリー性で、日本国内のみならず世界中の人々を魅了し、ゲームの枠を超えてテレビドラマや映画、そして歌舞伎等、様々なメディアミックスを展開してきました。この度、2023年6月に発売され、世界中で大反響を巻き起こしているシリーズ最新作「FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16)」の宝塚歌劇での上演が決定。「宝塚歌劇」と「ファイナルファンタジー」のコラボレーションが生み出す革新的なミュージカル作品に、どうぞご期待ください。  

宝塚大劇場:2024/5/17(金)~6/23(日)

東京宝塚劇場:2024/7/13(土)~8/25(日)

引用:https://kageki.hankyu.co.jp/news/20230710_005.html

本作の解釈が気になるので、個人的には見に行きたいですね。ただ、約一年後~というタイミングが良いのかがわかりません。また情報追記します。

 

吉田直樹プロデューサーが情熱大陸に出演!

遊びを追求する“50歳の少年” シリーズ最新作で世界に挑む
「縮こまったら終わり、って思うんで」
サングラス越しの目は鋭く、紫煙をくゆらす指にシルバーのアクセサリーが光る。まるでロックスターのようないで立ちの50歳が、今世界から注目を集めている。

吉田はゲーム開発者。人気ロールプレイングゲームファイナルファンタジーXIVFF14)」、最新作「ファイナルファンタジーXVI(FF16)」の制作を統括する。オンラインで楽しめるFF14は、累計登録アカウント数2700万を突破。日本のみならず世界中でプレイされ、自身も「吉P」の愛称で親しまれている。

開発の現場を取材して見えたのは、誠実で慎重な仕事ぶりだ。スタッフへの指示は丁寧で、成果を労うことを忘れない。ゲームの衣装を着て自ら舞台に立ちPRをしたあとは、効果の検証も怠らない。仕事の原動力は何か...周囲は吉田のことを「根っからのゲーマー」だと言う。開発中の「FF16」を嬉々として遊ぶその横顔は、少年そのものだった。けれど、「FF16」発売を間近に控えたある日、こんなことも口にした。「僕は単なる臆病なんですよ。ゲームが面白くないって言われるのがすごく怖い...」
作り手としての原点は、子どものころ遊んだ小さな公園だという。その場所を訪れ私たちに打ち明けた決意とは。

引用:情熱大陸 | MBS 毎日放送

 

LINEスタンプが発売!

ボイスがあるそうですが、このトルガルがほしいですかね↓↓。振り返ってみると、本作には名言らしい名言がないような気もします。僕がパッと思い浮かぶ名台詞は

逆賊アナベラ! 兄さんは僕が守る! テオオオオオ!! ああ母様…… 滅んじまえ!! 

とかですかね……どれも採用されなさそう。

 

アートブックが発売!

クリスタルの加護を断ち切るための物語『ファイナルファンタジーXVI』公式画集
物語の主人公・ロザリア公国の第一王子”クライヴ・ロズフィールド”をはじめとする、その身に召喚獣を呼び降ろす存在「ドミナント」。ドミナントに宿る強大かつ特別な力「召喚獣」。黄昏の時代を迎えつつある、クリスタルの加護を受けし世界「ヴァリスゼア」。そして、その世界を跋扈する異形の存在「モンスター」など。本書には、『ファイナルファンタジーXVI』の開発過程で描かれた、それら珠玉のアートを収録。繊細で美しく、存在感のあるアートの数々をお楽しみください。

 

DLC第一弾:Echoes of the Fallen《空の残響》をクリアした感想・評価

黄昏に沈むヴァリスゼアに、突如として現れた《黒いクリスタル》。 それは、未知なるマザークリスタルの存在を示唆していた。 クリスタルの出どころを探るなか、怪しげな売人と出会ったクライヴたちは、 何かに導かれるかのように“賢者の塔”と呼ばれる“空の文明”の遺跡へと辿り着く……。 

DLC第二弾「The Rising Tide《海の慟哭》」は2024年春発売予定とのことです。

 

買うべきか?

結論から言うと、買わなくてもいいと思います。DLC第二弾「The Rising Tide《海の慟哭》」をクリアしないと正しい評価は出来ませんが、この内容と量ならばビミョーかな……

本編が割りとスッキリ終わった印象だったので、あまり良い印象はないです。

 

追加要素

武器や服装を少し変えることが出来ます。オメガが登場しています。

 

クリア時間・クリア後

3~5時間ほどでしょうか。クリア後は特になし。

 

ネタバレ

時系列としては、ラスボスに挑む直前といったところ(クライヴもジョシュアも生きているので、その違和感がある人もいるはず)

 

粗悪なクリスタル:ダスククリスタルなるものが出回る。

3人組売人(主犯格:ファミル)を追う→追いついてクリスタルについて聞こうとしたらクリスタルを狙う野党に見つかり、ファミルがクライヴ達を売人だと言って逃げる。クライヴ達は戦闘に。

 

賢者の塔とクリスタルが描かれるストーリー

野党との戦闘を終え、売人達に追いついて話を聞きたい→言えないなどのやり取りをしていると、最近頻繁に起こっているらしい地震が起こり、賢者の塔に光が灯る。アカシアが出現し戦闘へ、そして売人に逃げられる。

戦闘後、ジョシュアが賢者の塔の入り口らしきものを見つけて中へ、塔の中にはエーテルがまだあることがわかるも、敵と認識されて中ボスラッシュ。

奥へ進んでいくほど遺跡内は黒い生き物のようなもので埋め尽くされており、人造コアが見えるところまで辿り着くと売人達が遺物に襲われているので助ける。しかし、遺跡が危険を察知したのかマザークリスタルタンクから人造コアは隔離されてしまう。

 

ファミルは低層のダスククリスタルを売ってただけ

塔が光るようになってダスククリスタルがあちこちに出るようになったので売るようになったとのこと。

ジョシュア曰く人造コアが作られる過程でダスククリスタルが生まれる、人造コアが大地からのエーテルを吸収している。

 

オメガとバトルしておしまい。つづく

まとめ

PS5の性能を最大限引き出すような史上最高のグラフィックと演出、特に召喚獣バトルを経験するとまさに神ゲー……と言いたいところですが、振り返ってみると結構好みが分かれる要素が多いと思いますね。

小さな希望を掴み取るためとは言っても暗い雰囲気の世界観・ムービーが多いストーリー・演出重視で戦略性に欠けるゴリ押しバトル・コミカルに見える裸のカメラワーク(僕だけかも)などがそれに該当します。

ただ、シリーズ作品の不名誉な評価や印象をピンポイントでキレイに覆すような印象もあり、特に『FF15』に失望した人や『FF10』が好きだった人には復帰作としておすすめ出来ると思います。

個人的には、ゲーム部分よりもシステム周りに感銘を受けました。神ゲーとは言えないですが、、ゲームの進化をわかりやすく感じることが出来たので満足しています。

 

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