僕の人生、変な人ばっかり!

あだ名は「もも」。詳しいプロフィール・人気記事セレクションはidへ。【福岡県在住】問い合わせ:momonga33yuin@gmail.com

【ラストオブアス2】クリアした感想~誰も幸せにならないゲームだった(長文)

f:id:momotoyuin:20200618134313p:plain

【2020年6月22日 クリア時のデータについて追記】

2020年06月19日に発売されたPS4ソフト『The Last of Us Part II』をクリアした感想・評価・考察になります。また、ネタバレもガッツリしていますので、その点は注意です。

 

 

The Last of Us Part II とは

謎の感染爆発によって変わり果てたアメリカを横断した危険な旅路から5年、エリーとジョエルはワイオミング州ジャクソンで暮らしていた。生き残った者たち(生存者たち)によるコミュニティーは順調に発展し、二人は安らぎと落ち着きを取り戻したかのように見えた。もちろん、さまざまな危険は存在する。感染者とそれ以外――惨めな境遇にいる他の生存者たちだ。そして、あるすさまじい出来事が平和を崩壊させたとき、エリーの無慈悲な旅が再び始まる。裁きを下し、すべてを終わらせるために。ひとり、またひとりと、標的を追い詰めてゆくエリーが見出したのは、自らの行いによって生み出された、心と身体を揺さぶる凄惨な連鎖だった。

www.playstation.com

発売日: 2020年06月19日
関連作品: The Last of Us
販売元: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
対応機種等: PS4
CERO区分: Z 18才以上のみ対象
メーカー品番: PCJS-66063

 

ストーリーは……

ストーリーが抜群に良かった1

複雑で感情を揺さぶる物語
復讐を求めるエリーの無慈悲な旅は、さまざまな正義や道徳との対立を生み出し、激化させてゆく。もたらされた暴力の連鎖は、あなたが持っていたはずの考えを激しく揺さぶり、飲みこむだろう。何が正しく、何が間違っているのか。どちらが正義で、どちらが悪なのか。誰が主人公で、誰が悪役なのか。

前作である『ラストオブアス』は、とにかく完璧な作品でした。ゲーム性もストーリーもケチのつけようがなく、最高のエンディングと言って差し支えない作品だったと思います。

なので、今作が発売するというニュースを知った時、「そもそも、あの終わり方で続編の必要性ある……??」と思いました。

しかも、テーマは愛から憎しみへ……

 

f:id:momotoyuin:20200621192607j:plain

今作は、プレーヤーが操作するのはエリー↑↑だけではありません。エリーの敵であるアビーという女性も操作することになります。エリーにはジョエルやディーナという仲間がいるように、アビーにもオーウェンやマニーという仲間がいます。各々に生い立ちがあり、仲間がいて、人生があります。

開発者のインタビューで「最終的に伝えたかったのは『相互理解』です」という一言がありました。

なので、憎しみの連鎖の最中にいる二人を操作することで、敵の命を奪う重みや周りに与える影響などを伝えることが狙いでしょう。プレーヤーにのしかかってくるような点が今作の特徴でもあります。 

 

2のストーリーはいただけない

f:id:momotoyuin:20200621211032j:plain

前述の通り、アビー↑↑にはアビーの物語があり、なぜジョエルに激しい憎しみを持つに至ったのかをプレーヤーは追体験することになります。なんとプレイ時間の4割ほどはアビーの操作をすることに……。

伝えたいことはもちろん学べますが、結論から言うと、ただ単にガッカリさせられたというのがストーリーの感想です。

 

アビーは雪山を探索中に感染者に襲われますが、ジョエルに命を救われます。にも関わらず、父の仇であるジョエルを撲殺……。

その後なんやかんやあり、アビーは自分が属する組織と敵対している組織に捕まり殺されかけますが、寸前のところで敵組織の子供(レブとその姉)に救われます。

命の恩人(ジョエル)を殺したという罪悪感を背負っているが故に、すべてを敵に回してもレブを助ける選択を最後まで貫き通すことから、ジョエルを殺したことはアビーにとっても決して小さいことではなかったことがわかります。

f:id:momotoyuin:20200621200515j:plain

アビーとレブ

最終的には報いのようなもの(磔にされている)を受けており、エリーに命を救われます。その直後、同様に磔にされていたレブを救い、脱出しようとします。そこで、エリーが決闘を申し出る描写があるのですが、アビーは「私はもう戦わない」と一言述べます。

あのたくましかったガタイもガリガリになり、三編みも切られて髪もボロボロ。憎しみの連鎖の中にいる限り、何も救われないと悟ったかのような意味合いが「私はもう戦わない」という一言に凝縮されていたように感じました。

その後、エリーはアビーを逃してエンディングを迎えるのですが、、、

 

僕は結局、アビーに対して深い関心を持つことが出来ませんでした。たしかにアビーという人間の背景や感情の揺れ動きなどを見て色々と感じることはありました。

しかし、

1をプレイして感動した人間が、アビーに対してエリーと同じ様に感情移入できるわけがない。

 

事前の情報でアビーについて明かされていなかった影響もあります。クリア時間が25時間くらいだったので、10時間くらいですね……。プレイパートがあまりにも長すぎるんですよね。少しだるかったです。

f:id:momotoyuin:20200621190150j:plain

これは最新号のファミ通2020年7月2日号の特集(引用)ですが、今作の人物相関図が既におかしいです。アビーの同僚は誰も登場していません。そして、黄色でかこったレブ(丸刈りのガキ)なんか、超重要キャラなのに名前も出てない。

こういった事前の情報操作も、個人的には悪く働きました。僕にとってのラストオブアスは、最後までジョエルとエリーの物語です。

 

個人的には、最高だった一作目を侮辱するような内容だったと言えなくもありません。そこまでして伝えたかったことは何か?

→開発者:相互理解です。

ん~~~~。としか言えないですね……。相互理解風の金儲けでしかないです。これは、素晴らしい漫画や小説が、実写化されてクソだった……という感情に似ているかもしれません。原作レイプならぬ、前作レイプってやつです。

 

だから、アビーを記憶から消したいと思うわけです。供養として、ここに置いていきます。アビーが好きな方はスルーしてください。

 

アビーはゴリラにしか見えない

f:id:momotoyuin:20200621122408j:plain

医者だった父をジョエルに殺され、ジョエルに対して強い恨みを持っています。

 

f:id:momotoyuin:20200621115630j:plain

f:id:momotoyuin:20200621115546j:plain

今作はステルスが非常に大切ですが、、、ナイフを使うエリーに対し、アビーは大半の敵を絞め殺して首を折ります。首の折れる音とアビーのこの顔をもう本当に見たくなくて笑、アビーの操作時は銃をバンバン撃って逃げてました……。

 

f:id:momotoyuin:20200621115249j:plain

首を吊られてそこそこ時間経過しているのに、全く死ぬ気配がない。

 

f:id:momotoyuin:20200621115131j:plain

元カレのオーウェンには妊娠中の奥さんメルがいるにも関わらず、、、勢いでオーウェンとSEX……(いわゆる寝取り、NTRですね)。そして、そのことがメルにもバレており、罵倒される描写も。アホくさ。

今まで数多くのベッドシーンを見てきましたが、ここまで腕がたくましい女性を見たのは初めてですね……。

www.momotoyuin.com

 

f:id:momotoyuin:20200621115517j:plain

高いところを移動するときだけ、女の子っぽさが戻る(高所恐怖症とは言えない)

 

f:id:momotoyuin:20200621115722j:plain

かわいらしい時代もあった(腕も細い)

 

f:id:momotoyuin:20200621122115j:plain

動物に好かれる。犬にも好かれてましたね。

 

f:id:momotoyuin:20200621115810j:plain

ゲーム終盤、プレーヤーはアビーを操作して、エリーに急所攻撃をさせまくって倒すという操作を強要させられます……。敵になったエリーは非常に強く、何回も殺されたんですが、それだとストーリーが進まないのでしぶしぶ倒すことになりますが……。

それにしてもなんなんですかね、この腕の太さの違いは……

 

f:id:momotoyuin:20200621120056j:plain

個人的な結論ですが、アビーはバイオハザードのクリス(正確にはバイオハザード5のクリス)をイメージして作られたキャラなんじゃないかな、と。良いパンチを出しますし、クランクも回してますし、ゴリラですし。トミー(ジョエルの弟)のライフルからも結局逃れています。アビーの操作パートはラストオブアス2ではなく、ラストオブゴリラでしかありませんでした。

www.momotoyuin.com

 

感染者の存在感は希薄に……

f:id:momotoyuin:20200621121808j:plain

ここまでアビーのゴリラ感が強烈だと、感染者の存在感は希薄になります。まあ、印象の差異なので相対的な話にはなりますが、、、

感染者がウヨウヨいるエリアに足を踏み込み、何十、何百と感染者を葬ってきたのですが、今作の感染者は序列を下げた印象です。オマケみたいなモンです。ラットキングと呼ばれるストーカーとブローターをセットにしたような感染者は強烈でしたが、それでもアビーのステルスキル時の顔には劣ります。

個人的には、クリッカーが弱体化した印象がありました。ステルスが強いだけかも?

 

素晴らしい点も

史上最高のグラフィック

f:id:momotoyuin:20200621121355j:plain

美しく、危険に満ちた世界
エリーの旅の舞台となるのは、ジャクソンの安らぎに満ちた山岳や森林から大シアトル圏の緑に覆われた廃墟まで。新たな生存者のグループや、慣れない土地の危険な環境、変異が進んだ感染者たちが待ち受けている。開発会社ノーティードッグ製の最新エンジンで命を吹き込まれ、「敵」と彼らが生きる世界は、かつてないほどリアルさを増し、危ういほどの細やかさで作り込まれている。

探索する楽しさ、マップの作り込みなどは圧巻の一言。今まで数多くのゲームをプレイしてきましたが、No.1です(次点はFF7R)。とにかく素晴らしいです。ただ、あまりにもリアルすぎるので、目と脳が疲れる速度ははやかったと思います。もしかしたら、酔う人もいるかもしれませんね。→カメラ酔い対策もOptionにありました……!!

探索エリアは、広大で自由度を与えることに力を入れています。戦闘の次は探索、探索の次は戦闘、という具合の直線的な過程は避けて、本当にひとつの街を移動するようなプレイ感覚を目指しました。

引用:『The Last of Us Part II』発売直前インタビュー!新たな戦闘システムの詳細、なぜ暴力を描くのか、そしてタイトル「Part II」に込められた意味とは

 

f:id:momotoyuin:20200621123027j:plain

また、雪や水、泥が衣服にはねた時の質感などもPS4史上最高レベルです。 ガラスを割ったときの音・割った感がすごかったですね。これは戦闘でも同じで、銃の発砲音や銃のカスタマイズでも同じことを思いました。ストーリーを除けば、ゲームの進化を感じられる神ゲーだったと思います。プレイする映画を超えた、プレイする芸術です。

f:id:momotoyuin:20200621175033j:plain

f:id:momotoyuin:20200621175102j:plain

金庫を開けるのも楽しかったなあ(ヒントが近くにあり、難易度はかなり低めでしたが)

 

設定の細かさ・配慮

ゲームの難易度を、細かくカスタム可能です。

例えば、敵の強さは変えたくないけど、自分のHPや防御力を上げたい、といったことが可能。こういった設定は今まで見たことがないので、何気にすごいことだと思います。

実際、EASYだと物資が余ってラクすぎましたし、NORMALだと一部の敵が強くて困ることがありました。

また、視覚障害者の方、聴覚障害者の方などに配慮されています。

その他にも、字幕の文字の大きさを変えられたり、お供キャラの強さを設定できたり。自分は逃げ回ってお供に始末させる、みたいなプレイも可能。縛りプレイが捗りますね。

 

グラフィックは史上最高、難易度の細かい設定や、プレーする様々な人への配慮などは行き届いています。ストーリーは個人的にはダメでしたが、影響を受けるゲーム業界の関係者は多いんじゃないでしょうか。

 

エリーの馬の名前が『キラリ

f:id:momotoyuin:20200621191228j:plain

ネーミングセンスも抜群ですし、とても美しい馬でした。

 

エリーとジョエルのコミュニケーション

前作では、エリーの命を救うために、感染者のいない未来を放棄する選択をしたジョエル。今作のスタート時では、エリーとジョエルがギスギスしているとこから始まります。その原因が明かされていくのですが、、、

f:id:momotoyuin:20200621175307j:plain

エリーがジョエルに問いただす場面

ジョエルは、自身がついた嘘を白状します。ワクチンを作っていたらエリーは死んでいた、と。

しかし、エリーはジョエルの判断を責めます。「病院で死ぬはずだった、生きた証を残せたのにそれを奪った」と。

ただ、一生許せないけど、許したいとは思っているとも……。このあたりの描写はすごく好きでした。ジョエルの言葉に疑問を感じている表情が前作にありましたし、あのまま隠し通せるようなことでもなかったと思います。

 

ジョエルとのコミュニケーションを見たい、と思うプレーヤーは多いと思います。なので、過去の挿入だけは良かったですね。そして、クリア後に見ることができるコンセプトアートは、プレイして良かったと思える要素の一つです。

f:id:momotoyuin:20200621114908j:plain

f:id:momotoyuin:20200621114921j:plain

f:id:momotoyuin:20200621114950j:plain

 

ちなみに、今作で最も楽しかったところは、エリーの誕生日に博物館を訪れるところでした。

f:id:momotoyuin:20200621121336j:plain

f:id:momotoyuin:20200621120254j:plain

f:id:momotoyuin:20200621120313j:plain

f:id:momotoyuin:20200622001808j:plain

ここのパートが一番楽しかったなあ…………

あつ森の完成された博物館も感動レベルでしたが、やっぱPS4のグラフィックはレベルが違うな……と。ジョエルを殺したらやっぱりダメですよ……。悲しいですね。。。

 

クリア時間・クリア後の追加要素

f:id:momotoyuin:20200621114336j:plain

  • ニューゲームプラスの解除(装備と強化の引き継ぎ)
  • コンセプトアートや登場したキャラのフィギュア閲覧ができるポイントをゲット(僕の場合、約500ポイントでした。アビー編で、金庫を1つ取り逃がしています)
  • CHAPTERを選択して遊べるように
  • BATTLEを選択して遊べるように
  • 各チャプターに、クリア済の最高難易度・遺物・トレーディングカード・日記・作業台・金庫を配置している数と見つけた数が追加されます
  • ロードゲームに、完 オートセーブ予備が追加されます。これをロードすれば、いつでもニューゲームプラスから始めることが可能です

クリア時間は、24時間くらい。エリー編はすみずみまで探索して慎重にプレイしていましたが、アビー編はだるかったので突っ切ることが多かったです。

 

まとめ

プレーヤー

ジョエル

エリー

誰に幸せにならないゲームです。ただ、ゲーム関係者の方に影響を与えるような部分は多かったのではないかと考えます。

f:id:momotoyuin:20200621121138j:plain

まとめると 

  • ストーリーは原作レイプならぬ前作レイプ
  • でもエリーとジョエルの過去の挿入は良かった
  • グラフィックや設定は素晴らしい。芸術レベル
  • アビーはゴリラ
  • やっぱり1で終わっとけば良かった。1は再評価されるでしょう。

 

僕にとってのラストオブアスは、ジョエルとエリーの物語です。そして、1をやり直したくなりました。1が素晴らしすぎたので、このようになってしまったとも言えます。

やや冷静さがないというか、客観視に欠けるレビューで申し訳ありませんでした。あくまで僕自身の感想・評価です。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

 

関連記事

www.momotoyuin.com

www.momotoyuin.com

www.momotoyuin.com

www.momotoyuin.com