
ゲーム『サイバーパンク2077』をクリアし、Netflixアニメ『サイバーパンク:エッジランナーズ』も視聴した僕が、漫画『サイバーパンク:エッジランナーズ MADNESS』1巻を読んだ感想を書いた記事になります。
以下、漫画1巻とアニメ本編の一部ネタバレを含みます。画像は電子書籍から引用しています。
『サイバーパンク2077』をクリアした感想・全エンディングはこちら
『サイバーパンク:エッジランナーズ MADNESS』とは

全世界必見!!アニメ『サイバーパンク: エッジランナーズ』前日譚
ピラル&レベッカ兄妹の完全オリジナルストーリー『サイバーパンク: エッジランナーズ MADNESS』コミックス1巻が発売!
『サイバーパンク:エッジランナーズ MADNESS』は、Netflixアニメ『サイバーパンク:エッジランナーズ』の公式前日譚です。
漫画はあさの先生、原作はアニメ本編のスクリーンストーリーも手掛けたバルトシュ・シュティボルさん。CD PROJEKT REDが監修しています。
アニメの物語をなぞるのではなく、全編が漫画版の完全オリジナルストーリーです。
- 発売日:2025年8月28日
- 価格:792円(税込)
漫画1巻を読んだ感想
レベッカへをさらに好きになる

レベッカの煽り+絵が、アニメの世界観そのまんま
主人公は、アニメでも登場したレベッカと兄のピラル。
父親のような伝説的なエッジランナーになるため、ナイトシティの底辺で仕事を探し、トラブルを起こし、銃を乱射しながら成り上がろうとします。
レベッカ人気だけに乗った外伝だったら嫌だな……と思っていましたが、そんな心配はいりませんでした。
アニメで強烈な印象を残した兄妹が、ナイトシティの底辺で、何を夢見てどう成り上がろうとしていたのか。結末を知っているからこそ、元気に暴れ回る二人の姿に魅入ってしまいますね。
考える前に銃を撃つ。邪魔する相手には容赦しない。小柄でかわいい見た目と、血と硝煙にまみれた行動の落差も変わりません。
アニメで見せたトリガーハッピーな魅力を弱めることなく、兄と一緒に泥臭く夢を追う姿が描かれています。

犬と戯れる場面など、銃撃戦とは関係のない表情もかわいい。
印象が大きく変わったというより、レベッカの人間味が増して、さらにキャラ愛が深まる漫画です(推し活ってやつですかね?)。
特典:レベッカの日常がとても良い
1巻には、黒沢ともよさんが演じる限定ボイスドラマ「レベッカの日常」の視聴案内も収録されています。
まあ、フツーに良いですよね。アニメを見た後ならば感慨深いものがあるでしょう。アニメ版のレベッカは出会いから最後まで最高でしたから。僕と同じように考えている方にはおすすめです。
コミックス内の案内からアクセスでき、視聴期限は2026年8月27日まで(電子書籍OK)です。あと一ヶ月ですね
ピラルはエロに弱く、バカで単純。でも良いキャラ

エロ本に気を取られるピラル
ピラルは、エロに弱く、バカで単純。危ない話にも簡単に食いつき、トラブルを大きくしてしまいます。ただの頼れる兄ではありません。また、父の影にも怯えており、それが漫画版の重要な伏線になっていたり。
それでも、レベッカと一緒に伝説的なエッジランナーを目指す姿には、兄としての愛情と意地があります。
アニメではアレでしたが、、、夢を語り、生き生きと暴れ回るピラルを見れるのは素晴らしい。
兄妹が考える「伝説」は少し違う

アニメでは、レベッカとピラルの日常をゆっくり見る機会は多くありませんでした。本作では、二人が普段どのように生活し、喧嘩し、仕事を探していたのかまで描かれます。
父親のような伝説的なエッジランナーになることを目指していますが、父とは異なる夢の形を描こうとしているのが個人的に好きだったポイント。
何を成し遂げれば伝説なのか。名を残すことなのか、誰かに認められることなのか。兄妹の間でも、エッジランナーの価値観は完全には一致していません。
物語が進む中で、二人が互いの考えをどうすり合わせていくのかが、今後の見どころになりそうです。
銃撃戦とアクロバティックな構図が作画の生命線

作画で最も良かったのは、アクションです。見開きなどの一枚絵も魅力あります。
レベッカと敵が銃を撃ち合い、人物が飛び、画面の奥と手前を激しく移動する。コマの形や視点も固定せず、アクロバティックな構図へ積極的に挑戦しています。
人体の四肢や首が飛ぶ場面もありますが、あさの先生の絵の和やかさと言うんでしょうか。意図的にグロくは見せないので、読みやすいのも◎。
サフランは正体不明のまま

三人仲良く
漫画版の新キャラクターであるサフランは、1巻ではほぼほぼ謎のまま。
記憶を失っており、自分が何者なのかも説明できません。ピラルはサフランを疑っていますが、混沌とした状況の中で行動を共にすることになります。
記憶喪失そのものが、大きな伏線になっている印象です。敵なのか、味方なのか。本人も知らない過去に何があるのか。アニメ本編には登場しなかった人物なので、どのように兄妹の人生へ関わり、最終的にどこへ消えるのかも気になりますね。
ワカコも ナイトシティへの理解が深まる

ワカコも登場します。みなが仕事を求めてここへやってくる。
オフィスは、ジャパンタウンの悪名高いジグジグ・ストリートにあるパチンコ店の中に隠されており、、、みたいな世界観の説明も巻末の特典にあるので、ナイトシティに少し詳しくなれます★
1巻の収録内容と終わり方
1巻は、ピラルとレベッカがデイビッドたちと出会う前の物語です。
兄妹が伝説的なエッジランナーを目指す中、記憶を失った謎の男・サフランが現れ、状況が一気に混沌としていきます。
サフランの正体や過去は、1巻では明らかになりません。記憶喪失が本当なのか、何かを隠しているのかも不明。ピラルも完全には信用しておらず、疑いを持ったまま行動を共にしています。
物語が一区切りつく巻ではなく、兄妹とサフランを巻き込んだ騒動がさらに大きくなっていくところで終了します。
続きが必要な終わり方ですが、248ページあるため、1巻のボリューム自体に薄さは感じませんでした。濃い!!
ゲーム『サイバーパンク2077』とのつながり
本作の舞台は、ゲームと同じナイトシティです。
企業、裏社会、フィクサー、人体改造が当たり前に存在し、金と暴力が人間の価値を決める。アニメを見ていればすぐに入れますが、ゲームを遊んでいると土地や組織への理解がさらに深まります。
原作を担当しているのは、アニメ本編にも関わったバルトシュ・シュティボルさん。CD PROJEKT REDも監修しているため、ゲームと別物のナイトシティにはなっていません。単行本には、物語の舞台となった場所を解説する「作中聖地巡礼MAP」も収録されています。
『サイバーパンク2077』の初回限定版についていた特典を思い出しましたね。漫画だけを収録して終わらず、もう一度ゲームを起動したくなるように作られているのが嬉しい。
▶『サイバーパンク2077』ゲーム版の感想・キャラクター・全エンディングを見る
単行本特典が豪華。792円を出す価値はある?
本編が248ページあり、さらに単行本限定の描き下ろし、キャラクター紹介、聖地巡礼MAPが収録されています。比較的マンガやコミカライズを買いますが、まあ~~~豪華だと思います(偉そうにすみません)。

単行本描き下ろしも多く、あさの先生の熱意や作品愛も伝わるのが、ファンには嬉しい。
設定資料もあります。そして特に大きいのが、やはり、限定ボイスドラマ「レベッカの日常」。ボイスドラマの視聴期限は2026年8月27日まで。
792円という価格だけを見ると一般的な青年漫画と大きく変わりませんが、ファン向け特典まで含めれば価格以上の満足感がありました。
アニメ未視聴・ゲーム未プレイでも読める?
物語の時系列は最も古いため、ストーリーだけなら追えます。ただ、最初に読む作品としてはおすすめしません。
ナイトシティ独特の言葉、人体改造、エッジランナーの立場、暴力と軽口が混ざったノリは、説明を受けて理解するより、ゲームかアニメで体験していた方が入りやすいです。
個人的におすすめの順番は、
- Netflixで『サイバーパンク:エッジランナーズ』を見る
- 漫画『MADNESS』を読む
- 興味があればゲーム『サイバーパンク2077』を遊ぶ
ゲームよりも、アニメ優先ですかね。特にレベッカとピラルの最期を知った後に読むことで、兄妹が夢を追う姿の意味が大きく変わります。
| 読者 | おすすめ度 |
|---|---|
| アニメ視聴済み | ★★★★★ |
| ゲームプレイ済み | ★★★★★ |
| アニメ・ゲーム未経験 | ★ |
まとめ
『サイバーパンク:エッジランナーズ MADNESS』1巻は、アニメ本編の焼き直しではありません。レベッカとピラルがデイビッドたちと出会う前、父親のような伝説的なエッジランナーを目指していた頃を描く公式前日譚です。
レベッカの狂気とかわいさは変わらず、ピラルもエロバカで単純ながら、兄妹で夢を追う一人の人間として掘り下げられました。二人の結末を知っているからこそ、生き生きとナイトシティを駆け回る姿に思いを馳せる方も多いのではないでしょうか。
ゲームとアニメが好きなら、買って損はありません。レベッカへの印象が変わる漫画ではなく、レベッカとピラルへの愛が深まる漫画でした。。。
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