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【ispace】投資で大損したが、後悔よりも応援し続けたい

日常エッセイ株式投資

2025年6月5日、民間の宇宙ベンチャー企業:ispace(9348)に500株だけ投資しました。2回目の月面着陸への挑戦の可否が翌朝にわかる状況で、成功すればストップ高・失敗すればストップ安という局面。しかし……結果はまたも失敗。株価は大暴落し、連日ストップ安になりました。その時の心境や感情などの備忘録になります。(画像はHPから引用)

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高校時から婚活せざるを得ず、戦略的に恋愛を始める→大卒後、就職に失敗→薬学生の彼女のヒモを経てブロガーに(15年の交際を経て結婚!)。エンタメ分野のレビュー、感謝を綴ったエッセイが好評。当時の内容を綴ったノンフィクション小説「薬剤師国家試験に落ちた彼女を、僕は隣で見ていた」が電子書籍化しました!

ispace(アイスペース) とは

ispaceは「人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界を目指す」宇宙スタートアップ企業
超小型宇宙ロボティクスを軸に、月面の水資源開発を先導し、宇宙で経済が回る世界の実現を目指します。
水は水素と酸素に分解することで燃料になるため、月面における水資源のマッピングは、宇宙開発を加速度的に進めると考えます。
建設、エネルギー、鉄鋼、通信、運輸、農業、医療、そして月旅行…2040年に、1000人が住み、年間10000人が月を訪れる。
ispaceは宇宙に構築したインフラを活用することで、地球に住む人間の生活を支えていきます。

公式サイト:https://ispace-inc.com/jpn/

ispaceの歩みを投資家視点で振り返る

AIにまとめてもらったものを、僕の視点でわかりやすく編集した感じになります↓↓

1. 上場前~IPO:2023年4月12日

  • 宇宙ビジネスへの黎明期への期待: 月面探査・開発という壮大なビジョンに、投資家は大きな夢と可能性を感じていた。将来の宇宙経済圏への貢献、そしてそのパイオニアとなるispaceへの期待は高かった。
  • 日本初の宇宙ベンチャーIPOへの注目: 日本の宇宙スタートアップとして初めての株式公開という点も、投資家の関心を集めた。
  • 資金調達の成功と事業拡大への期待: これまでの資金調達の成功や、NASAのアルテミス計画への貢献といったニュースは、事業の進展を期待させる材料だった。

2. IPO直後~初回月面着陸挑戦:2023年4月25日

  • 株価の急騰: IPO直後、ispaceの株価は初値から一時2倍以上に高騰。これは、月面着陸成功への強い期待感が市場に充満していたことを示していると思われる。投資家は、歴史的快挙への立ち会いと、それに伴う株価のさらなる上昇を夢見ていた。
  • 「お祝いムード」: 成功すれば、民間企業としてアジア初の月面軟着陸という快挙達成となり、市場全体が「お祝いムード」に包まれるという予測も。しかし……

3. 月面着陸失敗…(1回目):2023年4月26日

  • 株価の急落: 月面着陸失敗の発表を受け、ispaceの株価はストップ安となり、約29%も下落。特に、信用取引で直前に買いを入れていた投資家は大きな損失を被り、狼狽売りが加速。
  • 「しこり」と先行きへの不安: 大量の買い残が発生し、翌日以降も株価は低迷。投資家は今後の事業継続や株価回復への不安を抱えた。

余談ですが、2024年6月から株式投資を開始しました。

4. ミッション2打ち上げ成功:2025年1月15日

  • 事業継続への説明と国の支援: CFOが財務状況への影響は軽微であること、事業継続への意欲を表明したこと、そして政府からの支援の姿勢が示されたことで、一部の投資家は冷静さを取り戻し、長期的な視点での価値を見出すようになった。
  • 技術的な改善への期待: 初回ミッションで得られたデータをミッション2へフィードバックし、ソフトウェアの改修などを行ったというニュースは、技術的な進歩と次回の成功への期待を繋いだ。
  • 宇宙産業全体の成長性への再認識: 月面着陸は失敗したものの、宇宙ビジネス全体の成長性や日本の宇宙技術の進歩(JAXA SLIMの成功など)は変わらず、長期的な目線で投資を続ける投資家も。

5. 株価が年初来高値を更新:2025年5月16日

  • 株価の変動: ミッション2「SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON」における月周回軌道投入の進捗と、投資家の期待値がピークに。

6. 月面着陸挑戦の前日:2025年6月5日(ここで購入!)

  • 株価の変動: ミッション2の打ち上げ成功を受け、株価は一時的に上昇するものの、その後は売りに押される。前回の失敗の経験から、投資家はより慎重な姿勢になっていたと言える。月面着陸の成否にかかわらず、一旦材料が出尽くすという見方もあり、成功したからと言って上昇するかは不明。よって、利益確定売りをする投資家も多かっただろう。
  • 大引けで、1044500株購入!

7. 月面着陸失敗……(2回目):2025年6月6日

  • 再びのストップ安(1044→744円): 残念ながらミッション2も月面着陸に失敗し、株価は再びストップ安に。しかも寄らなかった(需給が成立しない)ため、買った株は返却できず月曜日に持ち越しへ。
  • 今後の事業計画への焦点: 投資家は、今回の失敗から得られたデータやノウハウをいかに次へと繋げ、事業を継続・発展させていくのかに注目されるが、失敗の原因が不明。

ispace、ミッション2に関するご報告 2025年6月6日

8.連日ストップ安→反発→反落:2025年6月9日~11日

2日連続のストップ安になり、3日連続はないだろうと思ったら、寄った時点で大きく反発。結局、655円で大引けを迎えました(勉強になりましたね)。しかし、翌日は599.9円で終了。

9.情熱大陸で放送:2025年6月15日

大きな夢をのせ、38万kmの旅路へ「失敗」を糧に何度も立ち上がる
6月6日、日本の民間チームが挑んだ月着陸船のミッションは、惜しくも成功には至らなかった。
ランダーと呼ばれる着陸船を月に届け、様々なデータ取得や今後の商業利用に活かそうというプロジェクト。38万km離れた月までおよそ5か月をかけて航行させ、時速約5,800kmものスピードから徐々に減速して狙った場所に軟着陸させる――まさに一発勝負だった。
チームを率いる袴田武史、財務の責任者・野崎順平、技術の責任者・氏家亮を中心に34か国から集まった出自も専門も異なる328人の精鋭たち。国家ではなくベンチャー企業ゆえ、開発はもちろん資金調達も自分たちの手で行わなければならない。
実は今回の挑戦は2度目。2年前に着陸に挑んだ「ミッション1」では、月面から約5kmまで接近したものの、高度推定を誤り月面に自由落下してしまった。そのときすでに「ミッション2」の開発を進めていたチームは、失敗を経て、新たな月着陸船に 「再起」や「復活」を意味する”レジリエンス”と名付けた。
ミッション1から密着するカメラが捉えたのは、ぎりぎりまで調整の続いた資金調達の難しさ、課題となった高度推定の解決、航行中に突如として起きた通信トラブルと一か八かの復帰作戦…
今回で夢は叶わなかったが、失敗はまた次なる挑戦への糧になる。不屈の精神で前へ進むチームの、知られざる舞台裏。

視聴後に、感想を追記予定です。

10. 2027年にミッション3??

??

代償を払うことに

朝起きれば、ストップ高かストップ安になっている(と予想される)劇的な展開……

株の購入が、企業と人の夢の応援にダイレクトに繋がる珍しい瞬間だったと言えるでしょう。普段は見ないYahooファイナンスの掲示板では大盛り上がりでしたし、僕も「やるしかない!」と応援したい気持ちから500株を信用取引で買いました。

ただ、最初は1000株だったのを700株に訂正し、注文を出した後に取り消して500株に減らしました。今思えば、これが本当に良かった。理由は、ispaceの事業内容やその過程について詳しくなかったからです。

 

僕は株式投資一年目なので、追加の資産を入れない縛りプレイをしております。それでも、この一年近くで資産を約3倍に増やしてきました。

得意技は、イベント投資です。特に、決算前の持ち越しと、決算前後のデイトレード。一般的には、やめておけ と言われてます。しかし、ゲームの攻略方法を見出すのが得意であり、情報収集と精査と差異で勝率を高めているため、現在のところは成り立っています。

しかし、月面着陸の成否は、決算の良し悪しとは全く違うわけで。当たり前にも程があるくらい当たり前ですが。。。

 

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/HAKUTO-R_%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B31

上記のような順序がありますが、僕はその過程を全く追っていません。宇宙に行ったことがないですし、月面を間近で見たこともありません。ispaceが何をやってるのか、理解してないんです。

前々から宇宙関連の銘柄(Ridge-i、QPS研究所など)に関心はあれど、ispaceは右肩上がりに上がっていくのを見てるだけで、入るタイミングを探すテイで毎日眺めていただけ。結果的に、大失敗しました。

 

金曜日にストップ安になったので、手持ちの500株が一気にマイナス15万円に。次の市場まで土日を挟んだため、「何としても月曜に返却したい!」と考えてましたし、さらに数十万円のマイナスになってもおかしくないわけで。不安と恐怖を感じて土日を過ごした方も多いかと思われます。僕は奥さんにも謝罪しました。中には、追証になった方、株式投資を辞めてしまった方もいるかもしれません。

追証(おいしょう)とは、信用取引や先物取引などで、委託保証金が一定の維持率を下回った場合に、追加で保証金を差し入れる必要がある状態のことです。相場変動によって含み損が発生した場合や、担保の価値が下落した場合に発生します。

ispaceは、月曜日もストップ安になりました。

しかし、楽天証券では、証券取引所を経由せずに売買できる「CboePTS(Chi-X)」があるため、寄る前に返却。合計-20万円ほどになりました。

含み損はキツかったが、得意のゲームに救われた

ただ、土日にゲームイベント(SUMMER GAME FEST 2025など)が重なったのが幸いでした。

バイオハザード9の発売日の発表・ペルソナ4リメイクの発表を的中させて、事前に仕込んだカプコン300株とセガ800株が+13万ほどに。さらに、アインホールディングスとエイチームの決算ガチャで大成功して+12万くらいリカバリー。

その翌日も、四季報先取りを狙って買った網屋+12万(株式分割を発表してさらに上がっちゃったけど)、翌々日にはアドバンテストのデイトレで+5万ほど勝てました。

大負けした後に、大勝ちする。「あの時〜していれば」と考える余地がないほど、チャンスとピンチが常に転がっているのが投資の世界だと思うので、これも醍醐味かもしれませんね。

夢を追う人生と、夢を追わない人生

Yahooファイナンスの掲示板には「ざまあwww」みたいな他者を嘲るような類のコメントも多く、なるほどなあ、と思ったものです。おそらく、僕のTwitterに絡んできた人も、同じようにバカにしてきたんだと思われます(その後、フォローもいいねもされてないので。たぶん)。

 

ただ、返却出来なかった土日も含め、なんでispaceに投資してしまったんだ……とは、何度振り返っても思えませんでした。

その根底には、やはり宇宙ビジネスの大きな可能性を否定出来ずにいますし、夢とロマンを未だに感じるからです。今後も、技術的な進歩と事業の進展を信じて、応援するでしょう。

 

そして、夢を追う人生と、そうでない人生についても考えていました。どっちが良いとか悪いとか言及するつもりは全くないです。ただ、僕の周りは前者ばっかりだったなあ、と。

まず、奥さんが薬剤師になる夢を叶えています。薬剤師になるなんて簡単やろ!! と思った方(昔の僕もそうでした)は、ぜひ読んでみてね。

薬剤師国家試験に落ちた彼女を、僕は隣で見ていた【第一章を試し読み】
彼女が薬剤師になるまでに起きた話を、一月ごとに振り返っていきます。まずは、第99回薬剤師国家試験の自己採点の結果を二人で一緒に見た時の話をさせてください。「薬剤師国家試験に落ちた彼女を、僕は隣で見ていた」第一章。ノンフィクションです。

他の資格試験で言うと、弁護士や検察官になる夢を叶えた友人・知人がいます。九州大学の宇宙工学に進んだ同級生もいましたね(現在は何してるか知らんけど)

一方で、九州選抜やアンダー世代の代表候補になりながらも、プロサッカー選手になる夢を叶えられなかった友人がたくさん……。挫折を常に抱えて拭えない劣等感を抱いて生きている友人も。

 

なので、夢の代償の大きさは、それなりに理解しているつもりです。バカにする人の気持ちもわからないでもありません。それでもやはり、僕は夢を追う人が好きですし、応援したい。そう考えたのでした。これはもう、僕の宗教みたいなモンです。

今後も応援はするが、企業訪問か株主総会には出席は必須

ブロガーとして記事を書くからインタビューさせてくれ! 20万損してるんや! とispaceに訴えたいと一瞬思ったのですが、「たった20万かよ……」と思われるのも仕方ないとは思います。

個人の比較は無意味だと考えるが、損失額は計り知れない

以前エーザイの株主総会に出席した時、「7万株持ってます……」という一言で、悲壮な雰囲気の会場を笑わせて一気に和ませた方がいました(僕も笑っちゃいました)。板を見ても数万、数十万の枚数で取引している方がいるわけですし、(相対的に)僕がヒヨッコなのは間違いないです。20万程度だからそんなこと言えるんだよ! と言われても、その通りでしかないですしね。

 

それでも、僕の投資人生で、記憶に残る敗北だったのは間違いないわけで。それを糧にしないのはあり得ないので、まずは詳しくなってから逆襲したいですね。よって、株主総会に出席して、意味のある質問をします(断言)。

ただ、記事執筆時点では600円なので、もうちょっと安くなってほしい……という矛盾した気持ちですw

 

夢を追う人が好きで、その過程に意味がある。僕は宗教レベルでそう考えていること。しかしその一方で、道を失った時の代償も大きい。今回の件で、改めて考えさせられたので記事にしてみました。

僕は、今後もispaceを応援します★

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