【2020年12月23日追記】
ドラクエ11には、実在する街や建物をモデルにしているであろう場所が多々あります。そこで全ての街や国、城のモデルを実在する場所はもちろん、過去シリーズを含めて考察しました。聖地巡礼したい方などにも。
写真を比較していますので、ネタバレ注意です。
この記事は、こちらの記事↑↑の前編になります。
街や国、城のモデルを考察
イシの村「メテオラ」「マチュピチュ」
大地の精霊をあがめる人たちがひっそりと暮らす小さな村。デルカダール地方南部の渓谷地帯であるが、外部との交流がほとんどなく、この村の存在を知る者は少ない。
最初に思い浮かんだのは、ギリシャにあるメテオラの奇岩群です。
また、攻略本のイラストと「存在を知る者は少ない」という設定を見ると、マチュピチュも少し連想しました。
デルカダール城下町「コルドバ」
ロトゼタシアで一番の強国と言われるデルカダール王国の都。広い土地に石造りの建物が数多く建ち並び、各地から集ってきた品物を求めて大勢の人々が訪れる。
強い国と言えば、Ⅴのグランパニアでしょうか。
個人的には、スペインのコルドバが似ていると思いました。
デルカダール下層「カトマンズ」
デルカダール城下町の下に作られた貧民街。もとはデルカダール城の堀だったが、各地から集ってきた人々が勝手に住みつき、ならず者たちのふきだまりと化した。
Ⅵの「ロンガデセオ」やⅧの「パルミド」同様、ならず者たちが住む街です。
貧民街と言えば、ブラジルのリオデジャネイロや南アフリカのケープタウンが有名です。しかし、街の雰囲気はネパールの「カトマンズ」が近いと思いました。
ホムラの里「ジパング」「元乃隅稲成神社」
ヒノノギ火山のふもとに位置する小さな里。溶岩熱を利用した鍛冶と温泉が名物で、とくにカジノ技術は商人が遠方から作品を買いつけに訪れるほど評判が高い。
ホムラの里は、Ⅲの「ジパング」と音楽が同じです。
二枚目の鳥居に関しては、京都の伏見稲荷大社よりも、山口の元乃隅稲成神社の方が近い印象を受けました。
また、三枚目の左側にトルコの石灰棚「パムッカレ」を連想させます。
サマディー王国「ボダナート」「ヒヴァ」
広大な砂漠に造られたサマディー王国の中心地。ウマのレースが名物で、年に一度のビッグレース「ファーリス杯」が開催されるときには多くの観光客でにぎわう。
砂漠の町もドラクエではお馴染みですよね。今作のファーリスのヘタレ具合を見て、Ⅶの四兄弟を思い出した方も多いはず(どちらも大好き笑)。
デルカダール下層で紹介したネパール・カトマンズの「ボダナート」という巨大仏塔が、サーカス場のイメージに近いです。
また、ウズベキスタンの「ヒヴァ」も城に似ていると思います。
ダーハルーネ「ヴェネツィア」
海上に浮かんでいるかのような景観が美しい港町。もとは小さな港に過ぎなかったが、ある豪商のおかげで世界一の貿易都市に発展し、各地から名産品が集まる。
これはもう、ヴェネチアです。水路を小舟で移動出来ることからも分かると思います。大きな橋はルアルト橋でしょうか。
グロッタ「Luxor Hotel & Casino」
巨大な塔のなかに作られた町。年に一度、仮面をつけた闘士たちが戦う格闘大会「仮面舞踏会」が開催され、そのさいは世界中のウデ自慢が町を訪れる。
仮面舞踏会は、BGMも含めてⅣの武術大会がモチーフです。また、Ⅷのモンスター闘技場やⅩのコロシアムをイメージしました。しかし、町は全然わかんないですね。。。
Sunnyさんからいただいたコメント
グロッタの町はラスベガスのカジノホテル、ルクソールに雰囲気が似てます。建物内部に街並みが作られているところや、照明の雰囲気がそのまま。後半に入ってカジノができたらますます似ている!
カジノ自体は撮影禁止なので画像はなかったのですが、未訪問でもなんとなく伝わるものが……! コメントいただき、ありがとうございました!
引用:ルクソール ホテル アンド カジノ (Luxor Hotel & Casino) -ラスベガス-【 2018年最新の料金比較・口コミ・宿泊予約 】- トリップアドバイザー
ソルティコ「サントリーニ島」
カジノや高級ホテルといった観光施設が充実している海辺のリゾート地。町の入口には大きな水門橋があり、その下を外海と内海を結ぶソルッチャ運河が流れる。
ギリシャのサントリーニ島でしょう!! リゾート地で有名です。
ナギムナー村「沖縄」
ホムスビ山地の南の海岸にある小さな漁村。ロトゼタシア有数の漁場を抱え、真珠の養殖も盛んだが、近ごろは化け物イカに海を荒らされ、活気が失われている。
沖縄なのは間違いないと思いますが、どこの島でしょうか、、、。
また、活気が失われていると言うよりも、「活気が失われている=長閑な雰囲気」の方がニュアンス的に近い気がしました。
海底王国ムウレア「グラン・セノーテ」
海の底に広がる魚や人魚たちの王国。この国を治める女王は不思議なチカラを持っており、海の底にいながらにして地上の出来事はすべてお見通しだという。
調べてみると、マーメイドハープはⅥとⅪしか登場してなかったんですね……意外でした。
ゲームとは言え、本当に美しいと思った場所です。水中内でジャンプすると地上のそれとは異なり、ふわっとします。
世界一透明度が高いと言われる、メキシコの地底湖「グラン・セノーテ」と少し似ていると思いました。
メダル女学園「東山梨郡役所」
各地から集った少女たちが、素敵なレディとなるべく勉学に励む全寮制の女学校。通称「メダ女」と呼ばれ、授業の一環としてちいさなメダル集めが行われている。
ちいさなメダルはⅣで初登場です。今回はソルティコに出張所もありました。
くさった死体や幽霊などのキャラはもちろん、校舎の中も非常に凝っており、黒板落書きや掃除道具を見て懐かしんだ方も多いのではないかと思います。
建物を見て思い出したのは、愛知県の明治村にあったような……という非常に曖昧な記憶でした。調べてみると、、、東山梨郡役所が写真では一番近かったです。
東山梨郡役所(重要文化財)
プチャラオ村「九份」「武陵源」
数百年前に滅んだ古代プワチャット王国の遺跡のそばにある村。近年、遺跡で妖艶な美女の壁画が見つかり、毎日ひっきりなしに観光客が訪れるようになった。
街は台湾の「九份」で決まりですが、阿妹茶酒館なども含めて再現されているのは興味深かったです。千と千尋の神隠しでも有名ですね。
三枚目は、中国の奇岩地帯・武陵源でしょうか。
クレイモラン城下町「サンタ・エウラリア大聖堂」
極寒の地にあるクレイモラン王国の城下町。著名な建築家が設計し、ステンドグラスに彩られた町並みは、ロトゼタシアのなかでもっとも美しいと言われる。
町を氷漬けにするのはシリーズお馴染みですが、雪の女王はシリーズ屈指の存在感でしょう。
ステンドグラス・著名な建築家・もっとも美しい
これらの三語から、バルセロナの「サンタ・エウラリア大聖堂」をイメージしました。
また、屋根の形がクレムリンぽいというコメントをいただいたこともあり、こちらも紹介しておきます!(ももさん、ありがとうございました)
聖地ラムダ「コルコバードのキリスト像」「ルルド」
命の大樹を間近で見守ってきた民が住む、ゼーランダ山の頂上にある里。いにしえの勇者にまつわる神話を語り継いできたことから“神語りの里”とも称される。
古代ギリシアっぽいとは思ったのですが、それっぽい建物がなくあえて書いていませんでしたが、コメントをいただいたので追記です。やはりパルテノン神殿でしょうか。
また、リオデジャネイロのコルコバードの丘にあるキリスト像を連想しました。全長32メートル。標高710メートルとかなり高い場所にあります。
または、フランスのルルドです。聖地ルルドと呼ばれており、そこに女神像があります。
あとはⅤのエルヘブンでしょうか。
周囲は山で囲まれている、神
という二語はもちろん、物語上の位置づけなどから考えても間違いないでしょう。
最後の砦
異変によって帰る場所を失った人々が、デルカダール地方の南部によって作った砦。デルカダール王国の民や城にいた兵士たちが、魔物の襲撃に耐えながら生活している。
バリケードを見た時に、もののけ姫のタタラ場を思い出しました。が、タタラ場のモデル地は「菅谷たたら」と言われているので、うーん。。。(そもそもこの記事に入れるべきなのか、曖昧です)
鉄の道文化圏 – 現存する唯一のたたら その歴史的・文化的・産業的価値を後世へ
ドゥルダ郷「ポタラ宮」
勇者の訪れを待ちわびる修行僧たちが住む場所。厳しい環境のなかで僧たちは心身を鍛えており、かつては偉大な魔法使いもこの地で修行に励んだと言われている。
チベットの山奥の寺院でそれらしいものと言えば、「ポタラ宮」でしょうか。Ⅴのチゾット以上に、チベット感がすごい場所です。
神の民の村
太古よりロトゼタシアを見守ってきた神の民たちが暮らす、空高くに浮かぶ町。柱や建物の壁には、地上では見られない珍しい紋様が描かれている。
真っ先にイメージしたのは、ドラゴンボールの神の神殿です(引用した画像は、精神と時の部屋ですが)。ドラクエ7で見たような気もしますね。
この村の民を含め、鳥山明ワールドが全開でした。
名所やダンジョン、洞くつなどのモデルも考察しました
神の岩、名もなき島、サマディー北のストーンヘンジ、霊水の洞くつ、天空魔城などなどなど。こちらの記事もぜひ★
コメント
クレイモランは屋根の形がクレムリンぽいと思います。ロシアっぽい感じがします。
ラムダは建築と服装は古代ギリシアっぽいですね。
グロッタの町はラスベガスのカジノホテル、ルクソールに雰囲気が似てます。建物内部に街並みが作られているところや、照明の雰囲気がそのまま。後半に入ってカジノができたらますます似ている!
Sunnyさま
コメントありがとうございます!
教えていただいた通り、トリップアドバイザーの画像を見て、なんとなく伝わるものがありました!
https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g45963-d111709-Reviews-Luxor_Hotel_Casino-Las_Vegas_Nevada.html#photos;aggregationId=101&albumid=101&filter=2&ff=329829835
あとは、カジノ内って撮影禁止でしたよね。行ってみたくなりました。
Sunnyさんのコメントを引用して紹介させてください★貴重な情報、本当にありがとうございます!
イシの村ですが、マチュピチュだと水車がないですし、民族衣装も結構違うので、ウクライナではないかと考えました。
ウクライナであれば、水車もありますし、石造りの建物もあり、ネットで検索して頂けると非常に似た風景が出てくるかと思います。
協会もソフィア大聖堂と窓などの形が似ているような……
ペルラの被っている帽子は未婚の女性が被る(ペルラは未婚)ヴィノクの花がないやつに似ていると思いました。
時間がどうこう言っている人がいるのがよく分かりませんが……
プワチャットなども台湾だけでなくアンコール・ワットっぽい(遺跡+女神)要素もありますし、
髪を切る習慣もギリシャというか古代ギリシャの習慣らしいので、もしかしたら2つの国を組み合わせているのかもしれません。
ユキさん
コメントありがとうございます。
ウクライナ 水車→確かにそうかもしれません、クロアチアのプリトヴィツェの居住エリアも同様に似ているかもです。
アンコール・ワットは行ったことあるので個人的にはしっくり来ず、という印象です。
情報ありがとうございます。
お返事ありがとうございます。
追加すみません!
「馬」「馬小屋」「勇者の星」、すぐ外に出現するモンスターのイズライール(英語でイスラエルはイズラエル)あたりからサマディーはイスラエルかなと感じました。
ユキさん
5年前の記事なのに、このようにコメントをくださり、ありがとうございます。内容を見返す機会をくださったことに感謝です。
ライオネックの色違いですね笑 ありがとうございます。