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NX VersionLを夫婦で選んだ理由~約50台試乗した話(長文)

恋人/夫婦におすすめ日常エッセイ

夫婦でドライブするイラスト

約15年付き合った彼女と結婚しました! そこで、結婚を機に「車を買おう」となったものの、そこからが大変でした……。

試乗・レンタカー・同乗を含め、これまで実際に乗ってきた車を振り返り、その経験から夫婦の車としてNX Version Lを選んだ話です。夫婦で何を優先し、試乗によって考え方がどう変わったのかをまとめました。どなたかの参考になりますように。

この記事の著者
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高校時から婚活せざるを得ず、戦略的に恋愛を始める→大卒後、就職に失敗→薬学生の彼女のヒモを経てブロガーに(15年の交際を経て結婚!)。エンタメ分野のレビュー、感謝を綴ったエッセイが好評。当時の内容を綴ったノンフィクション小説「薬剤師国家試験に落ちた彼女を、僕は隣で見ていた」が電子書籍化しました!

夫婦の車選びが難しかった理由

家族で車に乗るイラスト

まず、僕と奥さんでは、車に求めるものがかなり違いました。

  • 僕:乗り心地、静音性、シート、デザイン、運転した時の面白さ
  • 奥さん:安全性能、故障の少なさ、車幅、燃費、維持費

僕だけの希望なら、もっと趣味に振り切った車を選べます。しかし、義両親を後部座席に乗せることや、将来子どもが生まれた場合も考える必要がありました。何より、高額な買い物なので、新車を待つのか、状態の良い中古車を探すのかでも意見が変わります。

よって、最初から一台に絞るのではなく、それぞれの条件を出して、実際に乗りながら削っていくことに。結婚したばかりで価値観をすり合わせる機会自体が少なかったので、車選びは、思っていた以上に夫婦のことを知る時間にもなりました。

最初に決めた車の用途→SUVに

我が家で想定した主な用途は、買い物や近距離の移動、義両親の送迎、夫婦での外出です。そもそも、福岡県は全般的に道が狭く、都市部は渋滞ばっかり。駐車場も狭い場所が多いです。

街中で扱える大きさと、長時間でも快適な乗り心地。その両方を求めた結果、視界が高く、後部座席にも余裕があるSUVを中心に探すことになりました。

僕が車に求めた条件

SUVのイラスト

試乗を重ねるうちに、自分でも意外なほど細かいこだわりが出てきました。順に挙げていきます。

1.段差を拾いにくく、車内が静か

僕は音や縦揺れにかなり神経質だと分かりました。

道路の細かな段差を拾い続ける車や、車内で軋み音が聞こえる車は、短い試乗でも気になってしまいます(これは教習所で教わった教官の影響でもあるんですが)。

具体的にNGだったのは、

  • トヨタ:ヤリスクロス
  • スズキ:ジムニー
  • ジープ:ラングラー
  • 三菱:トライトン
  • アルファロメオ:ステルヴィオなど
  • テスラ等のEV(ツルツルするのが苦手)

それぞれに魅力はあるし長所もある。ただ、僕が求める「静かに、しっとり走る感覚」とは違ったってだけですね。

大まかに言うと、ドイツ車のような乗り味が好きです。日常的に気になるような揺れや音が少なく感じました。

2.疲れない

音や揺れの次に気になったのは、疲労感でした。

運転で疲れた人のイラスト

視界の広さや揺れ方も大切ですが、僕の場合はシートとの相性が特に重要でした。固かったり座り心地が良くないと、それだけで(日常的に)乗りたくないって思っちゃう。

運転って命が懸かる行為なので、シートの重要性は譲らなくても良いと考えました。

 

運転席で膝が内装に当たる位置

膝の皿が当たる部分が固い車は、試乗の段階で気になりました。

3.リセールが高い

快適さの次に考えたのは、この車と何年付き合うかでした。でも、そんなことわからない。ってなると、リセール価格が良い車を選ぶべきやな、と。

個人事業主として減価償却を考えるうえでも、リセールは無視できませんでした。

具体的にNGだったのは、

  • BMW:X1など
  • アウディ:Q3など
  • アストン・マーティン:DBX
  • ボルボ:XC60
  • ジャガー:F-PACE
  • ベントレー:ベンテイガ
  • ジープ:レネゲード

正直、真のお金持ちはリセールなんて気にしないんだと思ってます(一部のディーラーの方とそんな話をしたり)。何十年も同じ車に乗る前提ではなく、その時の生活に合わせて乗る車を。一生乗るという覚悟も持てない僕は、リセールを重視するように、、、。

4.外装がかわいく、内装が安っぽくない

丸いライトの白い車

詰めていく一方で、見た目の好みだけは最後まで譲れませんでした。旧車やポルシェに見られるような、丸いライトの車が好きなんです。

夫婦ともにかわいいと感じたのは、

  • MINI:クロスオーバー
  • ジープ:レネゲード
  • ポルシェ:マカン

丸目ではありませんが、

  • レクサス:LBX
  • レンジローバー:イヴォークも好みでした。

そして、外観だけでなく、内装の質感も重要でした。極端な事を書くと、価格が高いのに車内のプラスチック感が強いのはイヤだなあ、という感じです。

5.360度カメラ

360度カメラで車を確認するイラスト

購入直後は車両感覚が分からないため、車を上から見られる360度カメラは必須にしました。

狭い駐車場や細い道で、車体と障害物の距離を確認できます。事故を避けるだけでなく、駐車するたびに神経をすり減らさずに済みます。

6.ディーラー担当者との相性

自動車ディーラーの担当者

車そのものの条件を挙げてきましたが、最後に残ったのは、車以外でした。多くのディーラーを回る中で、担当者さんとの相性も車選びの一部だと強く感じました。

メカニック出身で構造に詳しい方、休日も車のことを考えているような方、メーカーの弱点まで正直に話してくれる方。車を売るだけでなく、話しているだけで勉強になる方が何人もいました。

一方で、こちらの話を理解できていなかったり、車をそもそも全く好きじゃなかったり、輸入車に乗ったこともないのに全否定したり、試乗そのものを迷惑だと伝えてくる方もいたり(しゃーないとは思うけど、この人から車を買う訳にもいかないなと)。

何百万も払って、関わりたくない人間を増やすわけにもいかないな、と。同じ車を買うなら、「この人から買いたい」と思える担当者を選びたい。試乗するだけでこれほど多くの事を伝えてくれるんだ、と感じさせてくれる方がいます。

アストン・マーティン福岡のAさん、ベントレー福岡のKさんには、特に感銘を受けました。いつかこの方から買いたい!! と未だに思えるので、この考えに至りました。

奥さんが車に求めた条件

奥さんの視点はまた違いました。

1.安全性能と故障の少なさ

奥さんが最も重視したのは、安全性。

自分たちが事故を起こさないことはもちろん、衝突に巻き込まれた場合にも車体が乗員を守ってくれること。衝突の危険を検知してブレーキを支援する機能も必要でした。

事故に遭った車のイラスト

  • レクサス:プリクラッシュセーフティ
  • メルセデス・ベンツ:アクティブブレーキアシスト
  • ホンダ:ホンダセンシング
  • スバル:アイサイト
  • 日産:インテリジェント エマージェンシーブレーキなど

メーカーによって考え方や作動の感覚が実は異なります。自動ブレーキにも違いはあるんだな、と。

あとは、故障が多く、修理費がかかりやすい車も候補から外しました。購入後まで含めて安心して乗れることが重要だったようです。

2.福岡の道路で扱える車幅

これは極端な例ではあるけど、割とよくある

安全性の次に譲れなかったのが、日常の扱いやすさとのこと。

福岡は車がとにかく多く、道が狭いです(断言)。市内は道幅が狭く、バスやトラックも多い。車内が広くても、駐車するたびに車幅を気にするようでは疲れてしまいます。

輸入車のSUVには全幅2000mmを超える車も多くありますが、これはNGやな、と。我が家では日常的な扱いやすさを優先しました。

3.燃費と維持費

奥さんはハイブリッド車に好意的でしたね。

一方で、EVやプラグインハイブリッドは、充電の手間を理由に候補から外しました。僕自身も、定期的に充電する生活は超めんどくさくて無理。ガソリンスタンドも面倒くさい。契約する先の駐車場に充電設備があれば、候補になってたかもですが。

アウディ:Q4 e-tron、テスラ:モデルYにも試乗させていただきましたが、独特の滑らかな加速や乗り心地は人を選びますね。

4.派手すぎない

最後に、ガルウイング、リアウイング、大きなエアインテークなど、スポーツカーらしい装備は奥さんの好みではないとのこと。女性に多いみたいですね(アストンマーティンの方、スバルの方が言ってた)。

奥さんが乗りやすい車を優先的に選んだ

車を選んでいた時点では、主に僕が運転する予定でした。

ただ、僕は車が好きな一方で、長時間運転するのは好きではありません。渋滞がマジで死ぬほど大嫌いですし、「眠い、だるい、面倒くさい」と感じることも日常的です。

こんな人間なので、将来的には、奥さんにも運転する比率を増やしてもらいたい、と密かに考えていました……。そのため、僕が楽しいだけでなく、奥さんが怖がらずに運転できる車を選ぶ必要があったんです。まあ、元ヒモの直感みたいなモンですな(クズだけど仕方ないw)。

もちろん、我が家の権力関係も、奥さんが上です。僕はブロガーで、奥さんは薬剤師。ローン審査における社会的信用でも、圧倒的な差を見せつけられました。

だからこそ、奥さんが気に入る車を選ぶ必要がありました。

これまで乗った車・試乗で乗せていただいた車

メーカー 備考
トヨタ ヤリスクロス/カローラクロス/ハリアー/クラウンスポーツ/クラウンクロスオーバー/ランドクルーザーFJ
レクサス LBX/NX Version L/NX F SPORT/RX Version L/RX F SPORT/GX
日産 エクストレイル
ホンダ ヴェゼル/CR-V
マツダ CX-30/CX-5/CX-60
スバル フォレスター/レヴォーグ レイバック
三菱 トライトン
スズキ ハスラー/ジムニー シエラ
BMW X1/X2
メルセデス・ベンツ GLB/GLC/Gクラス
アウディ Q2/Q4 e-tron
フォルクスワーゲン Tクロス
ボルボ XC40
MINI クロスオーバー
ポルシェ マカン
ランドローバー レンジローバー イヴォーク/ディフェンダー
ジープ レネゲード/ラングラー
ルノー アルカナ
アルファ ロメオ ステルヴィオ
テスラ モデルY
ランボルギーニ ウルス
アストンマーティン DBX
マセラティ グレカーレ
フェラーリ ローマ
ベントレー ベンテイガ
レンタカー会社 ほぼ全種(学生時代から意図的に異なる車種を利用してた)

最後まで候補に残った車

ホンダ:N-BOX

2台所有できるなら、今でも欲しい。

室内が広く、乗り降りしやすく、街中でも扱いやすい。リセールも高い。家族の実用車として非常によくできています。

ただ、一台だけ所有する車として考えると、高速道路や長距離移動で求める感覚とは少し違いました。

トヨタ:カローラクロス

価格、燃費、車内の広さ、故障への安心感を考えると、非常にバランスの良い車です。

大きな欠点がなく、車に強いこだわりがない場合には有力な候補だと思いました。クラウンスポーツはシートが合わず。RAV4は知り合いが乗ってるのでパス、ハリアーは色々と固くて合わなかった。

レクサス:LBX

最終的に購入した車は、NXのバージョンLですが、LBXも惹かれました。サイズ感が好きでリセールも高い。ただ、乗り心地(アクセルの伸びやしっとり感の無さ)が個人的に合わず。後ろに人を乗せる車じゃないのもNG。

UXは形が好きじゃない、RXはデカイ、LXとGXはデカすぎ。F SPORTにも乗りましたが、シートが全く好きになれず(リセールは高いですが)。

結果、Version Lのシートと落ち着いた乗り心地が合いました。

メルセデス・ベンツ:GLB

ベンツも色々試乗させていただきました。

GLCは少し大きい。GLBは好きだけど、リセールがやや低い。ドイツ車の乗り心地が好きでしたし、ディーラーの担当さんもプロフェッショナルで学ぶことが多かった。

ただ、奥さんがデザインをあまり好まず(レクサスと比較しても)。

Gクラスは価格が上がりすぎやろ、と。色々と機能多すぎて、実用性からはズレるかな、とも感じました。

ポルシェ:マカン

試乗して最も惹かれたのは、マカン(2リッター)です。

エンジン音でテンションが上がり、ハンドリング、ブレーキ、アクセルの反応も好みでした。走行性能が高いのに、車内は静か。

ただ、希望するグレードや装備を選ぶと予算オーバーで、中古で買うのも違うな、と。燃費や荷室の狭さも含め、我が家の用途には合いませんでした。同じ駐車場に、色もグレードも維持も完璧なマカンGTSがあったのも、買わなくて良かったってなりましたね。

レクサス NX Version Lを購入

夫婦の条件を最も多く満たした車です。

静音性、安全性能、内装、後部座席、リセールなど、夫婦で出した条件に最も多く当てはまりました。

ただ、実際に乗ってみると、気になる点・好きじゃない点もちらほら。それでも、購入して良かった!! と、現段階では言えます(車検もした)。

試乗するまで、自分の条件は分からなかった

車を探し始めた頃は、見た目と価格を比べれば決められると思っていました。

実際には、数分乗っただけで気になる音があったり、座った瞬間に合わないシートがあったり。自分の器と明らかにそぐわないと感じたり。カタログでは魅力的だった車が候補から外れ、興味のなかったメーカーが急浮上することもあるでしょう。

予算の上限は必要です。

ただ、最初から価格だけで絞りすぎるのもおすすめしない。乗ってみると全く違うからです。

とは言いつつも、車に強いこだわりがない場合は、維持費、故障の少なさ、リセール、安全性能を中心に選ぶのが無難かなあ、と。

こだわりがある場合は、条件を言葉にして、夫婦で優先順位を決める。すべてを満たす車はなくても、何を妥協したのかが分かっていれば、購入後の不満は少なくなります。

僕たちの場合、条件を増やして試乗を続けた結果、レクサスNXのVersion Lにたどり着きました。

最初からレクサスを買うつもりだったわけではありません。乗り比べた結果、最も多く受け止めてくれたのが、レクサスNXのVersion Lでした。

そして、条件を一つずつすり合わせていく作業は、結婚したばかりの僕たちにとって、車選び以上のものだった気がします。お互いが何を大事にしていて、何なら譲れるのか。それを言葉にする最初の機会が、たまたま車選びだっただけかもしれません。

購入したNX versionLにも不満がある

一年近く乗ってみて、、、完璧・完全な車はないんやな、と感じることも。

とは言いつつも、口にする不満は大した事はないものばかり。冷静になると、改めて買って良かった、としか思えないですね。

次は、中古車とのご縁について書く予定です。CPOを含むレクサスの中古で大当たりを引く方法みたいなのは、他の方と差別化して書けると思います。需要あるかなあ。。。

おまけ:教習所の先生のこと

いろんな車に試乗する中で、なぜかずっと思い出していたのが、教習所で出会った先生の運転でした。なめらかで、無理がなくて。ああ、自分はあの運転をずっと覚えていたんだな、と。

実はこの話、Kindleで一冊にまとめています。タイトルは『教習所の東山さん』。準備が整い次第、改めてお知らせします。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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