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【なぜ?】勉強する理由・意味を学べる本おすすめ11選

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【2018年10月26日 大幅に修正・追記】

「なぜ勉強しなければならないんだろう」

僕を含め、そう考える人は少なくないと思います。学生はもちろん、その親御さんも。また、一度は答えが出ても、時間の経過と共に変化していく類の問いでもあります。そこで、答えの手助けになり得る本をまとめてみました。

 

 

はじめに

高校三年間、「なぜ勉強しなければならないんだろう」と毎日のように考えてきました。将来のため、選択肢が広がるから。そう言われても、何一つ説得材料にならなかったことを思い出します。

勉強を強制される校風だったことや、当時は今以上に頭が堅かったこともあり、あらゆることに反発していました。「周りがやってるから自分もしよう」「なんとなくやってみよう」ということが出来ず、結果的に全く勉強しませんでした。勉強する意味を自分で明確に見出だせたのは、予備校に入ってからです。

勉強は一生続いていくもの。自分の中に動機がなければ、ただただ苦しいものになってしまうと僕は思います。そういった方の手助けになれればと思い、本をまとめてみました。

 

現代語訳 学問のすすめ福沢諭吉

近代日本最大の啓蒙思想家・福澤諭吉の大ベストセラー『学問のすすめ』。本書は歯切れのよい原書のリズムをいかしつつ、文語を口語に移した現代語訳である。国家と個人の関係を見つめ、世のために働くことで自分自身も充実する生き方を示した彼の言葉は、全く色あせないばかりか、今の時代にこそ響く。

「勉強しろ!」と親に言われた記憶はありません。ただ、「勉強しろ!」と言ってくる親が学問のすすめを読んでいなかったら、「え……マジかよ……」と確実に思っていたと思います。あまり使いたくない言葉ですが、常識や教養の範疇で読むべき本だと言っても差し支えないでしょう。

一万円札に印刷される人がどのような考えを持ち、どのような行動をしたのか。それだけでなく、「現代にどのように生かすか」を書いている点が特におすすめ出来るポイントです。

この記事の中では、古典のような存在でしょうか。言うまでもなく、超良著です。

 

学校は負けに行く場所。/千田 琢哉

さっさと落ちこぼれて、自分のエリートコースを創れ。働くあなたにこそ、読んでもらいたい。

この本を一言で表現すると、学校では事実を受け入れ、人生を通して自分の得意分野を見つけろ! になるでしょうか。

  • 遅い足は速くならないし、悪い頭も良くならない。
  • 偉人伝の本質は、努力ではない。自分が夢中になれるものに出逢ったことだ。
  • 三日坊主で終わっても、いずれどこかで繋がる。
  • 「世の中に対等な関係はない」と憶えておくと、不平不満がなくなる。

別に、学校で勉強しなくても良いんです。けれど、大人になれば勉強は一生続いていきます。そのことを全5章(いじめ・犯罪/受験勉強・エリート教育/友人・親子関係/師弟関係/何のために学ぶのか)から書いています。

僕自身も、高校では落ちこぼれを経験しているので(自分で言うとアレですが……)、共感できる部分も多かったです。周囲の人間の対応がこんなにも変わるのか、と学べたことは財産になってます。一読して損はない良書。

 

勉強がキライなあなたへ/清水章弘

「なぜ勉強しなくてはいけないの?」 「この勉強の先には何があるの?」 だれもが一度は考える疑問です。 実は、勉強は本当は楽しいものなんです。 勉強が嫌になったとき、勉強に疲れたときに読むと、気持ちが楽になり、意欲が湧いてくる、勉強の楽しむためのヒント集。  

「なぜ勉強しなくてはいけないの?」 という問いには答えがない、と清水章弘氏は書いています。これは僕自身、非常に共感しました。なぜならば、各々が見出していくしかないと考えるからです。人に言われた言葉がそのままの意味で己に根付くこと……これはそうそうありません。経験も違えば考え方や概念にも差異があるのが当たり前です。だから、自分で見出していくしかないわけで。その前提の元、

勉強がキライだったけど、僕はこのような経験があって勉強する意味を見つけました、という点が書いています。その姿勢が潔く、著者に好感が持てる本です。

 

子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?/おおたとしまさ

8人の識者が語る勉強の本当の意味。子どもにはやさしく、大人には詳しく解説します。

子ども編と大人編の2つに分けて、8人の識者が独自の視点で勉強する意味を解説しています。一人ひとりの考え方を知ることで、読者自身が勉強する理由を見出だせるヒントになれば……という本です。

ただ、「識者が言ったところで何も響かない」と思う方もいるのではないかと思います。お偉いさんが何を言おうが響かない、みたいな考えが当時の僕にもありましたから。その場合は、続編がおすすめです。お笑い芸人の宇治原さんは知名度があるでしょう。また、続編ということで、内容的にも少し柔らかくなった印象があります。個人的には、あさのあつこさんの章が好きです。

 

学校ってなんだろう/苅谷剛彦

「どうして勉強しなければいけないの?」「なぜ毎日学校へ通わなければいけないの?」こうした疑問には、大人になった今でもなかなか答えづらい。これまで考えられてきた学校や勉強についての「常識」を複眼的に問いなおし、「学ぶことの意味」をふたたび掴みとるための基本図書。

この本の良いところは、様々な疑問に対して帰納的説明が行われている点です。帰納的というのは、個々の具体的な情報から、一般事象を導き出すこと。「試験」「カリキュラム」「先生の世界」など具体例から、章ごとに答えの道筋を示してくれています。

とりあえずの回答が得られることで、そこから自分で考えを巡らせていけると思い、選びました。良くも悪くも教科書的な回答を導いています(教科書=知恵の結晶)

 

14歳からの哲学/池田晶子

人には14歳以後、一度は考えておかなければならないことがある!今の学校教育に欠けている、14、5歳からの「考える」ための教科書。
読書感想文の定番,中高大学入試にも頻出の必読書。

池田晶子氏の著者は全て読んでいますが、この本を読んだ時のインパクトは忘れ難いです。

「ありとあらゆる事象をここまで深く考えていた人がいたなんて!」

「言葉」「自分とは何か」「死」「心」「他人」「社会」「規則」「理想と現実」「友情と愛情」「恋愛と性」「人生」など、一緒に考えていこうね、という語り口調で書かれています。

「学校ってなんだろう/苅谷剛彦」に対し、こちらは事象を考え抜くことで、答えを導き出す手助けをしてくれる本と言えると思います。どんなことに関しても「なぜ?」と思っていた僕にとって衝撃的でした。

ただ! あまりにも深い考察が繰り返されているので、物事を「悟った」と勘違いして身動きが取れなくなる人がいるかもしれません。なので、参考程度に。

哲学入門にもおすすめです。

 

受験勉強をしなければいけない本当の理由/関正生、伊藤賀一

好きなことをやろう。その可能性を広げるために大学に行こう。もっと大きな、外の世界に出るために「学歴」は大事。そのための「受験勉強」はムダじゃない。予備校講師2人が語る、受験勉強をしなければいけない本当の理由。

「受験勉強をして大学へ行けば可能性が広がる」という内容に特化しています。追い詰められなければ物事を本気で始められない人って多いと思うんです。僕自身もそうでしたし、その環境が予備校にはありました。受験で得られること・その勉強法などの本が多いですが、受験勉強に限っては内容を網羅していると思います。

学歴に関して議論が多い中、「学歴は大事である」と明言しています。学歴がなければ就けない職業がこの世にある限り、「学歴に意味はない」なんて個人的にも言えません。

あとですね、今年になってこの本がリニューアルしました。が、残念な事に、リニューアル前の方が良かった……と個人的に思う本です。。。

 

すべての教育は「洗脳」である/堀江 貴文

学校とは本来、国家に従順な国民の養成機関だった。しかし、インターネットの発達で国境を無視した自由な交流が可能になった現代、国家は名実ともに"虚構の共同体"に成り下がった。もはや義務教育で学ぶ「常識」は害悪でしかなく、学校の敷いたレールに乗り続けては「やりたいこと」も「幸せ」も見つからない。では、これからの教育の理想形とはいかなるものか?  ――本音で闘うホリエモンの〝俺流〟教育論! 

多くの著書を世に送り出している著者は、角度や具体性で変化を持たせて書いている場合が多いです(当たり前ですが)。

堀江氏の書いていることはいつも同じです。「学びとは没頭である」「好きなことにとことんハマれ」「遊びは未来の仕事になる」

学問だけが勉強ではありませんよね。僕自身は「洗脳」に気付いていましたが、ハマるためには大学へ行く必要がありました。本当に多くのことにハマってきましたが、何が良いかって、自分自身が見えてくるんですよね。好き嫌いはもちろん、得意不得意、その活かし方なども。出会いや成功体験にも恵まれることで、好循環が生まれることも多いでしょう。

ただ、没頭するものを見つけることが出来なくて困っている方もいると思います。その点については別記事で補足したいと思います。

 

たった一度の人生を変える勉強をしよう/藤原和博

よのなかが大きく変化して、これまでの“正解”が通用しなくなってしまった今、若いキミたちは何を、どうやって学ぶべきか。このまま教科書の暗記でいいの?それで将来幸せに生きていけるの?本書では、中高生に授業を行う形式で、これからの時代を生き抜くために必要となる「5つの力」について学んでいきます。

  • すべては知ることから始まる
  • なぜ、それを面白いと思ったのかをかんがえる
  • 先生に通知表をつけてみよう
  • 暗記の先に見据える考える力

などなど、生徒の疑問に具体的に寄り添っている内容が特徴です。実際の教育現場で行われている要素の深掘りが特徴でしょうか。著者の藤原先生の考え方が集約されており、抽象的ですが「将来のため」になる内容だと思いました。また、著者の「キミが勉強する理由」という本がありますが、この本の内容を小学生向けにまとめたような内容になっています。

 

裸でも生きる/山口絵理子 

イジメ、非行…居場所がなかった青春。そして偏差値40からの一流大学への挑戦。大学を卒業し、本当の現場を見たいと渡ったアジア最貧国。腐敗にまみれた国で見つけた眠る素材、出会う人々。やがてバッグ造りで起業を決意。数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも歩みを続け、途上国発ブランド、マザーハウスを軌道に乗せて各マスコミで注目の女性。明日へ向かう力に溢れたノンフィクション。

当時の僕が読んでいたら、何か変わっていたかもしれない、、、と唯一思えた本ですね。堀江氏の本と関連しますが、没頭することで人生を切り拓けた最高の具体例だと思います。なんというか、物事への打ち込み具合が半端じゃないんです。文章は全然上手じゃないんですけど(失礼)、だからこそ響くものがあります。

また、努力が報われないとか、努力の方向性とか、環境が悪いとか……そういったことを言う以前に、努力と呼べるものを知るためにまずは読んでほしいと思う本です。

勉強すること、目の前のことに集中すること、没頭すること。本当に多くのことを教えてくれる超良書。

 

ブルーピリオド/山口つばさ

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す! 

勉強する意味を書いている本を紹介してきましたが、衝撃を受けた作品があったので紹介。画像は、主人公が藝術大学に行きたい旨を、母親に話している場面です。母親は応援したい気持ちはあるものの、主人公の考えを全肯定できず複雑な心境。進路について話し合うシビアな場面です。

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引用:ブルーピリオド 2巻5筆目 予備校デビュー・オブ・ザ・デッド より

「行きたい理由があるんじゃなくて 行きたいから理由を探してたんだよ」

理由よりも前に、やりたいことが先にくる。行きたいから理由を探す、という主人公の言葉に心打たれたのは僕だけじゃないはず。近年読んだ漫画の中でも、これほどの名言はなかったと思います。おすすめの漫画です……!! 

 

僕が勉強した理由

www.momotoyuin.com

親から離れるため、自立するため、自分で人生を切り開くため。

 

まとめ

セットで読むと、より考えが深まるので良いかもしれません。

例えば

  • 「学校ってなんだろう/苅谷剛彦」と「14歳からの哲学/池田晶子」→同じ事象を異なる視点で説明しています。
  • 「すべての教育は「洗脳」である/堀江貴文」と「裸でも生きる/山口絵理子 」→堀江氏の言う没頭するを、山口絵理子さんの経験を読むことでリアルに感じられると思います。

ここに紹介した本はどれも「学ぶ」という点で関連性があるので、参考にしてみてください。

 

また、こちらの記事には、「学校ってなんだろう/苅谷剛彦」「裸でも生きる/山口絵理子」の二冊も紹介しています。

 

高校時代は全く勉強しませんでしたが、良い先生に出会えました⤵⤵

 

この記事に、いつか絵本も追加したい。