
PS5ソフト『Marvel’s Spider-Man 2』をクリアした後、「スパイダーマンの映画も見ておいた方がいいのでは?」と思った僕のような方向けの記事です。
なので、普通の公開順や時系列順ではなく、ゲーム版『Marvel’s Spider-Man』シリーズを遊んだ人が、どの映画から見ると一番楽しめるのかという視点でまとめています。
ピーター、MJ、メイおばさん、ハリー、マイルズ、ヴェノム……ゲーム内だけでも楽しめますが、映画を見ておくと「ああ、この関係性ね」と理解が捗るのが楽しい。映画でゲームを補完できる参考になれば。
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ゲームを遊んだ人向けスパイダーマン映画の見る順番
ゲーム版を遊んだ人におすすめしたい順番はこれです。
- 『スパイダーマン:スパイダーバース』
- 『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
- 『スパイダーマン』
- 『スパイダーマン2』
- 『スパイダーマン3』
- 『ヴェノム』
- 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
- 『スパイダーマン:ホームカミング』
- 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
- 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
- 『アメイジング・スパイダーマン』
- 『アメイジング・スパイダーマン2』
公開順ではありません。
ゲームを遊んだ人向けに、マイルズ→ピーター→ヴェノム→MCU版ピーター→ノー・ウェイ・ホーム補完という流れにしています。
特に『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』や『Marvel’s Spider-Man 2』を遊んだ人は、まず『スパイダーバース』からでいいと思います。マイルズ・モラレスというキャラクターを映画で補完できるからです。
1.『スパイダーマン:スパイダーバース』
スパイダーマンことピーター・パーカーの突然の訃報に、N.Y.市民は悲しみに暮れていた。ピーターの後を継ぐ新生スパイダーマン、13歳のマイルス・モラレスは街を守ることを誓うが、その力をうまく使えずにいた。そんな彼の前に死んだはずのピーターが現れ…。
『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』を遊んでマイルズが好きになったなら、まず見てほしいのが『スパイダーバース』です。
ゲーム版のマイルズは、父を失った痛みを抱えながら、自分なりのスパイダーマンになろうとしていました。映画版でも、その「ピーターとは違うスパイダーマンになるまで」が描かれます。
僕はゲーム版のカモフラージュやヴェノム・パンチの演出がかなり好きでしたが、『スパイダーバース』のアニメ表現も同じくらい気持ちいいです。絵が動いているというより、コミックとアクションゲームがそのまま映画になったような感覚があります。
ピーターの物語から入るのも王道ですが、ゲーム版を遊んだ人なら、マイルズから映画に入るのもかなり自然だと思います。
2.『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
ピーター・パーカー亡き後、スパイダーマンを継承した高校生・マイルスは、さまざまなバースのスパイダーマンたちが集うマルチバースの中心にたどりつく。そこでマイルスが目にした未来。それは、全てのスパイダーマンが受け入れてきた悲しき定めだった。
『スパイダーバース』を見たら、そのまま『アクロス・ザ・スパイダーバース』へ進んでいいと思います。
『Marvel’s Spider-Man 2』では、ピーターとマイルズの二人が主人公でした。マイルズは父の死、母リオとの関係、ヘイリーとの距離感、そしてリーへの感情に向き合っていきます。

映画版のマイルズも、ただの若いスパイダーマンではありません。「自分はどういうスパイダーマンなのか」を選ばされるキャラクターです。
ゲームでマイルズの家族思いや不器用さに惹かれた人ほど、この映画は刺さると思います。派手なマルチバース映画ですが、中心にあるのはかなり個人的なマイルズの悩みです。
3.『スパイダーマン』
幼くして両親を失ったピーターは、大学進学と同級生に恋にする普通の高校生。だがある日、見学先の研究室で遺伝子操作されたクモに噛まれたことで驚異的な力を手に入れる。
ここからは、サム・ライミ版の『スパイダーマン』です。
ゲーム版『Marvel’s Spider-Man』は完全オリジナルなので、映画を見ていなくても楽しめます。ただ、ピーター、MJ、メイおばさん、ハリーという関係性を知っていると、ゲーム内の会話や感情の重さが入りやすくなります。

この1作目のピーターは、ヒーローになる前に、まず普通に不器用な青年です。力を得ても人生が楽になるわけではなく、むしろ大切なものがどんどん面倒になっていく。
ゲーム版『Marvel’s Spider-Man 2』でも、ピーターは教師の仕事、MJとの関係、ハリーとの友情の間でずっと苦しんでいました。あの「スパイダーマンって、強いのに全然幸せそうじゃない」という感覚の原点を見るなら、この映画が一番わかりやすいです。

4.『スパイダーマン2』
スパイダーマンであることでMJとの恋や親友ハリーとの友情に悩みながらも宿命を受け入れるピーター。そんな彼の前に、核融合実験の失敗で怪人となったドック・オクが現れる。
ゲーム版のピーターに近い空気を映画で味わうなら、『スパイダーマン2』が一番だと思います。
街を守りたい。MJとの関係も大事にしたい。メイおばさんにも心配をかけたくない。ハリーとの友情も捨てられない。でも、全部を守ろうとするほど、自分の生活が壊れていく。
この映画は、そのしんどさがかなり濃いです。
ゲーム版を遊んでいて、「ピーター、もう少し自分の人生を大事にしてくれ」と思った人には、かなり響くはずです。スパイダーマンのかっこよさよりも、ピーター・パーカーという人間の苦しさが残る映画です。
5.『スパイダーマン3』
順風満帆な日々を過ごすピーターは、ある夜、何者かに襲われる。一方、謎の黒い液状生命体に寄生されたピーターは、次第に傲慢で攻撃的な性格になっていく。
『Marvel’s Spider-Man 2』をクリアした人なら、『スパイダーマン3』も見ておきたいです。
理由は、ブラックスーツとヴェノムです。

ゲーム版では、シンビオートによってピーターの言動が少しずつ変わっていきます。強くなっているのに、見ていて不安になる。あの感覚がかなり良かったんですよね。
映画版でも、ブラックスーツを手に入れたピーターの内面が変化していきます。力を得る快感と、自分を失っていく怖さ。その部分はゲーム版とかなり重なります。
映画としては好みが分かれる作品だと思います。ただ、ゲーム版のヴェノム編にハマった人なら、見る意味は十分あります。
6.『ヴェノム』
敏腕記者・エディは、人体実験で死者を出しているというライフ財団の真相を追う。だが取材中に謎の地球外生命体に寄生され、凶暴な力を持つヴェノムとなってしまう。
ゲーム版でヴェノムが気になった人は、トム・ハーディ主演の『ヴェノム』も候補に入ります。
ただし、ゲーム版のヴェノムとはかなり別物です。
『Marvel’s Spider-Man 2』のヴェノムは、ピーター、ハリー、病気、友情、罪悪感が絡んだ重い存在でした。一方、映画版のヴェノムは、エディとシンビオートのバディものに近いです。

怖い見た目なのに、会話はけっこうコミカルです。見ているうちに、ヴェノムが少し可愛く見えてくるのも面白いところ。
ゲームと同じ重さを期待すると違いますが、シンビオート作品としてはかなり見やすいです。
ゲーム版『Spider-Man 2』のヴェノムが好きだった人は、
- シンビオートの暴走が見たい → 『スパイダーマン3』
- ヴェノムというキャラクター自体が気になる → 『ヴェノム』
- カーネイジも見たい → 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
という感じでいいと思います。
7.『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
地球外生命体・シンビオートのヴェノムと共生関係を送るジャーナリストのエディ。ある日、猟奇殺人鬼クレタス・キャサディの取材をきっかけに、最凶の敵カーネイジが誕生する。
『ヴェノム』を見て、エディとヴェノムの関係が気に入ったなら、そのまま続けて見ていい作品です。
ゲーム版のようなピーターやハリーに絡む重さはありません。こちらは、エディとヴェノムの関係をさらに押し進めた映画です。
カーネイジが登場するので、シンビオートの凶暴さをもっと見たい人には向いています。
ゲーム版のヴェノムで「シンビオート怖すぎるだろ」と思った後に見ると、映画版ヴェノムの人間くささに少し笑ってしまうかもしれません。でも、その違いも含めて楽しむ作品だと思います。
8.『スパイダーマン:ホームカミング』
ベルリンでのアベンジャーズの戦いに参加し、憧れのトニー・スタークから特製スーツをもらったピーター・パーカー。だが一人前のヒーローとして認められたい彼の前に、強敵バルチャーが現れる。
ここからは、MCUのトム・ホランド版スパイダーマンです。
ゲーム版のピーターは、すでに大人です。スパイダーマンとしての経験もあり、MJとの関係もあり、仕事や生活にも悩んでいます。
一方、MCU版のピーターはかなり若いです。高校生としての未熟さが強く、アイアンマンへの憧れも大きい。ゲーム版ピーターのイメージで見ると、少し違うかもしれません。
ただ、背伸びして失敗しながら成長していく感じは、ゲーム版のマイルズに近いです。マイルズの未熟さや成長が好きだった人なら、MCU版ピーターにも入りやすいと思います。
9.『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
アイアンマンからヒーローとしての責任を託されたスパイダーマン=ピーター。学校の仲間たちとヨーロッパ旅行へ向かうが、そこに新たな脅威が迫る。
『ホームカミング』を見たら、次は『ファー・フロム・ホーム』です。
この作品でピーターにのしかかるのは、「誰かの後継者」として見られる重さです。
ゲーム版のピーターは、メイおばさんの想いやハリーとの関係を背負っていました。MCU版のピーターは、トニー・スタークの存在が大きいです。
普通の高校生として楽しみたい。でも、ヒーローとしての責任からは逃げられない。その板挟みが、この作品ではかなりわかりやすく描かれます。
大人のゲーム版ピーターとは違いますが、スパイダーマンとして背負うものが増えていく感覚は共通しています。
『ホームカミング』を見たら、続けてこちらへ。ピーターが次の責任に向き合う作品です。
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10.『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
親愛なる隣人としてNYを守り続けてきたスパイダーマン=ピーターの正体が世界中の人々に明かされてしまう。普通の生活を取り戻すため、ピーターはドクター・ストレンジに助けを求めるが……。
MCU版を見るなら、最終的に『ノー・ウェイ・ホーム』までは見てほしいです。
ここまで来ると、過去のスパイダーマン映画を知っているほど刺さります。ゲームから入った人でも、「ピーター・パーカーという存在が、いろいろな形で描かれてきたんだな」と感じられる作品です。
MCU版のピーターはずっと若く、未熟な印象がありました。でも、この作品ではスパイダーマンとしてかなり重い選択を迫られます。
普通の高校生が、普通ではいられなくなる。
その瞬間は、ゲーム版で見てきたピーターの苦しさともつながります。映画を追ってきた人へのご褒美であり、同時にかなり苦い到達点でもあります。
『ノー・ウェイ・ホーム』まで見るならアメイジング版も見たい
アメイジング版は、ゲーム版とのつながりだけで考えると最優先ではありません。
ただ、『ノー・ウェイ・ホーム』まで見るなら話は変わります。アンドリュー・ガーフィールド版のピーターを知っているかどうかで、終盤の受け取り方がかなり変わるからです。
サム・ライミ版ともMCU版とも違う、若さと軽さと痛みがあるピーターです。ゲーム版とは別のピーター・パーカーを知る作品として、余裕があれば見ておきたいです。
『アメイジング・スパイダーマン』
幼少時に両親が失踪し、伯父夫婦に育てられた高校生ピーター。ある日、父の秘密を探る中で特殊なクモに噛まれ、驚異的な力を手に入れる。
『アメイジング・スパイダーマン』は、ゲーム版を遊んだ人が最初に見る作品ではないと思います。
ただ、ピーターの若さや軽口、そこに隠れた痛みは、このシリーズならではです。ゲーム版のピーターは、すでに長く戦ってきた大人のスパイダーマンでした。アメイジング版は、もっと危うくて、まだ揺れているピーターです。
別のピーター・パーカーを知る作品として見ておくと、『ノー・ウェイ・ホーム』の受け取り方が変わります。
『アメイジング・スパイダーマン2』
スパイダーマンとして街の平和を守っていたピーター・パーカー。恋人グウェンとの関係に悩む彼の前に、新たな敵エレクトロや旧友ハリーが現れる。
『アメイジング・スパイダーマン2』も、ゲーム版から映画に入る人にとっては寄り道に近いです。
ただ、グウェンとの関係と、ピーターが味わう喪失感を知っているかどうかで、『ノー・ウェイ・ホーム』のある場面の重みがかなり変わります。
ゲーム版でも、ピーターは大切な人を失い、それでも立ち上がってきました。この映画も、別の形で「スパイダーマンであることの痛み」を描いています。
『ノー・ウェイ・ホーム』をより楽しみたいなら、アメイジング版2作も見ておいて損はないです。
ゲーム版を遊んだ人におすすめの最短ルート
全部見る時間がない方は、まずこの5本でいいです。
- 『スパイダーマン:スパイダーバース』
- 『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
- 『スパイダーマン』
- 『スパイダーマン2』
- 『スパイダーマン3』
マイルズとピーター、両方を補完できます。
『Marvel’s Spider-Man 2』は、ピーターとマイルズの内面をかなり描いています。ピーターはメイおばさんを、マイルズは父を失っています。二人の主人公がどちらも大切な人を失っているという前作の設定を、かなり上手に活かしていました。

だからこそ、映画で補完するなら「誰が誰なのか」だけではなく、なぜスパイダーマンはしんどいのかを見てほしいです。
強いから楽しい。
ニューヨークを飛び回れるから気持ちいい。
ゲームとしてはそれで十分です。
でも、スパイダーマンというキャラクターを追うと、そこには常に生活があります。恋愛があります。家族があります。仕事があります。親友がいます。そして、それらを守ろうとするほど、全部が壊れていく。
その苦しさまで見るなら、映画もかなり面白いです。
ゲーム版レビューも書いています
ゲーム版『Marvel’s Spider-Man』シリーズのレビューも書いています。
PS4版『Marvel’s Spider-Man』は、オープンワールドの移動が本当にすごい作品でした。探索するだけで楽しく、当時プレイしたオープンワールドの中でもトップクラス。ストーリーは映画の知識がある方が入りやすいと感じました。
『Miles Morales』は、マイルズ単独主人公としての作品。グラフィック・映像美は最高レベルで、カモフラージュやヴェノム・パンチによってバトルも前作より面白くなっていました。
PS5版『Marvel’s Spider-Man 2』は、ピーターとマイルズの二人主人公。ファストトラベルの進化、バトルの作業感の減少、ヴェノムへ至るストーリーなど、かなり完成度の高い続編でした。
まとめ
ゲーム版『Marvel’s Spider-Man』シリーズを遊んだ人が映画を見るなら、普通の公開順にこだわらなくてもいいと思います。
ゲームから入った人におすすめするなら、順番はこうです。
- マイルズが好きなら『スパイダーバース』
- マイルズをさらに追うなら『アクロス・ザ・スパイダーバース』
- ピーターを知るならサム・ライミ版『スパイダーマン』
- ピーターの苦悩を見るなら『スパイダーマン2』
- ブラックスーツとヴェノムを見るなら『スパイダーマン3』
- シンビオート単体に興味があるなら『ヴェノム』
- MCU版を見るなら『ホームカミング』から『ノー・ウェイ・ホーム』まで
- 『ノー・ウェイ・ホーム』まで見るならアメイジング版も見ておく
ゲーム版の魅力は、ニューヨークを飛び回る気持ちよさ、バトルの爽快感、そしてピーターとマイルズの人間関係です。
映画を見ると、その背景が少し補完されます。
ピーターはなぜ苦しむのか。
マイルズはなぜ別のスパイダーマンなのか。
MJはなぜ重要なのか。
ヴェノムはなぜ危ういのか。
ゲームだけでも楽しめます。
でも、映画を見てからもう一度ゲームを触ると、少し見え方が変わるかもしれません。
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