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旅に出たくなる本おすすめ11選【自分探し・バックパッカーも】

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読み終わると、旅に出たくなるような本をまとめてみました。

 

 

from everywhere./坂本真綾

二〇〇九年、ヨーロッパ八カ国を巡る一人旅。「何も持たないただの私」となった坂本真綾が、“これまで”を振り返り、“これから”を見つめた37日間の「全記憶」がこの一冊に。好評を博した初の長編エッセイ

この本の紹介がしたかったからこの本を紹介した記事がなかったから、自分で作成したと言っても過言ではありません。

坂本真綾さんが声優・歌手だということを、この本を通して知りました。 読後に歌を聞いてみたりしたのですが、特に興味が湧くわけでもなく、他の著書が好きなわけでもなく……。

ただただ、この本の中の文章が好きなんですよね。作中は「一人」に宛てて手紙を書いていて。その人を胸の片隅に想いながら旅をしています。惹き込ませる文体で、構成や装丁にも美しさを感じます。

この本を読んでから、いつかポルトガルに行くんだ! と自分の中で決まってしまった本。

 

深夜特急沢木耕太郎

インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く―。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや…。1年以上にわたるユーラシア放浪が、今始まった。

旅に出たくなる本の代表だと思います。旅に出たくなる本であると同時に、旅に出てしまう本でも、旅に携えて行く本でもあると思います。

今まで話したことのあるバックパッカーの誰もが、この本を知っていました。

最終巻である6巻を読み終えた時点で、何か物足りなさがあるんですよね。あっけなく終わるというか……でも、そこがポイントです。読後感と衝動を携えて、旅に出た人も少なくないでしょう。

旅人たちの間では、麻薬のような本とも言われています。

 

何でも見てやろう/小田実

若さと知性と勇気にみちた体当り世界紀行。留学生時代の著者が、笑顔とバイタリティーで欧米・アジア22ヶ国を貧乏旅行して、先進国の病根から後進国の凄惨な貧困まで、ハラにこたえた現実を、見たまま感じたままに書いたベスト&ロングセラーの快著。

深夜特急」を紹介するならば、こちらの本も紹介しなければなりません。沢木耕太郎がこの本に触発されて、「深夜特急」を書いたとも言われています。

前半のアメリカと後半の中東で、ガラッと内容が変わる点が特徴です。特に、イラン編の人間の階級に触れる経験は考えさせられます。

一昔前の紀行文ですが、それが逆に新鮮です。当時の各国の事情や、日本との比較など、先人のおかげで今があることに感謝せずにはいられません。

貧乏旅なのですが、知性溢れる文章が魅力です。……のではなく、貧乏旅だからこそ、知性が増していくことがわかる本です。

少し長いけれど、読みやすさがある本。

 

行かずに死ねるか!/石田ゆうすけ

「平穏な人生?それが運命なら自分で変えてやる!」そう決意してこぎだした自転車世界一周の道。だが、砂漠地帯で拳銃を持った強盗が―!身ぐるみはがされた後も疾走し、出会いと別れを繰り返しながら駆け抜けた七年半の旅。笑えて泣ける、大興奮紀行エッセイ。

7年半の旅を一冊にした本。タイトルに魂が宿っています。

これもまた、非常に有名な本です。文庫が出てもう10年近く経つのに色褪せない「何か」を感じ取ってほしいなと思います。個人的には、あとがきから読んだ方が軌跡を辿れて良いと思っています。

「自分の目で確かめることの大切さ」

これを伝えられる本だと思います。中学生の学級文庫の選定を依頼された時にも推薦した本です。

 

長い旅の途上星野道夫

きっと、人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ―。1996年、カムチャツカで熊に襲われて世を去った著者が残した、最後のメッセージ。過酷な自然に生きる人間や動植物、そして極北の大地に注がれたまなざし。人生の豊かさとは、人間の幸とは、いま改めて我々に問いかける静かな声がここにある。

きっと、人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ

この一文……共感しませんか?

旅をする木」とどちらを紹介するか迷ったのですが、今回はこちらを。写真も少なく、短編の随筆集のような構成ゆえに、若干哲学的な内容になっています。

誰もが心に風景を持っており、それによって励まされることがきっとある――それを僕に教えてくれた本です。

自分の中に旅する心を既に持っている人向けです。旅する心を育てる過程ならば、「旅をする木」を推薦します。「旅をする木」の方が写真も多くて見やすいかも。 

 

荒野へ/ジョン・クラカワー

アラスカの荒野にひとり足を踏み入れた青年。そして四か月後、うち捨てられたバスの中で死体となって発見される。その死は、やがてアメリカ中を震撼させることとなった。恵まれた境遇で育った彼は、なぜ家を捨て、荒野の世界に魅入られていったのか。登山家でもある著者は、綿密な取材をもとに青年の心の軌跡を辿っていく。全米ベストセラー・ノンフィクション。

結末は悲しいものですが、旅をしなければわからない感覚が見事に描かれています。

ノンフィクションだからこそ、人の心に訴えかけるものがある……全米でベストセラーになった理由も納得できます。

青年の死を以て、旅におけるを学ぶことを訴えかけている作品とも言えるでしょう。

恵まれた環境の中でそのまま生きていたとしても、きっと旅に出ることは止められなかった……世界の広さと己の狭さ、無知への恐怖、旅の中毒性などが描かれています。

ちなみに、 映画化も↓↓

 

シュナの旅/宮﨑駿

作物の育たない貧しい国の王子シュナは、大地に豊饒をもたらすという「金色の種」を求め、西へと旅に出る。つらい旅の途中、人間を売り買いする町で商品として売られている姉妹と出会う。彼女らを助けた後、ひとりでたどり着いた「神人の土地」で、金色の種を見つけるが…。

風の谷のナウシカ」の前作と言ってしまっても良いかと思います。

昔のジブリが好き!  って方にはたまらない作品。もののけ姫のヤックルもこの中に登場しますよ。

先程の「荒野へ」ではについて書きましたが、こちらは生きるための旅です。もののけ姫のアシタカのような動機で物語は始まります。

著者紹介のページがあるのですが、髪が黒い時代の駿さんが見られます笑。また、「犬になった王子」という作品が元になっています。

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「また、必ず会おう」と誰もが言った。/喜多川泰

主人公・秋月和也は熊本県内の高校に通う17歳。 ひょんなことからついてしまった小さなウソが原因で、単身、ディズニーランドへと行く羽目になる。 ところが、不運が重なったことから最終便の飛行機に乗り遅れてしまう和也。 所持金は3400円。 「どうやって熊本まで帰ればいいんだ……」。 途方に暮れる彼に「おい! 若者」と声をかけたのは、空港内の土産物売場で働く1人のおばさんだった――。 

旅をした者ならば共感せざるを得ないような、素晴らしいタイトルです。

ただ、中身は壮大な話ではなく、高校生が人の優しさに触れながら旅をする小説です。人との出会いの素晴らしさを描いています。

喜多川泰先生は、読みやすい文体と心が温まるような話がとても上手い作家さんです。

文庫がなかなか出ないなーと密かに思っている作品。

 

ハチミツとクローバー羽海野チカ

6畳+台所3畳フロなしというアパートで貧乏ながら、結構楽しい生活を送る美大生・森田、真山、竹本の3人。そんな彼らが、少女のように小さく可憐な女の子・花本はぐみと出会い…!?

マンガを入れるつもりはありませんでした。しかし、自分探しの旅人との出会い旅から帰った時の爽快感はこの作品しかない! と思い、紹介するに至りました。

「竹本くんが自転車に乗って旅に出たとき、私も道に迷ってしまった」

と、羽海野チカがどこかで語っていたはず(出典忘れた)。つまり、著者にとっても旅であり冒険だった、と言える作品だと思うんですよね。

登場人物各々の人生の選択を丁寧に描いているところが僕は好きです。

竹本くんが旅に出るのは6巻~です。

 

辺境・近境/村上春樹

久しぶりにリュックを肩にかけた。「うん、これだよ、この感じなんだ」めざすはモンゴル草原、北米横断、砂埃舞うメキシコの町……。NY郊外の超豪華コッテージに圧倒され、無人の島・からす島では虫の大群の大襲撃! 旅の最後は震災に見舞われた故郷・神戸。

村上春樹作品は一通り読んでいますが、小説よりも紀行文の方が好き! という意見にも頷けるような本の代表がコレです。

小説しか読んだことのない人で「小説は一回読んでみたけど苦手だった」と思った人におすすめ出来ます。

この作品を読み終えたあと、旅を共にした写真家の松村映三氏が収めた『辺境・近境 写真篇』をぜひ手にしてほしいと思います。

旅に思いを馳せることが出来るでしょう。そして、自分の中の旅への思いを想起させられることでしょう。

 

ぼくを探しに/シェル・シルヴァスタイン

何かが足りない それでぼくは楽しくない 足りないかけらを探しに行く ころがりながらぼくは歌う
「ぼくはかけらを探してる、足りないかけらを探してる、ラッタッタ さあ行くぞ、足りないかけらを……」

本と言うより、絵本と言った方が正しいかもしれません。

――大学2年の時、僕は一人で中東のイエメンに行こうとしていました。

旅をしなければ得られない、旅をすることでしか成長できないと当時は思っていて。命を賭けて得られるような、人生に残るような経験が欲しい……と切に願っていました。

そんな時に、とある写真家の方におすすめしてもらった本です。

焦らずに、自分としっかり相談した上で、正しい判断を……そんなメッセージが込められている本だと思っています。

 

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