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【THE LAST OF US】ドラマ版はゲーム未プレイでも楽しめる?クリア済みの僕が違いを解説

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ドラマ版『THE LAST OF US』は、原作未プレイでも楽しめるのか? という視点で、原作プレイ済みの僕が解説している記事になります。ドラマのシーズン1の核心的な結末ネタバレは避けていますが、ゲーム版『The Last of Us Part I』『The Last of Us Part II』の内容には触れています。未プレイの方はご注意ください。

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高校時から婚活せざるを得ず、戦略的に恋愛を始める→大卒後、就職に失敗→薬学生の彼女のヒモを経てブロガーに(15年の交際を経て結婚!)。エンタメ分野のレビュー、感謝を綴ったエッセイが好評。当時の内容を綴ったノンフィクション小説「薬剤師国家試験に落ちた彼女を、僕は隣で見ていた」が電子書籍化しました!

ドラマ版『THE LAST OF US』はゲーム未プレイでも楽しめるのか

結論から言えば、楽しめます。

むしろ、ゲームをやっていない人の方が素直に見られるかもしれません。

『THE LAST OF US』は、人体に寄生する菌類によって文明が崩壊したアメリカを舞台にした作品です。

生き残った人間たちは隔離地域やコミュニティで暮らし、感染者だけでなく、別の生存者たちとも争っています。その中で、ジョエルというおじさんが、エリーという少女を運ぶことになります。

書くとそれだけなんですが、もちろんそれだけではありません。

ジョエルは、娘を失ったまま時間が止まっている男です。エリーは、口が悪くて、生意気で、でもどうしようもなく子どもでもある少女です。最初から親子のように仲が良いわけではありません。むしろ、最初のエリーは完全に「面倒な荷物」です。

でも、旅をしているうちに、その荷物が荷物ではなくなっていく。感染者が出る。物資がない。弾もない。人間の方が怖い。安全な場所なんてほとんどない。その最悪の世界で、二人の距離だけが少しずつ変わっていく。娘と重ね合わせつつ、否定しつつ、エリー自身を見るようになり、エリーに秘められた可能性を知り、、、というのがラストオブアスです。

 

なので、ゲーム未プレイでも話には入れます。専門用語を知らないと置いていかれるタイプのドラマではありません。

ただし、明るい作品ではなく、ゾンビを撃ちまくってスカッとする作品でもありません。サバイバルを強いられた者たちが織りなす人間ドラマです。

ゲーム版の記事でも書きましたが、この作品をプレイすれば、なぜゾンビを題材にした作品が人気を生むのか理解できると思います。

ドラマ版も、そこは同じでした。

ドラマ版『THE LAST OF US』はU-NEXTで独占配信中です。
ゲーム未プレイの方は、まずドラマから入っても問題ないと思います。シーズン1から順番に見てください。初回登録なら31日間の無料トライアルで一気見も可能です。

ゲーム版を知っていると何が違うのか

ゲーム版を知っていると、ドラマ版はかなり面白いです。

「あの場面をこう変えるのか」とか、「このキャラをここまで膨らませるのか」とか、比較する楽しさがあります。定番ですが、神ゲーなので、定番が楽しいんですよね。

ゲーム版『The Last of Us Part I』は、リメイクをプレイした時も「ほぼリマスターやなこれ」と思いました。MAPの構造も、聞き耳を立てる攻略法も、石やビール瓶をぶつける感じも、だいたい同じ。だけど、グラフィックと演出が変わることで、人物の表情や死に際の重みが明らかに増していました。

テスと一緒にロバートを追うところ。ゲーム版は、こういう「同じだけど違う」を比較するのが楽しかったです。

ドラマ版もそれに近いです。

ゲームの完全再現ではありません。操作できるわけでもありません。自分で物資を拾い、銃を構え、エリーを連れて歩く感覚はゲームにしかありません。でも、ドラマにはドラマの見せ方があります。

ジョエルの沈黙。エリーの目線。部屋の空気。崩壊した街の生活感。ゲームでは探索中に感じていたものを、ドラマでは表情や会話で見せてくる。

劣化実写化ではない。これだけで素晴らしい。

少なくとも、漫画やゲームの実写化でありがちな「なんでこうなった……?」というやつではありません。ちゃんとラストオブアスでした。

日本語吹き替えがかなり大きい

ドラマ版で一番ありがたかったのは、日本語吹き替えです。

ゲーム版の声優さんがドラマでも続投しています。

ジョエルが山寺宏一さん。
エリーが潘めぐみさん。
トミーが高橋広樹さん。
テスが田中敦子さん。

これ、素晴らしいです。

実写なので顔は違いますし、俳優さんも違います。でも、声が同じだと、脳が勝手に補正してきます。

「あ、ジョエルだ」

となる瞬間があります。

特にジョエルは、山寺宏一さんの声の記憶が強すぎる。ゲーム版であの声を聞きながら旅をした人間にとっては、声が入った時点でかなりジョエルです。

サラの写真。リメイク版ではジョエルがカメラ目線ではなく、サラの方を向いている。細かいですが◎

この写真のように、ジョエルという人間はずっとサラの方を向いているんですよね。

時間が止まっている。

エリーと出会っても、すぐに新しい家族になるわけではない。そんな簡単な話ではありません。それでも、旅の中で少しずつ変わっていく。

その変化を、ゲーム版と同じ声で追える。これはかなり強いと感じました。

 

字幕派の方もいると思いますが、ゲーム版を吹き替えで遊んだ方は、吹き替えでも一度見てほしいです。思った以上にマジで再現性が高い作品になっていました……!

結論:ゲーム版の声でドラマ版を見られるのが大きい。
特にジョエルとエリーの声に記憶がある人は、吹き替え版でかなり入りやすいと思います。テスや他のキャラクターも含めて、ゲーム版キャストがそのまま集結しているのは貴重です。

ゲームを先にやるべきか、ドラマを先に見るべきか

とは言いつつ、ゲーム版『The Last of Us Part I』を先にやった方がいいと思います。PlayStationを代表する神ゲーの一つですし、後世にも残り続ける。そもそも、ドラマ化や映画化は、原作人気がないと厳しいですしね。

また、ラストオブアスは「自分で歩くこと」に意味がある作品です。

弾が足りない。
物資を探す。
クリッカーの音が怖い。
人間も普通に怖い。
エリーを連れて進む。

この面倒くささも含めて、ジョエルの旅になります(難易度調整も可能)。

エリーとジョエルが本音をぶつけ合う場面。このシーンはやっぱり好き

なので、順番はこれでいいと思います。

  • ゲームが好きな人:ゲーム版Part I → ドラマ版シーズン1
  • ゲームが苦手な人:ドラマ版シーズン1 → 気になったらゲーム版
  • ネタバレを避けたい人:ドラマ版を順番に見る

どちらから入っても大丈夫です。

ただ、最終的に一作目のゲームには触れてほしいですね。あれは、今やっても素晴らしいです。

キリンの場面が好きな人間はドラマ版も見ていい

ラストオブアスで一番好きな場面を一つ選べと言われたら、かなり迷います。

サラの序盤。
テスの、、、。
エリーに銃を渡すところ。
ジョエルとエリーが本音をぶつけるところ。最後も含めて。

色々ありますが、やっぱりキリンの場面は外せません。

大好きなキリンと触れ合う一コマ。リメイクでは草も増え、ジョエルの表情も優しくなっています。

この世界はずっと終わっています。人は死ぬ。裏切る。感染する。殺し合う。ジョエルもエリーも、きれいなままではいられない。

それでも、キリンがいる。

ここが良いんですよね。希望というほど単純ではない。癒やしというほど軽くもない。ただ、世界は完全には終わっていない。そう思わせる場面です。

ドラマ版も、こういう「地獄の中にある一瞬の静けさ」をちゃんと大事にしています。

ゲーム版の名場面をそのまま置くだけではなく、ドラマとして再構成している。その意味では、ゲームを知っている人ほど楽しめると思います。

シーズン2を見る前に覚悟しておきたいこと

問題はシーズン2です。

シーズン2は、ゲーム版『The Last of Us Part II』をもとにしています。

つまり、あれです。

僕が「ん~~~~」となって、酷評しまくった過去があります。

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ゲーム版『Part II』にはアビーというキャラクターが登場します。

アビーにはアビーの人生があります。仲間もいます。怒りもあります。正義もあります。プレイヤーはそれを追体験することになります。

言いたいことはわかります。

敵にも人生がある。
暴力の連鎖は何も生まない。
相互理解が必要だ。

わかります。わかるんですが、

ふざけんな!! 1をプレイして感動した人間が、アビーに対してエリーと同じように感情移入できるわけねーだろ!!!!

これが、『PartⅡ』をクリアした時の正直な感想でした。

しかも、ゲーム版はアビーを操作する時間が長い。エリーを操作したいのに、アビーを操作する。ジョエルとエリーの物語を見たいのに、アビーの人生を見せられる。

これがキツかったです。

ただ、ドラマ版では少し変わる可能性があります。

ゲームと違って、操作を強制されるわけではありません。視聴者として距離を取れる分、アビーの物語をもう少し冷静に見られるかもしれません。それでも、シーズン1の延長で気楽に見る作品ではないと思います。

ジョエルとエリーの物語だけを見たい人ほど、シーズン2はしんどいはずです。

 

※追記(2026年7月時点):シーズン2・3の状況について
このドラマ版シーズン2は全7話がすでに配信完了しており、日本でもU-NEXTで視聴できます。またHBOはシーズン2の配信開始前にシーズン3の制作を正式発表していて、次のシーズンはこれまでのエリー中心の視点から離れ、アビーの物語(シアトル編)に焦点が移る予定です。配信は2027年が予定されています。なお、共同ショーランナーを務めていたニール・ドラックマン氏は、ゲーム開発に専念するためシーズン3からは離脱することが明らかになっています。
すでにシーズン1を見終えていて続きが気になっている方は、この段階でシーズン2に進んで問題ありません。

Part IIで一番好きだったのは、博物館だった

ゲーム版『Part II』で一番楽しかったところは、エリーの誕生日にジョエルと博物館へ行く場面でした。

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ここのパートが一番楽しかったなあ…………

結局、僕が見たかったのはこれなんだと思います。ジョエルとエリーのコミュニケーション。

もちろん、ラストオブアスがただの擬似親子ほんわか旅ではないことはわかっています。ジョエルは善人ではないし、エリーも無傷ではいられない。あの世界で生きる以上、きれいな話だけでは済みません。

それでも、やっぱりこの二人なんですよね。

僕にとってのラストオブアスは、ジョエルとエリーの物語です。

ドラマ版を見る前に、この感覚だけは置いておきたいです。

シーズン2は、たぶん人を選びます。

でも、シーズン1は見ていいです。ゲーム未プレイでも問題ありません。吹き替え版なら、ゲーム経験者にもかなり刺さると思います。ただし、2はわからん。2はなかったことにする、という僕みたいなユーザーもいることをご理解ください。『FF10』と状況が少し似てます

ドラマ版を見るならU-NEXT

ドラマ版『THE LAST OF US』は、U-NEXTで独占配信中です。

シーズン1から見るのがおすすめです。いきなりシーズン2から見る作品ではありません。ジョエルとエリーがどう出会い、どう変わっていったのかを知らないままシーズン2に入ると、かなりもったいないです。

まずはシーズン1。

そこでジョエルとエリーの旅に引き込まれたら、シーズン2へ。

さらに気になったら、ゲーム版『The Last of Us Part I』へ。

この順番でいいと思います。

まずはドラマ版シーズン1から。
ゲーム未プレイでも大丈夫です。ゲーム版を遊んだ方は、日本語吹き替え版でも見てほしいです。現在はシーズン2までまとめて配信されているので、一気見してからシーズン3(2027年配信予定)を待つのもおすすめです。

ゲーム版レビューも書いています

ゲーム版の感想も書いています。

『The Last of Us Part I』については、原作との比較、グラフィック、演出、ストーリーの良さなどをかなり細かく書いています。

『The Last of Us Part II』については、かなり感情的です。

冷静ではありません。でも、あれを冷静に書ける人は、PartⅠに対して感情移入してないのかも? と思っちゃいます。

まとめ

ドラマ版『THE LAST OF US』は、ゲーム未プレイでも楽しめます。ゲームを知らないと意味がわからない作品ではありません。むしろ、ドラマから入っても問題ないです。

ただ、軽い作品ではありません。

感染者が出る。人間も怖い。世界は終わっている。ジョエルは優しいだけのおじさんではない。エリーも守られるだけの少女ではない。それでも、二人の旅を見ているうちに引き込まれます。

ゲーム版を知っている人は、吹き替えの再現性、名場面の作り替え、ドラマ版ならではの見せ方を楽しめると思います。ゲーム未プレイの人は、まずシーズン1からで大丈夫です。

そして、気になったらゲーム版『The Last of Us Part I』へ。

少なくとも僕は、今でもラストオブアスをジョエルとエリーの物語として見ています。だからこそ、ドラマ版シーズン1は見る価値があると思いました。

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