
2026年7月23日に発売したNintendo Switch 2専用ソフト『スプラトゥーン レイダース』をクリアした感想・評価を綴りました。
一人プレイとオンラインヘルプの関係、武器・タンク・ガジェットの使い分け、攻略のコツ、クリア後の要素、ラスボスと結末まで。項によってはネタバレ注意です。
なお『スプラトゥーン』シリーズ自体は、今回が初見です。
スプラトゥーン レイダースとは
謎がうずまく島で シャケをシバいてオタカラハント!
「スプラトゥーン」シリーズ初のスピンオフタイトルが登場!狂暴なシャケがうごめく「ウズシオ諸島」。そこへ不時着したのは、オタカラ大好き“すりみ連合”と主人公の“メカニック”。
メカニックはブキに加えて、「ガジェット」を装備、強化してシャケに対抗できる。すりみ連合もメカに乗って冒険をサポート!強力な奥義でシャケを一掃。
はたして一行は、立ちはだかるシャケを倒し、オタカラを手に入れることができるのか…!?
ジャンル:アクションシューティング
クリアした感想・評価
スプラトゥーン初見でも楽しめた


『スプラトゥーン レイダース』は、ウズシオ諸島へ不時着したメカニックと、フウカ・ウツホ・マンタローの「すりみ連合」が、シャケと戦いながらオタカラを集めるアクションシューティングです。
シリーズ本編の中心だった4対4の対人戦ではなく、ステージで武器や素材を集め、ガジェットやアジト船を強化しながら物語を進めます。
一人プレイが基本ですが、最大4人での協力プレイも可能。フレンドがいなくても、オンラインで見知らぬプレイヤーへヘルプを求めることもできます(重要!)。



フウカ、ウツホ、マンタローについても、過去作の知識はなし。イカ、タコ、シャケ、マンタなど、海の生き物を基にしたキャラクターとカラフルな世界観なので、水族館とのコラボが似合いそう(やってた)
過去作のキャラクターやルールを知らない状態で始めましたが、ゲームの目的や操作で困ることはありませんでした。3人のやり取りはかわいいし面白い。
拠点へ戻れば誰かがいて、ステージでは調査メカに乗って同行してくれるため、一人で黙々と冒険している感覚もあまりなかったかもです。

好感度が上がると、奥義がパワーアップ
敵を倒す、武器や素材を拾う、アジト船へ戻って強化する、再びステージへ向かう。この流れは早い段階で理解できます。まあ、モンハンみたいなモンですね。
なので、「スプラトゥーンを遊んだことがない」という方でも、安心して楽しめる内容と言えるでしょう!!


画像もキレイ。処理落ちもなし。本作はSwitch2専用なのも頷ける
武器とアジト船を強化する流れは最後まで飽きなかった

ストーリーはありますが、物語を目的に購入するゲームではありません。
ウズシオ諸島へ不時着したメカニックとすりみ連合が、アジト船を強化しながら島の最奥にあるオタカラを目指す。オタカラを回収しつつ、島の謎を解いていく……という流れ。二転三転はないです。


重い人間関係や長い会話イベントはなく、すりみ連合の軽いやり取りを挟みながら、次の島とステージへ向かいます。
比較的ストーリー重視の僕ですが、最後まで飽きませんでしたね。武器や素材を集め、アジト船へ戻り、武器、ガジェット、タンク、船内の設備を強化する……この流れで没入感が続きました。


後述しますが、本作はセンスを随所に感じるんです。ファイル、演出、ムービー、会話など。初見の僕からすると、最後まで興味を引かれる部分でした。
ソロでも遊べるが、オンラインヘルプはほぼ必須

本作は、4人でシャケと戦うサーモンランを苦手な人でもソロで遊べる「究極のワンオペ」として本作を開発したとのこと(開発者インタビューより)。
ただ、実際にクリアまで遊ぶと、最も簡単なトラベラー(難易度イージー)でも敵は固く、レベルも上がりにくいです。
同じステージを難易度や条件を変えて2~3回遊ぶ必要があり、ミニゲームにも難しいものがありました。完全ソロにこだわると、武器やガジェットを丁寧に強化しなければならず、かなり面倒かもです。

結構負けますし、クリア後はさらに負けるように
そのため、僕はニンテンドースイッチオンラインに加入。ヘルプを頻繁に使いました。
仮にフレンドが0人でも、知らないプレイヤーが参加してくれます。助ける側にも武器や素材などの報酬が入るので、双方にメリットがある仕組みです。申請や会話も必要なく、「ナイス」を送る程度。『モンスターハンター』の救難信号より軽く、『GRAVITY DAZE』のように、他人の存在だけを緩く感じられるオンラインでした。
一人用ゲームとして作られた一方、ヘルプを使った方が圧倒的に進めやすい。ここには「究極のワンオペ」という開発意図とのズレを感じます。発売直後はすぐにマッチングしましたが、プレイヤーが減った後も同じように遊べるのかは気になります。

何層も下っていくダンジョンが一人ではキツい。。。レベル50の方々、ありがとうございました
インクを撃つ発想が優しい

最初に感心したのは、銃ではなくインクを撃つという発想でした。地面や敵をカラフルなインクで塗り、自分の色のインクへ潜って移動する。シューティングゲームを子供向けに簡単にしたというより、「撃つ」という行為そのものを別の遊びへ変えています。ああ、任天堂の作品なんやな、と良い意味で思いましたね。ヘッドショットもないですし。

敵を撃つだけでなく、タイムアタックっぽいステージやギミックがあるステージも

ボスも名前もよくわからず面白かったですね(褒めてます)
敵へ弾を当てるだけでなく、地面を塗ることが移動、回避、インクの回復につながっています。『スプラトゥーン』が幅広い年代に人気になった理由も、実際に触ると分かりました。
武器が多く良い意味で迷うが、入手は完全ランダム

武器の種類が多く、どれを持っていくか良い意味で迷います。
連射しながら広範囲を塗る、遠くから攻撃する、近距離でまとめて倒すなど、武器によって戦い方が変わります。新しい武器を手に入れるたびに、試してみるのも良いでしょう。
同じ種類でもレベルやレア度、付いている特性などが異なります。強い武器を一本だけ使い続けるより、自分に合う武器を探している時間が楽しかったです。

スロッシャー・チャージャーがお気に入り
ただ、クリア後はちょっとなあ、、、と。
レア度5の武器が出ても、自分が使いたい種類とは限りません。シューターが欲しいのに別の武器が続くこともあり、好きな武器を選んで強くするというより、目的の武器が出るまで高難度ステージを周回することになりがち。その間に、飽きてしまいました。
好きな武器のレア度を上げる仕組みや、欲しい武器種を指定して狙う方法が欲しかったです。
3種類のタンクとガジェットで戦い方が変わる

タンクは、スピード・パワー・テクニカルの3種類。それぞれ使えるガジェットや動きが異なります。
素早く移動する、正面から大きなダメージを与える、自動攻撃を設置するなど、武器だけでなく、タンクとガジェットの組み合わせまで考えられます。これもシンプルながらに面白かったですね。

タンクがアップグレードすると、他タンクからガジェットが一つ追加できる。これも個性が出て面白い
使用するガジェットによって取れる宝箱も異なります。一度クリアした場所でも、別のタンクやガジェットを持って戻り、前回は取れなかった宝箱を回収する理由があります。
あとは、ゲーム側がインクの色を勝手に変えてくれるのも好きでした。同じように敵を倒して素材を集めるステージでも、インクの色が変わると画面全体の印象が変わりますしね。
インクが地面や壁へ広がっていく過程も分かりやすく、塗ること自体が気持ちいい。この氷が崩れ落ちるギミックも好きでした↓↓
ブログ記事用
氷が崩れ落ちるギミックが一番好きだった❤
蛇口かバルブハンドルかわからんけど、壊すと超気持ちが良い(細かいけど)任天堂はこーゆーの上手いと思う#スプラトゥーン pic.twitter.com/yrbI1x1XVi
— 桃途ゆういん@ブロガー10年目 (@momotoyuin) July 24, 2026
その他・気になる点
- 字幕が小さい!! 字幕を大きくしてほしい
- バグや処理落ちはなし
- ロード時間も気にならず
- キャラクタークリエイトがやや弱いかも?
自分の中のクレーマー気質を全開にしても、本作はあまり不満がないと言えます。
クリア時間・クリア後
クリア時間は20時間ほどでしょうか。僕にしては珍しく、割としっかりと攻略しました。PS5だったらトロコンを目指すイメージ。
クリア後は、高難度ステージが追加。アジト船を強化すると、ガジェットパーツの改良や、武器に付いているブキパワーの付け替えも可能になります。クリア後に解放される「無限食堂」も、高レア度の武器を狙う場所に。ただ、、、レア度5には複数のブキパワーが付くため、好きな武器が出れば、高難度ステージを進める理由になるんですが、、、なかなか出ないですね。。。
オンラインで、要らない武器を交換する、みたいなのがあればなあ(昔のポケモンにランダム交換みたいのあったし)
初心者向けの攻略・進め方
ジャイロ操作をOFFに
カメラワークをコントローラーの角度で調整するのがジャイロ操作です。これは難しいため、設定からOFFにしても良いでしょう。
スキルポイントの優先順位
僕の場合は、スキルポイントは
- ガジェットの攻撃力
- ガジェットパーツのコスト上限
- 武器
で上げてました。体力は上げませんでした(最終盤以外は、潜って逃げれば何とかなる)
勝てない時は、まず武器を変える
敵へダメージが通らない時は、武器の種類より先にレベルを確認した方がいいです。
レア度の高い武器でも、現在の敵に対してレベルが低すぎれば火力不足になります。好きな武器へこだわらず、レベルの高い武器を優先するのがおすすめです。武器を育てられない仕様なので、そこは少し寂しいところですが……。
ガジェット最強!パーツも後半はこだわる
ガジェットを開発しただけではなく、入手したパーツも装備します。僕は最初、左右どっちも装備できるとは知りませんでした。。。
攻撃力、攻撃範囲、再使用までの時間、追加効果などが変わるため、同じガジェットでも性能差が大きいです。新しいパーツを手に入れたら、アジト船へ戻った時に確認。装備を変えるだけで、火力不足が解消することもあります。
敵が固いと感じる場合は、パワータンクが使いやすいです印象です。
攻撃力を上げるスキルと、広い範囲へ大きなダメージを与えるガジェットがあり、ザコとオオモノの両方を処理しやすい。一定時間インクへ潜ることで攻撃力が上がる「タンクマッスル」も、インク回復や移動のついでに発動できます。
ストーリーのネタバレ・結末
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ウズシオ諸島の最奥



イクラからサケが誕生するってだけで、ここまでムービー作れるんや……と驚きました
メカニックとすりみ連合は、アジト船を強化しながら島々の地下遺跡を攻略し、ウズシオ諸島の中心へ向かいます。最終エリアは「サルモン大食堂」。海上、上層、中層、下層を進み、最後に玉座の間へ到達します。
そこで待っているラスボスが「サルモン王」です。
ラスボス

サルモン王戦は、ほぼイベント選。二段ジャンプがないと相当面倒くさいです。
最初は水上を進みながら、飛んでくる攻撃を避ける
→制限時間内にシャケを倒してイクラを集め、ゲージが満タンになったらドリルアタックを発動。これを3回繰り返す
→3回のドリルアタックを当てた後は、制限時間内にアジト船へ戻る(ちょっとわかりにくい)。
→おわり


ウツボの羽でサメが空を飛ぶ……笑 本作のノリは最後の最後で面白かった。やっぱりセンスあるなあ
エンディング分岐も

負けるとシャケに世界征服された、という一枚絵が
サルモン王を倒すと、メカニックとすりみ連合の冒険は一旦終了し、スタッフロールへ。ただ負けると、バッドエンディングがありました。

シャケを倒して、めでたしめでたし感を出すエンディング。よくわからないけど面白かったです
エンドロールもセンスがいい

おしゃれだと思いましたね。何の工夫もないゲームも多いので。
おまけ:フウカはエロい?


本作でエロいシーンがあるとすれば、ボスを倒した後のフウカのダンスでしょう。エロいっちゃエロいですが、エロくないと言われればエロくないかな……(個人的な意見です)。
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スプラトゥーンの歴史を振り返る
好奇心から振り返ってみました
スプラトゥーンが生まれた経緯
レイダースがシリーズほぼ初見だったこともあり、そもそも『スプラトゥーン』が子供向けのFPSとして作られたゲームだということすら知りませんでした。
最初は、白黒の四角い豆腐のようなキャラクターが、4対4でインクを塗り合う試作。
豆腐からインクを出し、自分のナワバリを広げる遊びを作る。その後、インクへ潜る動きと、地上で撃つ動きを一つのキャラクターに持たせるため、イカの姿へ変化していきました。銃を子供向けに見せるためにインクへ変えたのではなく、インクを塗る遊びを考えた結果、現在の『スプラトゥーン』になったとのこと。
2015年:Wii Uで『スプラトゥーン』が発売
第1作『スプラトゥーン』は、2015年にWii Uで発売。
4対4で戦い、敵を倒した数ではなく、インクを塗った面積を競うナワバリバトルがシリーズの中心です。シオカラーズのアオリとホタル、ハイカラシティ、期間限定のお祭り「フェス」など、対戦以外の文化も最初の作品から作られていました。
2017年:『スプラトゥーン2』とサーモンラン
2017年には、Nintendo Switchで『スプラトゥーン2』が発売。
ここで、シャケを倒して金イクラを集める協力モード「サーモンラン」が登場します。レイダースで戦う大量のシャケや、知らない人と協力する仕組みは、シリーズ本編のサーモンランから続く要素です。
2018年には、一人用の追加コンテンツ『オクト・エキスパンション』も配信されました。
2022年:『スプラトゥーン3』ですりみ連合が登場
2022年には『スプラトゥーン3』が発売され、舞台はバンカラ街へ移りました。
ここで、フウカ、ウツホ、マンタローの「すりみ連合」が登場(へえ~)。僕はレイダースで初めて3人を知りましたが、シリーズ経験者にとっては、『3』から見てきたキャラクターと一緒に島を冒険する作品だったわけです。
2024年には、一人で塔の最上階を目指す追加コンテンツ『サイド・オーダー』も配信。挑戦するたびに能力を強化し、何度も塔へ挑む一人用モードです。対戦ではなく、武器や能力を組み合わせて攻略する点は、レイダースにも近い部分があります。
2026年:初のスピンオフ『レイダース』
2026年、シリーズ初のスピンオフとして『スプラトゥーン レイダース』が発売。
ナワバリバトルではなく、武器やガジェットを集め、アジト船を強化し、シャケが暮らす島を冒険する作品ですね。対戦を遊んでいない僕でも面白かったのは、インクを塗る、潜って移動する、多数の武器から選ぶという『スプラトゥーン』の部分が残っていたからだと思います。
世界観を知るならアートブックと公式漫画
レイダースをクリアして、過去作の対戦より先に気になったのが、この世界をどうやって作ったのかでした。銃ではなくインクを撃つ発想、ステージごとに変わる色、海の生き物を基にしたキャラクター、種類の多い武器、街の落書きやファッション。
ほぼ初見でも、見た目だけで『スプラトゥーン』だと分かるくらい統一されています。
すりみ連合やバンカラ街を見るならアートブック
『スプラトゥーン3 イカすアートブック』には、イカやタコなどの設定案、バンカラ街とバトルステージのコンセプトアート、ヒーローモードの絵コンテ、イラストなどが収録されています。
シリーズ最大となる全400ページです。
僕がレイダースで気に入った、すりみ連合、海の生き物を基にしたキャラクター、インクの色、武器や街のデザインを見返すなら、漫画より先にこちらを読んでみたいです。
公式漫画『Splatoon バンカラ!』
『スプラトゥーン』には、ひのでや参吉さんによる公式漫画もあります。
『Splatoon バンカラ!』は、『スプラトゥーン3』のバンカラ地方を舞台に、ゴーグルくんたちがバトルを繰り広げるギャグ・アクション漫画です。
2026年7月時点で、コミックシーモアでは8巻まで配信中。前作の漫画シリーズは累計300万部を突破しており、コロコロコミックを中心に長く続いています。
まとめ
随所に制作のセンスを感じる神ゲーでした。没入感が途切れることなく、最後まで遊べました。固い敵、レベルの上がりにくさ、字幕が小さい、オンラインヘルプへの依存は気になった点ですが、まあ細かい問題だと思われます。
「サーモンランが苦手だから、モンハンみたいに作ればいいんですよ」
クリアした後に、本作未プレイのゲーマーの友人にそう言われて、ぐぅの音も出ないほど正しくて悔しくなりましたね笑。つまり、シリーズ経験者は、そう思ってたってことなんでしょう。
対人戦はしたくないけれど、インクを塗るアクションやキャラクターには興味がある。スプラトゥーン初見の方だけでなく、そんな方にもおすすめです。
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