【2022年10月7日 追記・更新】
薬剤師の転職サイトで最も評判が良いとされている2社「マイナビ」と「ファルマ」。どちらも実際に登録しました。その上で、担当の対応や感想を、転職活動の軌跡を踏まえて具体的に記しています。
マイナビ薬剤師とは
☆;:*:;☆;:*:;☆;:*:;☆;:*:;☆;:*:;☆;:*:;☆;:*:;☆;:*:;☆
マ イ ナ ビ 薬 剤 師 「利用者満足度No.1」!!
☆;:*:;☆;:*:;☆;:*:;☆;:*:;☆;:*:;☆;:*:;☆;:*:;☆;:*:;☆1.たくさんの求人の紹介 58,000件以上の求人を保有し、お一人あたりにご紹介する平均ご紹介求人数は、約19.5件と、薬剤師の皆さまにとって豊富な選択を提示しております。また、全国の薬局を地域情報込みでシステム化しており、モレのない求人紹介を行っています。幅広い可能性を提示することは転職支援サービスとして当たり前の責務ととらえ、ご紹介する求人数にこだわってサービスを継続して来たことが このような評価を頂けたものと考えております。
2.希望にぴったりの求人の紹介 マイナビ薬剤師のコンサルタントは、採用を実施する薬局や病院に対して、深いヒアリングを行うとともに、現場の様子をしっかりと確認しています。また、採用担当者だけでなく、現場の薬剤師さんにもお話を伺い、
「実際のところ」をお伝えするように心がけています。3.相談に関する親身な応対 マイナビは人材関連サービスを40年以上にわたり提供してきた実績があります。選ばれ続けるサービスとして、常にご利用者満足度を高めるため、マイナビ薬剤師のコンサルタントは、現状に甘んじることなく、 日々の研鑽を積んでおります。
ご利用者満足度No.1 薬剤師転職支援サービス|マイナビ薬剤師
ファルマスタッフとは
高収入情報満載!薬剤師の求人・派遣・転職といえば「ファルマスタッフ」
求人件数業界No.1、充実の教育体制、豊富な紹介先で薬剤師をサポートいたします。
薬剤師さんの転職成功率はなんと90%超の実績!!ファルマスタッフは東証一部上場の大手調剤チェーンである、日本調剤グループが運営している転職エージェントです。ファルマスタッフでは1つ1つの就業先にキャリアコンサルタントが必ず直接訪問し、職場の状況を具体的にヒアリングしています。
そのため、求人情報が他社よりも非常に濃く、職場の雰囲気や経営状況、残業などの忙しさなど、デメリットな情報であっても現場の生の声をしっかりと求人に反映しています。今すぐ転職を考えている方もちょっと考え中の方にも対応できます。
登録~面接まで
結論から言うと、
- マイナビ……条件に合った案件をたくさん紹介してくれるが、電話がしつこく、疲れる。どんどん面接に行った方が良いよ、というスタンス。
- ファルマ……希望に合うところだけ受けたら良いよ、というスタンス。ぐいぐい押してくる感じはないが、転職活動が長引くと相対的に案件数の少なさを感じる。
あくまで主観です。それでは綴っていきます。
マイナビ
登録ありがとうござます的なメールが来る→「電話したいので都合の良い時間帯を教えてください」と何度も聞いてくる。控えめに言っても、めちゃくちゃグイグイ来るのでウザさに驚いた。結局電話をすることになったが、聞かれた内容は希望条件などが主。働く場所やアクセスや年収はもちろん、細かい条件があれば聞いてくれる。
口調は丁寧ながらも、他社よりも知ってるよアピールがすごかった。情報量はウチが一番と自負があるとのこと。A社の福利厚生とか、B社は企業自体は良いけど人手が足りてないとか、個人経営の経営状況がどうとか。
そして、その日のうちにおすすめの企業が記載したメールを貰った(一日の平均処方箋枚数、正社員数、主な取り扱い科目などがざっと書いてある)。
驚いたのはその30分後に、電話で詳しい会社の雰囲気等を聞くことに(男と女の割合が~とか、薬局長は~とか)。その段階で、「どこ受けますか?」って言われて驚く。「その週に面接行きましょう!」だって。
→さすがにそれは考えられないので、自分の中で整理出来ていないと伝えて、次の週に延ばしてもらった。
転職活動は、働き始め希望月より三ヶ月以上前から開始している人が多いそう。「一般的にどれくらい受けるんですか?」と聞いたら、一人4、5社は受けるのが当たり前とのこと。とりあえず、書類選考だけでも出してた方が良いんじゃないか? という流れ。
ただ、一人だけ採用募集をかけている好条件の案件もあったので、スピードが大切だと言うことは出来るかもしれない。それ以降、基本電話でやりとり。
ファルマ
登録後に、面談したいので都合の良い日を教えてください、と挨拶がてらも含めて最初のメール。マイナビと違って、面談後のやり取りは、基本的にメール。
最初は直接会うようにしてるとのことで、面談の場所は自宅の近所で探してくれて、商工会議所みたいなところで面談することに。担当の人と直接会い、会社の雰囲気等を聞いた。面談を別に望んでいたわけではないし、正直に言えば会いたくなかった。こちらがそう考えているというか、雰囲気は伝わっていたと思うので、それはファルマの決まりなのだろう。
直接会った時も急かすような感じはなく、ゆっくり希望に合うところを見つけましょう、という感じだった。また、履歴書の添削を軽くしてもらった。もっとこういう風に書いた方が良いと思います、という感じ。
マイナビと同様の条件を伝えていたら、登録した次の次の日くらいに、何社かメールで紹介してくれた(案件はマイナビとほぼ一緒)。
ファルマは面接にも付き添う。
この記事の文章だけ読むと、非常識に捉えられるかもしれないが、電話の声や話し方はどちらも優しく、どちらもきっちり教育されている印象を受けた。
面接までが本当にめんどくさい
紹介された会社がかぶることがほとんどだった。そして、日程が決定。
- 8/7 A社の面接と見学
- 8/12 B社の面接、C社の面接、D社の面接と見学
- 8/14 B社の見学
- 8/21 C社の見学
B社とC社はファルマからの紹介として受けた(残りはマイナビ)。
どこの企業をどっちの紹介で~と決めた明確な理由はない。マイナビもファルマもウチから受けましょう! と催促してくる……。これがとにかくめんどくさくて、とりあえず半々で受けた感じ。マイナビやファルマ側からすれば非常に重要なこと(お金が貰えるかどうか決まるので)だが、とにかくめんどくさいのでどっちでも良いという印象が残っている。
また、企業からしても困ったものだと思う。マイナビとファルマから同じ人物の紹介を受けているわけで……。
転職活動中の本人からすれば、マイナビでもファルマでもどっちでも良いし、そんなことで気を遣いたくないし、どうでもいい。疲れたくない。でも、疲れる。明確に、薬剤師の転職における構造的な問題に直面した。
面接と見学が逆でも特に問題はない。見学は自分への情報になるし、雰囲気とか知る上で必要と思う人はいるだろう。見学に言ったら、人数足りてるし、パートも必要ないやろ……とか思ったり。基本的には、面接先の企業が大きいと、人事や役員が面接、見学に役員は出て来ないことも多い。そして、新卒時と異なり、二次面接もない。
面接
聞かれる内容は、
- 転職した理由→これらの情報は、転職サイト側からすでに伝わっている。もちろん同じことを聞かれる。
- 入って何をしたいですか。
- 経歴を教えてください。
すでに薬剤師免許を持ってるし、聞かれることも少ない。世間話の延長が主だったと思う。
また、転職サイト(マイナビ・ファルマのこと)に対しても、気にしなくて良いよ、と企業の人は言われた。やはり、構造的な問題がある。
合否の連絡
マイナビ・ファルマ共に、「どうでしたか?」と電話で聞かれる。向こうの反応は~でしたよ、と教えてもらうことも。
その時点で何社も受けるような時期になると、「A社とB社の優先順位はありますか?」と聞かれたり。そういったやり取りがあるので、担当さんも、B社は合格しても断られそうだな……と察していると思われる。
合否の連絡は企業からではなく、マイナビ・ファルマから電話で来る。受かった場合、実際に働いた時の給与などがPDFで来る。いつまでに返事をくれ、と連絡も来る。
ここまでが、転職活動の一連の流れだろうか。
また、一通り受け終わった後は、紹介される案件数に差を感じるようになった。
条件に沿った案件を送ってくるマイナビに対して、ファルマは的外れの案件を送ってくるように(多少当てはまらないではなく、全然当てはまらない)。
よって、紹介出来る会社の数は少なそうな印象を受けたので、もう紹介しなくて良いです、と断った。
加えて、同じF社の紹介でも、現在は応募を停止してるってファルマには言われたが、、、マイナビはF社をフツーに紹介してきたこともあった。応募枠を無理やり作ったのか、コネで何とかしたのかわからないが、マイナビには太いパイプを感じたのも事実だ。
まとめ
案件数は確かに多いが、電話のやり取りがめんどくさい。しっかりとこちらのペースを伝えて、行動を制限した方が良いと思われる。
忘れられないエピソードを一つ。面接を受けるのをどっちの紹介にすべきかを悩んでいたら……
「正直企業さんからしたら、どっちの紹介で受けるんだろうとは思っているとは思います。あまり印象は良くないかもしれません。」と言われるようになった。とにかく自社から紹介を受けてほしい、ってことだけなんやな、と。ただ、人によって対応や印象が大きく異なるかもしれない。
ファルマ
面談はめんどくさいが、その後はメールのみでペースを尊重してくれる。一部マイナビよりも案件数の少なさを感じる。
★福岡県での転職活動です。都会と田舎では案件数が大きく異なるでしょうし、時期によっても異なるはずです。また、担当さんとの相性もあると思います。この記事を読んでくださった方の転職活動が上手くいきますように★
関連記事
この記事の内容は、薬剤師の彼女から取材した内容になります