僕の人生、変な人ばっかり!

あだ名は「もも」。詳しいプロフィール・人気記事セレクションはidへ。【福岡県在住】「学び」「本」「旅」「彼女とのやり取り」。問い合わせ:momonga33yuin@gmail.com

【アンサングシンデレラ】病棟薬剤師に感想を聞いた

f:id:momotoyuin:20190815145153j:plain

去年、「薬剤師国家試験に落ちた彼女を、僕は隣で見ていた」という話を書きました。今回は、薬剤師を題材にした漫画『アンサングシンデレラ』を、現役の病棟薬剤師に読んだ感想を聞いた記事になります。

 

 

アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり/荒井ママレ

総合病院の薬剤師として働く、葵みどり・26歳。医師のように頼られず、看護師のように親しまれなくても、今日も彼女は患者の「当たり前の毎日」を守るため、院内を駆け回る!! 称賛されなくてもあなたを支える医療ドラマ!!

mangahot.jp

 

アサシングシンデレラではなく、アンサングシンデレラです! アンサングの意味は、縁の下の力持ちを指すそう。僕みたいに間違えてはダメですよ

 

薬剤師が共感したポイント

感想を聞いたところ、「あるあるって感じ」の一言で終わってしまいました。なので、共感した描写を引用しつつ、紹介していきます。

 

薬剤師っていらなくない? 

f:id:momotoyuin:20190312230156j:plain

引用:1巻

1巻の1話の冒頭の描写。「もしかして、薬剤師っていらないのかな?」「薬剤師って本当に必要なのかな?」と疑問に思う主人公の葵みどり。

これは、やはり共感するそうです。彼女いわく、「本当に命の危機が迫っている時、薬剤師はなんもできん」からだそう。つまり、医療の現場における、医者や看護師との比較からくる意識が原因でしょうか。

また、メディアへの取り上げられ方も挙げられるでしょう。この漫画の触れ込みが、陰日向に咲く医療の物語と題しているように、薬剤師は注目されません。薬剤師を題材にした作品が非常に少ないことが、世間の関心を示しているとも言えるでしょう。

 

医者とのやりとり 

f:id:momotoyuin:20190719230924j:plain

f:id:momotoyuin:20190719230936j:plain

引用:1巻

入院患者の薬の処方箋に疑問を持った主人公の葵が、医者に問い合わせる描写。医者が処方した薬なのに、自分の間違いに気付かない・もしくは素直に認められない・謝らないってところですね。ここも共感ポイント。

声のトーンからウザさを感じることは日常茶飯事。もちろん、すべての医者がこうではないようですが、その割合は高め。逆に、薬剤師を薬の専門家として尊重し、コミュニケーションを取る医者も。また、著名な医者は超多忙なので、直接電話がつながらないこともあるそう。

 

f:id:momotoyuin:20190719230955j:plain

引用:1巻

自分が間違っているのに偉そうな態度を崩さず、謝れない医者。薬剤師に限らず、医者が医療従事者から嫌われる要素の一つ。研修医の段階で、世界の名医レベルで偉そうな人も……笑。

 

調剤は時間との闘い 

f:id:momotoyuin:20190719231020j:plain

引用:1巻

調剤とは、処方箋に基づく医薬品を揃えて、患者に交付する業務です。

病院と同様、薬局=待たせられるという印象を持ったことがあると思います。薬はすぐに出てきて当たり前と思っているのは、薬剤師がどのような過程・思考を経て薬を出しているか知らないから。僕も薬剤師のことを学ぶ前はそうでした。

とは言いつつも、時間との闘いであることは間違いありません。

 

自己判断で薬の量を変える患者さん

f:id:momotoyuin:20190719231035j:plain

引用:1巻

自己判断で、薬の飲む量を変える人が多くいます。薬には徐々に量を減らして止めなければいけない薬、薬の量を変えることで重大な副作用が出る薬などさまざまな物があります。

他にも、オーバードース(身体あるいは精神にとって、急性の有害な作用が生じるほどの量によって薬物が使用されること)だったり、健康食品は食品なんだから飲み合わせとか特に気にしなくていいでしょ的なこと言う患者さんもいます。僕もそうですが、勉強する前とした後では言葉の定義が異なりますよね。

 

薬をいっぱい持ってくる患者さん 

f:id:momotoyuin:20190719231046j:plain

引用:2巻

薬をいっぱい持ってくる人もいます。

なんで主人公は引いてるの?→薬の量が多いことに驚いているそう。飲み忘れが多かったり、随分前にもらった薬もとりあえず持ってきた、という人もいます。

 

互いの業務を知らない 

f:id:momotoyuin:20190719231057j:plain

引用:2巻

薬剤師にも色々な人間がいます。

この漫画では、病院と薬局の薬剤師で考え方や給料面で違いが生まれることを描いています。職場や環境が変われば、役割も大きく変わります。

 

インフルエンザの時期は多忙 

f:id:momotoyuin:20191007103337j:plain

f:id:momotoyuin:20191007103230j:plain

引用:3巻

インフルエンザの時期は、病院が多忙になります。そして、それは薬剤師も同じです。

 

がんの患者さんとの服薬指導 

f:id:momotoyuin:20191007103450j:plain

引用:3巻

主人公の葵が、がん患者と接する描写。病棟薬剤師は、入院患者さんに薬の説明をします。その中でも、ガン患者と接するのは難しいそう。だんだん弱っていく姿を見ると、つらい。

 

サプリメントを飲んでいる人の多さ 

f:id:momotoyuin:20191007103529j:plain

引用:3巻

サプリ飲んでる人って多いよなーという共感(深い意味はないそうです)ちなみに、僕もエビオス錠を飲んでいます。

 

他にも……

  • 内科満床で小児科病棟にも大人の人が入院するなど(4巻の内容なのでそのうち追記します)

 

 

僕から見て、、、

www.momotoyuin.com

この漫画を見て思うことは、薬剤業務というのは本当に幅広いということ。漫画の中には、病院で働く薬剤師の他には調剤薬局の薬剤師しか出てきません。病院の仕事に関しても、彼女の仕事とは異なる点も多いです。

たとえば、彼女は病棟に常駐しているので、基本的に調剤をしません。担当の病棟の入院患者全員の薬のすべてを受け持っています。

 

ただ、こういった仕事をしているよ、という大まかな理解の提供は確かだと思います。

他にも、病棟の移動、薬剤部の社風・雰囲気、事件性のある入院患者、同僚の退社などなど、漫画では描かれていない部分がまだまだあります。しかし、その中には口外すべきではない内容もあり、やはり実際に働いている者同士でしか分かり合えないことの方が多かったり。(僕も知らない)

 

個人的には、日本とアメリカの薬剤師の違いなどを描写してほしいです。

 

ドラマ化が決定!

石原さとみさん主演でドラマ化が決定!

主人公の恋愛とか、不要な要素は入れないでほしいな、と考えます。バラエティ的な面白さも必要ないでしょう。ありのままの薬剤師を描いてほしいと個人的には思います。

 

関連記事

www.momotoyuin.com