【2022年6月21日 屋久島に行ったので追記・更新】
日本一の巨樹があるのは鹿児島県ですが、屋久島の縄文杉ではありません。姶良市（あいらし）の蒲生八幡神社にある、通称「蒲生のクス」。このクスの木が本当に凄かった。。。アクセスや駐車場情報、日本巨樹ランキングtop20と併せて紹介します。
- 蒲生八幡神社（かもうはちまんじんじゃ）とは
- 日本の巨樹ランキングtop２０
- １位：蒲生のクス（鹿児島県）
- ２位：來宮神社の大クス（静岡県）
- ３位：北金ケ沢のイチョウ（青森県）
- ４位：川古の大楠（佐賀県）、本庄の大クス（福岡県）
- ６位：権現山の大カツラ（山形県）、衣掛の森（福岡県）、武雄の大楠（佐賀県）、藤崎台のクスノキ群（熊本県）
- １０位：柞原八幡宮のクス（大分県）
- １１位：大谷のクスノキ（高知県）
- １２位：隠家の森（福岡県）
- １３位：岩間寺のカツラ（滋賀県）
- １４位：志布志の大クス（鹿児島県）
- １５位：岩屋の大杉（福井県）
- １６位：水屋の大クス（三重県）
- １７位：高坂の大カツラ（山形県）
- １８位：縄文杉（鹿児島県）
- １９位：川辺の大クス（鹿児島県）、旗山ノ樟（鹿児島県）
- 日本一の定義
- まとめ
蒲生八幡神社（かもうはちまんじんじゃ）とは
保安４年（１１２３年）に、蒲生上総介舜清が創建したと伝えられる神社で、国指定重要文化財「銅鏡秋草双雀文様一面」も保存されており、この鏡の他にも１１6面の銅鏡が保存されています。
境内には、日本一の巨樹「蒲生のクス」がそびえており、大きな赤い鳥居をくぐり石畳を境内に向かっていく両側の桜が見所です。また、すぐ近くに蒲生市街地が見渡せる桜公園もあります。
この神社にある木は全部デカすぎでした……。けれど、「蒲生のクス」は更にデカイ！！
蒲生のクスとは
「蒲生のクス」は、昭和63年度に環境庁の巨樹・巨木林調査によって、日本一の巨樹である事が証明された。樹幹の下部には凹凸が多く、内部には直径4.5m（約畳8畳敷）の空洞がある。
保安4年（1123年）に蒲生院の領主であった蒲生上総介舜清【かもうかずさのすけちかきよ】が、豊前国宇佐八幡宮を歓請して、この地に正八幡若宮（蒲生八幡神社）を建立した。その時すでに「蒲生のクス」は神木として祀られていたという。伝説では、和気清麻呂【わけきよまろ】が宇佐八幡の信託を奉上（ほうじょう）し、大隅に流された時に蒲生を訪れて、手にした杖を大地に刺したところ、それが根付いて大きく成長したものが「蒲生のクス」だとも言われている。
僕の身長は175センチほどなので、手を伸ばせば約２メートル（推測）に。
感想は、
デカすぎ、凄すぎ、わーい！ パワースポット感めっちゃある！ マジかよ、、、
トトロいた？
いませんでした……（３１歳男性の回答）
アクセス・駐車場
蒲生観光交流センターという場所が神社の入り口手前にあります↑↑。こちらが広くておすすめ。鳥居をくぐって参道を歩いて行きましょう★
注意点は、１７時までということです……！！
住所：〒899-5302 蒲生町上久徳2259-1
電話番号：0995-62-2111
問い合わせ先：姶良市社会教育課文化財係(加治木総合総合支所内)
交通アクセス：鹿児島市から車で約40分。鹿児島空港から車で約30分。蒲生総合支所から徒歩５分。
駐車場：19台うちバス8台（上久徳2308-1）
姶良市のおすすめスポット
龍門司坂
旧大口筋の一部で、木田の高井田から毛上に通ずる石畳の坂です。寛永12年（1635年）に着工し、その100年余後に完成したと言われます。石は近くの樋ノ迫山から切り出されたと伝えられ、石切場には、後に24代藩主となった島津久門（加治木島津家４代）の祠が残されています。 全長は1,500メートル余りありましたが、現在は486.8メートルが当時の姿で残っているのみです。物資の往来する主幹線として薩摩の経済・文化に大いに関与し、明治10年（1877年）の西南の役の際は、西郷隆盛率いる薩軍がこの坂道を通って熊本へ向かいました。平成８年に文化庁より「歴史の道百選」に選定されました。
今回鹿児島に行って思ったのは、大河ドラマ『西郷どん』を推しまくってること。ここはロケ地だそうですが、それとは関係なく素晴らしい場所。
ベーカリーハコス
個人的に、九州でベスト３に入るベーカリー。閉店間際にも関わらず、お客さんが絶えないあたり、その人気が伺えました。
東京世田谷／シニフィアン・シニフィエ、岐阜中津川／ピエニュ、神戸夙川／コンセントマーケット、京都宇治／たまき亭などが好きな人は好きなパン屋でしょう！
[公式]bakery hacos – 鹿児島県姶良市のベーカリー
福岡のパンストックに全く引けを取らない美味しさで感動しました。
日本の巨樹ランキングtop２０
引用：奥多摩町 日原森林館
１位：蒲生のクス（鹿児島県）
樹齢約1,500年
樹高約30メートル
幹周24.22メートル
２位：來宮神社の大クス（静岡県）
引用：大楠 ■ 來宮神社
樹齢２千年以上という長い歴史のなかで、多くの人々が、この大楠から神徳（しんとく）と恵みを戴いて助け導かれて来た事でしょう。
悩みを抱えたり、願いを叶えたいとき、大楠の前で手を合わせ祈り、自分自身をも見つめ直す良い機会と成ります。今でも年回通じて、幾度となくお参りをされている参拝者が跡を絶えません。
樹齢300年以上
樹高約20メートル
幹周23.9メートル
３位：北金ケ沢のイチョウ（青森県）
日本最大級のイチョウの木。11-12月にかけては葉が黄金に色付き、夜にはライトアップも。その巨大さと歴史によって、2004年に国の天然記念物にも指定されました。
樹齢1000年以上
樹高約31メートル
幹周約22メートル
４位：川古の大楠（佐賀県）、本庄の大クス（福岡県）
行ってきました↑↑
６位：権現山の大カツラ（山形県）、衣掛の森（福岡県）、武雄の大楠（佐賀県）、藤崎台のクスノキ群（熊本県）
１０位：柞原八幡宮のクス（大分県）
１１位：大谷のクスノキ（高知県）
１２位：隠家の森（福岡県）
１３位：岩間寺のカツラ（滋賀県）
１４位：志布志の大クス（鹿児島県）
１５位：岩屋の大杉（福井県）
１６位：水屋の大クス（三重県）
１７位：高坂の大カツラ（山形県）
１８位：縄文杉（鹿児島県）
日本で最も太いスギの木です。屋久島を代表する観光地の一つです。
メインルートの荒川登山口からは往復で10時間程の本格的登山となります。背が低いずんぐりした樹形は台風の常襲地帯に育つ屋久杉の特徴をよく表しています。
凹凸の激しい幹は江戸時代に利用できない巨木として切り残されたことを示しています。
樹齢7200年という説もありますが、中心部が空洞になっており、その内側から採取した資料の科学的計測値は2170年となっています。
樹齢300年以上
樹高30メートル
胸高周囲 16.2メートル
１９位：川辺の大クス（鹿児島県）、旗山ノ樟（鹿児島県）
日本一の定義
何を以て日本一と認定しているんだろう……と思い、問い合わせてみました。すると、幹周りのサイズが基準になるとのこと。なので、パッと見の大きさは「2位:北金ケ沢のイチョウ」、神々しいのは「18位:縄文杉」だったりするそうです。丁寧かつフレンドリーに答えてくださり、サイトも参考にさせていただき、ありがとうございました！
こちらのサイトに２０樹の詳しい情報が載っています→奥多摩町 日原森林館
まとめ
姶良市は鹿児島市と霧島市の間にあるので、霧島神宮に行く途中によってみることがおすすめ。鹿児島空港からも近いです。あとは、巨樹関連の書籍で、僕が最も好きな本を紹介。
幹周りが42メートルのトゥーレの木、9.11を生き延びた木、竜血樹、カンボジアのタ・プロームの木、この〜木なんの木気になる気になる木〜の木、明治神宮の巨樹、京都円山公園の桜など、その樹にまつわるエピソードと共に紹介している本。世界の樹々の写真はもちろん、その物語も素晴らしい一冊。
