【2023年8月9日 1の発売が決定 など追記・更新】
レッド・デッド・リデンプションⅡのストーリーをクリアした評価、感想です。核心を突くネタバレは避けています。
レッド・デッド・リデンプションⅡの感想・評価など
レッド・デッド・リデンプションⅡとは
舞台は、開拓時代を終えた1899年アメリカ。
法執行官は無法者のギャングを一掃し始め、降伏しない者たちの命を次々奪っていく。
西部の町ラックウォーターで大規模な強盗に失敗した主人公アーサー・モーガンとダッチギャングも例外ではなく、彼らはバラバラにされる危機に見舞われてしまう。自らの理想と、自分を育ててくれたギャングへの忠誠。アーサーはそのどちらかの選択を迫られることになる…。
主人公アーサーは、お人好しで仲間思いなギャング団の一員。ギャング団には女性や子どもいて、みなが安心できるような生活を送れるように強盗する→他のギャングとの抗争や法執行官（当時の警察）に追われて、永住の地を探し求める……というのが話の大筋です。
- ギャング団のみんなで安心して暮らしたい
- でもお金がない
- 強盗する
- 敵を増やす。恨みを買う
- 仲間の身に危険が及ぶ
- その土地にいられなくなる
- 移動する→1へ
という流れの繰り返しです。
そして、土地を追われていく中で、アーサーはギャング団のボスであるダッチの選択に対して疑問を抱くようになります。育ての親としてダッチに忠誠を誓っていたアーサーですが、仲間よりも金を優先させがちなダッチに対して様々な思いを巡らせることに。
ゲームの時代背景として見えてくるのは、ギャング自体の存在感が弱まっていること。ギャングが時代から淘汰されゆく過程を描いているので、希望が見えにくいというか、ストーリーには【閉塞感】があるのが特徴です。
序盤はクソゲーかも？ と思っていた
チャプター２の途中くらいまで、全くストーリーに入っていけませんでした。その理由を書いてみます。
操作性が悪い！
- R２押したら一般人を勝手に発泡。指名手配される
- 馬が岩や木にぶつかって大ダメージ（もう何回やったことか……）
- 馬のスタミナがすぐ切れる（品種ごとに異なる上に育成可能だと最初は知らず……）
- 馬が街で勝手に人を轢く。通報される
- 馬にパンチしてしまい、蹴りをもらって大ダメージ
- 賞金稼ぎに囲まれて馬を殺された後に自分も殺され、ゲームオーバー。再開したら馬はもうおらず……。
- 火炎瓶やダイナマイトの設置ミスで死亡
- ダイナマイトを抱えようと◻ボタンを押したら、橋から飛び降り自殺
- 自分が募金した金をその場で強奪して通報される
これらはあくまで一例ですが、マジでふざけんな！ と思ったことは数知れず。プレーヤーの意図とは真逆のことをやってしまう点は良くない。また、☓が決定で○がキャンセルも慣れませんでした。この設定は変えられないので（たぶん）、慣れるしかないと思います。
ゲームオーバーは、トータルで１５回～２０くらい。ちなみに、難易度という概念はなく、ミッションを３回失敗するとスキップできます。
覚えることが多すぎる
このゲームで出来ること・遊べることは何なのか……序盤は把握出来ませんでした。
馬の操作、草木、魚、動物の皮や肉、武器、お店の概要など、全ての説明が左上に出てきます。親切な一方で、作り込みがいちいち凄いので、なんか疲れるわ……キリがないわ……と感じていました。
簡単に言うと、作り込みがマイナスに働いているな、というのが序盤の評価でした。
移動がめんどくさい！
オープンワールドとしての美しさは本当に凄いと思う一方で、序盤は同じような景色が続いているという印象。なので、景色に飽きる上、移動が長くてめんどくさかったです。しかも、馬のスタミナがすぐ切れるという悪循環。
キャラが多くて覚えられない
要は、誰が何を喋っているのかわからなかったんですよね。
みーんな同じような格好で、声の違いもわからず。主人公アーサーの英語の発音もあまりよくないはず（これも作り込みだと思われる）。なので、キャラクターの特徴を覚えられない、覚える機会が少ない。なのに、キャラが多いのはマイナスやな～、と序盤は思っていました。
女性が登場しない
これは僕だけかもしれませんが、この時代の女性を見たい！ というのも楽しみにしていた要素の一つ。しかし、序盤は全然出てこない……。最初に覚えたのはカレンでした↓↓
GTA５を作った会社なので、ものすごく期待していたのですが……序盤は全然面白くなくて何度も切ろうとしました。
【RDR2】途中で挫折した理由
というタイトルで記事を書こうかな、と思ってたくらいです。しかし……！！
神ゲーだった（特にストーリー）
僕がハマり出したのは以下のミッションから（たぶんチャプター３くらい）。
平和をつくる者は幸い
ダッチとコルムの話し合いが罠ではないかと疑ったマイカは、アーサーに２人が会う場所を遠くから見張るように頼む。
コルムというのは、因縁のライバルギャング集団のボスです。アーサーはコルム一味に捕まってしまい、拷問されます。
左右に揺らして脱出するのは、拷問あるある
進行度で言うと３０％くらい。この辺りから一気に面白くなってきました。
- チャプター１、２→おもんない
- チャプター３→おもろくなってきたな
- チャプター４～→おもしろすぎる！！ 先が気になる！！ 眠れない！！！
というのがざっくりした感想です。このように感じた理由を綴っていきます。
西部劇だけじゃなかった
チャプター２までとは異なる世界がどんどん登場して、一気に面白くなりました。
僕が勝手に思い込んでいただけかもしれませんが、西部劇っぽい世界ばかりではなかったんです。この時代の街、島、建造物、娯楽映画など、異なる文化を丁寧に表現していると気付いてから、作り込みへの評価はマイナスからプラスへ反転しました。
海
街
劇場でショーを見たり
豪華客船で、ポーカーをプレイするミッションも。
気球で空も飛んじゃう
美しい世界
ストーリーが本当に素晴らしい
ストーリーが進んでくると、キャラは全員覚えます。
アーサー、ダッチ、おじさん、ハビア、セイディ（大好き笑）、アビゲイル、ジョン、ジャック、マイカ、スーザン、ビル、カレンなどなど。一味が徐々に解体していく流れなので、とにかく死なないでくれ！ と願いながらプレイしていました。
また、このゲームの内容を考えるに、リデンプションの最適訳は「贖罪」だと思います。なので、犠牲や代償を捧げて罪を償っていく、という意味を考えながらプレイすると、一人ひとりのキャラに理解が深まります。
そして、もう一つのテーマが「愛」だと僕は考えます。
クリア後に一番強く思うのは、この時代に生きる人々の生き様・恋愛模様が丁寧に描かれている点が本当に良かったということ。何が大切で、大切なものを守るためにはどうすればいいのか。死が隣にある世界だからこそ、理想と現実の間に揺れる心境が伝わってくるんです。そして、共感してしまう……。
たとえば、主人公のアーサーと元カノのメアリー。二人はどう見ても愛し合っていますが、互いの境遇や過去により、現在は付かず離れずの状態。この時代にはこういう恋愛があったんやろうな……と想いを馳せてしまうんです。
なので、ギャング云々よりも、ゲーム内の登場人物各々の価値観や生き方に関心を持つようになったのが個人的に大きかったかな、と。愛には復讐や裏切り、理想など背景がありますよね。その表現も人それぞれ。好き嫌いはあるにしても、時代背景の作り込みや描写が見事なので、没入感を深めてくれました。
展開が二転三転とするので、後半は飽きも全くありませんでした。僕はゲームで泣いたことはないですが、確実に涙する人はいるでしょう……。泣けるゲームには違いないので、ストーリーのネタバレ・考察記事を書こうか考え中です（そのくらい良かった）。
名誉レベル→？？
ストーリーは最高だと思った一方で、ゲーム内の名誉システムについてはよくわかりませんでした。
敵ギャングと法執行官に対しては殺しOK、一般市民は殺したらダメ。と思っていたら、一般人との会話でも、常に選択肢に「武器で狙う」が出てきます。また、移動中に見つけた怪我人は救うのに、強盗ミッションでは一般人を殴ったり金品を取り上げたりする……。
つまり、倫理観がわかりませんでした。名誉あるギャングか、極悪非道のギャングか……。どちらか好きな方になれることを制作陣は伝えたかったと思うのですが……。
ただ、ストーリーが進むにつれ、極悪非道にはし辛いと言わざるを得ません。不自然でそぐわない上に、没入感の妨げにもなります。あえて選択しない限り、極悪非道にはならない。なので、結果的には名誉が高くなる傾向になるのではないでしょうか。このあたりは詳細がわかり次第追記します。
★追記★
名誉レベルが低いと、主に街の人を中心とした周囲の態度が変化します。目撃者を脅迫しやすくなったり、強盗でより大金をゲット出来るそう。名誉レベルが高いと、逆に賞金稼ぎでより多くの懸賞金を得られるとか。
攻略のコツ
- 武器というよりも、銃弾が大切。攻撃力が高いエクスプレス弾を購入しましょう！
- ボルト式ライフルを僕は愛用してました。ほとんど一発で敵を殺せます。弓や山刀やダイナマイトも原始的で面白い（盗品商から買えます）。
- 戦闘では、岩陰や木に隠れる癖をつける
- マップを頻繁にチェックして現在位置と目的位置を確認する
- わからないことはヘルプを見る
- 馬は育てすぎない→育てる苦労に対して、死にやすいので、悲しい。割りに合わない（あくまで効率よくクリアすることを考えた場合のみ）。
エロ要素は？
GTA５をプレイしたならば、気になりますよね？ ホテルのお風呂に入ると、、、
他にも情報あったら教えてください！
バグがある
黄色の地点に行ってもイベントが始まらないことがありました。仕方ないので一度アプリを終了して再起動しました。他の方の話を聞く限り、ちょこちょこバグがあるようなので、おそらくアップデートが入ると思います。詳細がわかり次第追記します。
これだけ作り込んでいるのに、鏡に映るアーサーの質の低さは謎でした……
前作やってないけど大丈夫？
時系列は、２→１です。そして、これは声を大にして言いたいのですが、１を未プレイならば、知識を入れない方が良い！！
クリア後に１のストーリーを確認したのですが、本当に事前に知らなくて良かったと思いました。と言うのも、１の内容を知ってしまうと展開やエンディングがある程度読めてしまうんです。
ストーリー上の衝撃的な展開の数々が、「あ～ここでこうなるのね。なるほど」くらいになってしまうのではないでしょうか（あくまで予想ですが）。１をプレイ済みの方はしみじみする一方で、驚きは減るはずです。
今めちゃくちゃ１をやりたいですが、PS４では出来ないという……。
クリア時間は？
６０時間程度と言われていましたが、ストーリーをクリアするだけなら、おそらく３０～４０時間でしょうか。僕は基本的にやりこみはしませんが、サイドミッションの「変な人たち」には極力会いに行くようにしてました（マップ上の白いモヤモヤの部分です）。
ストーリーを進めなくても狩りや旅はできるので、人それぞれの楽しみ方が出来る点は間違いないです。
おすすめ出来ない人
- オープンワールドが苦手
- 暴力表現が苦手（バイオ７の方がグロい）
- PS４の空き容量が少ない人……前々から100GBを超えるんじゃないかと言われてましたが、その通りになりました。僕の場合、GTA5が71GB、アサシンクリードが52GB、スパイダーマンが49GB、デトロイトが46GB、ウィッチャー3が42GB、オーディンスフィアが3GB。あとは、Netflixが1GB、DAZNが476MB。セーブデータは残るので問題ないですが、ほとんど消しました。また、インストールするだけで一時間超えます。
- １８歳未満の人（公式サイトで年齢認証を求められるのですが、テキトーに入力したせいで僕は見れなくなりました笑）
- 人や愛に全く興味がない人
クリア後は
マップ上で黄色のミッションは表示されません。
ファストトラベルで行ける３２箇所のうち、僕は１６箇所しか選べませんでした。なので、まずは街を全部巡りながら変な人を見つけていこうかな、と。伝説の動物や魚集めも面白そうですよね。
わかったことや感じたことがあれば随時追記します。
★墓参りがおすすめ！
★スタミナが切れた馬を野党集団や狼に狙われて、また悲しい思いをしています……。
★盗品商から買えるリストが激増してます。
★昔の仲間と偶然再会することも！
★仲間一人ひとりのキャラを理解したので、二周目をしようか考え中です。また、最初からやり直さなくても、チャプターを一つひとつやり直すことも可能です。
まとめ
- ストーリーとキャラにハマった
- やりこみ要素は後々プラスになる
- 贖罪と愛に注目！
- 操作は慣れるしかない
- 神ゲーだった
2023年8月17日に『１』の発売が決定！
We’re thrilled to be working with Rockstar Games to help bring Red Dead Redemption to these new platforms!🤠 https://t.co/QtCfFjx0Uw
— Double Eleven (@DoubleElevenLtd) August 7, 2023
PS版とSwitch版とのこと。パッケージ版はないっぽい……？
PSPlusのフリープレイで遊べる!!
2022年6月2日に、新たにPlayStation Plusのサービスが開始されました。そのフリープレイに、今作がラインナップしています★もちろんおすすめとして紹介↑↑。
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