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各漫画賞の違いや特徴の比較一覧(マンガ大賞・このマンガがすごい!・次にくるマンガ大賞)

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【2017年12月9日追記】

漫画賞と言っても、漫画家志望の方が投稿する新人賞ではなく、既存の漫画を評する方の賞です。ごっちゃになっていた部分があったので、マンガ大賞このマンガがすごい!次にくるマンガ大賞の3つを細かく比較しました。

 

 

歴代受賞作は1位のみを記載しています。詳しくは引用元の公式HPをご覧ください。

 

マンガ大賞

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引用:マンガ大賞2017

友達に勧めたくなる漫画を選ぶことをコンセプトにしている。2008年3月末に第1回マンガ大賞が発表された。

主催

マンガ大賞選考委員会

選考対象

その年の1月1日から12月31日に出版された単行本の内、最大巻数が8巻までの作品。

選考委員

書店員を中心とした実行委員が直接声をかけたマンガ好きの有志たち。公正を期するために、マンガが売れることに直接の利害関係がある方を除いています(マンガ家本人や、編集者、ブックデザイナーなどの関係者)。

選考過程

一次選考では、各選考員が「人にぜひ薦めたいと思う作品を5作品」を選出。二次選考では、一次選考の結果から得票数10位までの作品がノミネートされます。選考員はその全てを読み、トップ3を選びます。その結果を集計し、年の一推しマンガ大賞』は決定されます。

発表時期

3月下旬に発表

歴代受賞作

第1回(2008年)岳 みんなの山(石塚真一小学館
第2回(2009年)ちはやふる末次由紀講談社
第3回(2010年)テルマエ・ロマエヤマザキマリエンターブレイン
第4回(2011年)3月のライオン羽海野チカ白泉社
第5回(2012年)銀の匙 Silver Spoon荒川弘小学館
第6回(2013年)海街diary吉田秋生小学館
第7回(2014年)乙嫁語り森薫エンターブレインKADOKAWA
第8回(2015年)かくかくしかじか(東村アキコ集英社
第9回(2016年)「ゴールデンカムイ野田サトル集英社
第10回(2017年)響 〜小説家になる方法〜柳本光晴小学館

 

特徴・個人的批評

投票対象がなぜ8巻までなの? という質問とその回答がHPに記載してあります。

だいたい一番単行本が出るのが早い週刊連載で、3ヶ月に1巻、新刊が出版されます。年に4回×2年で、8巻です。それだけの期間があれば、 人に勧めたいマンガの面白さは発揮されていると思います。逆にそれ以上の長さのものは、面白さは世間に知れ渡っているだろう、ということで、8巻までを対象にしました。
あと、これ以上長いと、気軽に手に取るには、ちょっと量がありすぎるかな、というのもあります。

これはなるほど……と思いました。心理的に手を出しづらい場合だけでなく、「面白さの発揮」も見極めているわけです。また、受賞作品のランクインしてくる作品にハズレが少ない印象もあります。僕が読んでいる漫画の多くも、この賞の中にノミネートされています。

発起人はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さん。選考漏れした作品のポイントの開示や、年に一冊を決めるという点もいさぎよくて好感が持てますね。

選考委員の中心が書店員ということで、本屋大賞の漫画版といったイメージです。

 

このマンガがすごい!

引用:このマンガがすごい!WEB

宝島社が発表する、各界の漫画好きが本音で選んだその年の「一番すごい!」と思うマンガを選ぶ年末のイベント的年譜『このマンガがすごい!

もともとは『別冊宝島 いきなり最終回』などの流れをくむ別冊宝島シリーズとして、1996年と2004年に刊行された(wikipediaより)

主催

宝島社

選考対象

前年10月1日から発行年9月30日までに単行本が発売されたタイトル

選考委員

大学の漫画研究会、書店員、ライター、イラストレーター、編集者、評論家、俳優、声優、放送作家、お笑い芸人、ミュージシャン、スポーツ選手、アイドル、小中学生、マンガ系の専門学校生など、有名無名問わず、70~200名前後(調査の対象は年毎に異なるそうです)

選考過程

選考委員が最もお薦めしたい5作品をランク付けし、1位10点、2位9点、3位8点、4位7点、5位6点として計算し、総合順位を決定(2009年版までは6作品を選び、6位作品を5点としていたが、2010年版より5位作品までに変更)。

ただし、小中学生やマンガ系の専門学校生に関しては、1票1点もしくは0.5点で集計。なお、アンケート参加者が選んだ作品タイトルは、それらの作品に対するコメントとともに、誌面に掲載されています。

発表時期

 12月上旬に書籍が発売

歴代受賞作 オトコ版 

2006年 PLUTO浦沢直樹小学館
2007年 デトロイト・メタル・シティ若杉公徳白泉社
2008年 ハチワンダイバー柴田ヨクサル集英社
2009年 聖☆おにいさん中村光講談社
2010年 バクマン。(作:大場つぐみ / 画:小畑健集英社
2011年 進撃の巨人諫山創講談社
2012年 ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜(作:宮崎克 / 画:吉本浩二秋田書店
2013年 テラフォーマーズ(作:貴家悠 / 画:橘賢一集英社
2014年 暗殺教室松井優征集英社
2015年 聲の形大今良時講談社) 
2016年 ダンジョン飯九井諒子KADOKAWA エンターブレイン
2017年 中間管理録トネガワ(協力:福本伸行 / 作:萩原天晴 / 画:三好智樹、橋本智広、講談社

2018年 約束のネバーランド白井カイウ(作) 出水ぽすか(画)、 集英社

 

歴代受賞作 オンナ版

2006年  ハチミツとクローバー羽海野チカ集英社
2007年  ハチミツとクローバー羽海野チカ集英社
2008年  君に届け椎名軽穂集英社
2009年  坂道のアポロン小玉ユキ小学館
2010年  ちはやふる末次由紀講談社
2011年  HER(ヤマシタトモコ祥伝社
2012年  花のズボラ飯(作:久住昌之 / 画:水沢悦子秋田書店
2013年  俺物語!!(作:河原和音 / 画:アルコ、集英社
2014年  さよならソルシエ(穂積、小学館
2015年  ちーちゃんはちょっと足りない阿部共実秋田書店
2016年  ヲタクに恋は難しい(ふじた、一迅社
2017年  金の国 水の国岩本ナオ小学館

2018年 『マロニエ王国の七人の騎士』  (岩本ナオ小学館

 

特徴・個人的批評

最大の特徴としては、「オトコ版」と「オンナ版」に分かれていることです。ただ、何を以て性別で区分しているのかが曖昧で、ジャンルで分けられない(ホラーやグロなど)点は問題視されていますね。掲載誌の読者層かな? と思ってはいますが記載はありません。主催者側が「すごい!」と思うのであって、読者側の「面白い」とは少し異なる点がポイントでしょうか。

オトコ版は「このマンガを俺はいち早く知っているぜ!」みたいな誇示を感じる上に、「なんでこの作品が1位なの……?」と思うことも少なくありません。しかし一方で、オンナ版は安定した面白さを持つ鉄板作品が多い印象です。1巻のみの発行にも関わらず「ちーちゃんはちょっと足りない」を選出したあたりは特に素晴らしいと思います。

こうして並べてみるとわかるのですが、映像化作品が多いです。選考に不透明な部分も含めて「業界臭がする」と巷で言われるのはこのせいでしょう。

 

次にくるマンガ大賞

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引用:第3回 次にくるマンガ大賞

2014年にダ・ヴィンチniconicoが創設した"ユーザー参加型" のマンガ賞です。
特に人気の高かった作品をノミネート作品として選定します。そして、ノミネート作品を対象に、ユーザーの投票を行い、大賞を決定します。

主催

niconico ダ・ヴィンチ

選考対象

  • Webマンガ部門……Webをメインに連載されているなど
  • ミックス部門……シリーズ既刊が5巻以内など

年によって若干の違いがあります。ちなみに、コミックス部門の第1回は3巻以内。

選考委員

niconicoユーザー ダ・ヴィンチ編集部

選考過程

niconico上の「次にくるマンガ大賞」公式チャンネルに、自薦他薦問わずエントリー受付を行い、ノミネート作品をダ・ヴィンチ編集部が選考。その後niconico上でノミネートされた作品の中でユーザー投票を行い、各賞を決定します。

発表時期

Webマンガ部門の後にコミックス部門が発表されます。なので、発表する年が一年異なります。

歴代受賞作 Webマンガ部門

第1回 ヲタクに恋は難しい(ふじた、一迅社

第2回 トモちゃんは女の子!(柳田史太、星海社

第3回 うらみちお兄さん(久世岳、一迅社

 

歴代受賞作  コミックス部門

第1回 僕のヒーローアカデミア堀越耕平集英社

第2回 背すじをピン!と鹿高競技ダンス部へようこそ〜(横田卓馬集英社

第3回 かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜赤坂アカ集英社

 

 

特徴・個人的批評

Webマンガ部門とコミックス部門で分かれていることが特徴です。

次にくる→まだきてない→マニアックかつ巻数も少ない。しかも投票はniconicoユーザーですから、かなり偏っていることは否めないと思います。Webマンガ部門で読んだことがあったのは「トモちゃんは女の子!」だけで、他の作品は全く知りませんでした。

ミックス部門はアニメ化する作品が多いことも特徴でしょう。「僕のヒーローアカデミア」「亜人ちゃんは語りたい」「賭ケグルイ」などはアニメ化しています。

また、Webマンガは今や無限にあると言っていいでしょう。把握するのが難しいことからも、マニアックな層(niconicoユーザー)に発掘してもらう必要があったのかな? と思いました。

ダ・ヴィンチは自誌の企画で、小説ランキングTOP50やコミックランキングTOP50を発表していますので、意外なところがタッグを組んだな、という印象です。

公式サイトでは受賞作の試し読みが出来るので参考にしてみてください。

 

 

www.momotoyuin.com

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