僕の人生、変な人ばっかり!

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ゆずの「栄光の架橋」に無理やり背中を押されて限界を超えた話

 大学二年(2008年)の春休み、東京から伊豆半島へママチャリ旅した話です。 「栄光の架橋」「なにもない」「夏色」が出てきます。

 

 

三鷹~新宿

 ウォークマンを買おうと思ったのですが、ただ買うのはつまらない。ネットで買うことに慣れてしまえば、モノに対する思い入れがなくなってしまう。そのためには、購入に至る過程を付随しよう。

 当時の僕はそう考えて、新宿のビッグカメラまでママチャリで行くことしました。出発前にたまたま大家さんと会ったら、真顔で
「やめときなさい。電車に乗ればいいんだから」
 と言われたことを覚えています。

 三鷹周辺~新宿までの約14キロの道。行ってみてわかったことは、線路に沿って道路はあるわけではないということ、そしてママチャリでも意外とイケるということでした。
 ビッグカメラで全力で値切り、満足して帰宅しました。

 

伊豆半島

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 数日後。あまりにも暇だったので、伊豆半島をママチャリで一周しようと思い立ちました。

「とりあえず南西に下れば大丈夫だろう! 思い立ったが吉日や!」

ということで、下調べもせずに出発。目的はとりあえず下田。

 三鷹から南へ下り、稲城市のコンビニで地図を立ち読みして、多摩川沿いを進んで……厚木市のコンビニでまた地図を見て……そうこうしているうちに気付いてしまいました。

    これは下田まで着かないな。

 ――九州育ちの人間には関東に偏見があります。その一つに「坂が少ない」というイメージがありました(関東平野という言葉のイメージ)。が、そんなことはなく。

 とは言え、「まあ、伊東には行けるだろう」ということで、ケータイから安宿を抑えました。
 大磯辺りに着いた時、「あとは国道1号線真っすぐ行けばいいだけだ」と思っていましたが、漕げども漕げども進みません

……ああ、なんてことをしてしまったんだ。完全に甘く見ていたことに気付きました。急に自分がアホらしくなってきて、今ならまだ帰れるかも……と思い始めました。6時間ほど漕ぎ続けて疲労も限界に近づいていました。一度頭に浮かんだ甘い考えはすぐに充満し、自分への言い訳も完璧に。
「よし! 帰るしかねー!」
 そう思って自転車を降りようとした時、何やら露店から大音量の音楽が聞こえてきました。


「思い出せば、こうしてたくさんの~支えの中で〜」

ゆず「栄光の架け橋」 歌詞より 

一度聞こえた歌は脳内で再生されます。

歩いて来た~

悲しみや苦しみの先にそれぞれの光がある さあ行こう 振り返らず走り出せばいい
希望に満ちた空へ...

 

 うわあああ! 聞きたくねええ~!!

くそーー! ラクになりたいのになんでだよ! 休ませてくれよ! それに、「栄光の架橋」じゃなくてなにもない」が好きなんだよ~!! 

 と叫びながら全力で駆け抜けた、駆け抜けさせられたことを覚えています……。


 引き返すタイミングを失った僕は「くそ~! ゆずに裏切られたわ~!」と独り言を言いつつも漕ぎ続けました。

 国道1号線の小田原市民会館前を左折すると、

 遮るもののない海が広がりました。おおー! と思ったのですが、すぐに後悔しました。

 ガードレールが非常に低く、左側転べば崖に転落するからです。要は、ママチャリが入っていいエリアではありませんでした。間違って高速道路に入ってしまったような、そんな場違いからくる恥ずかしさを覚えています。辺りが真っ暗になっても前へ進みました。距離感がなく、どこまでも続く坂道を歩いた記憶があります。

 

この長い長い下り坂を 君を自転車の後ろに乗せて

ゆず「夏色」より

 ゆずが想定している下り坂の20倍は長い登り坂を登っている実感がありました。途中、「頑張ってください!」と励まされたりしながら、なんとか伊東の安宿に到着。たしか22時頃でした。お風呂で宿のスタッフのお兄さんと鉢合わせして、事情を話して笑ってくれたことを覚えています。

 

翌日

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思い出のママチャリ

 自転車を東京まで配送しました笑。

 この判断に一切の迷いはありませんでした。なぜなら、まともに歩けなかったから。両太腿がオーバーヒートしており、おしりもおかしなことになっていたんです。福山通運を運良く発見して、2500円で西東京センターまで配送してもらったはず。

 もう、感謝しかありませんでした。電車に乗った時も感動しました。なんて素晴らしいんだと。どれだけ遅延しても、僕は絶対に文句を言わないことを誓いました。

「やめときなさい。電車に乗ればいいんだから」という大家さんの言葉はこの時の伏線だったのかな、と思ったり。
 せっかくなので、最後のパワーを振り絞り、伊豆テディベアミュージアムでトトロを見て、赤沢温泉に入って帰りました。

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当時撮った写真ですが、記憶になし

トトロにも会える♥伊豆テディベアミュージーアム | 伊東マリンタウン

DHC 赤沢温泉郷【公式サイト】

 

数年後

 友人と一緒に伊豆半島をドライブしました。伊豆半島には田牛サンドスキー場や石廊崎など、美しい景勝地がたくさんあります。けれど、一番思い出深いのはなぜか伊豆半島に入るまでの道だったりします。

栄光の架橋」は一般人にもしっかり響いたという思い出です。ゆずの二人に言いたいことは、やっぱり「なにもない」が好きだということ。

なにもない ゆず - YouTube

 

栄光の架橋」なんて大ッキライなんだからね!

 

若気の至りパート2

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やっぱり旅が好き。