僕の人生、変な人ばっかり!

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美容院離れする心理を経験&会話の内容から語りたい

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【2020年8月16日 更新】

僕自身が美容院を離れた話と、美容院の会話で嫌な思いをした話。この2つを語らせて下さい。 

 

 

美容院離れをするまで

そもそも、大学で東京に出るまでは同じ美容院に通っていました。顔馴染みで行くのがとても楽しみだったんです。

しかし、その馴染みの美容院に行きづらくなりました。結果、美容院を離れることになります。まずはこの話をさせてください。

 

一年ほど前、親友の披露宴で友人代表スピーチという大役を仰せつかりました。

参列とは一味違う、人生に何度もないであろう貴重な経験。LINEの友だちが60人未満(……少ないですよね?)の僕にとって、とても名誉あることでした。しかし、そう思う一方で、絶対に失敗させてはならないというプレッシャーで一ヶ月の間、悩み苦しむことになります。

また、スピーチの作成以外にも悩ましいことがありました。と言うのも、20代後半になって急に白髪が生えてきたんです。晴れ舞台にはそぐわないみっともなさ。自分で染めてバサバサになったら嫌ですし、一時的に真っ黒にするワックス系はスピーチ中の汗が怖いので却下。

というわけで、散髪&白髪染めに行くことにしました。

しかし、また新しい悩みが生まれました。どこに切りに行くか、という問題です。

 

行きつけの美容院に行けなくなった

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BMW Z4

中学から大学で東京に出るまでの7年間、通ったお店がありました。

東京に行く直前に、美容院の店長の愛車BMWのZ4に乗せてもらい、ミニカーショップへ連れて行ってもらったことを覚えています。餞別にミニカーをプレゼントしてもらいました。ずっと部屋に飾っていましたし、今でも大切に取ってあります。

しかし、思い出すことはなぜか以下の内容ばかり。。。

 

会話の内容(後悔)

――店長が専門学校で講師をしていた時の話で、学長にイライラしたという内容だったと思います。店長としては、やる気ある生徒のために朝早くから学校を開けてほしいという立場。しかし、学長は規則を曲げる必要はないという立場でした。

「ホント苛つくよねえ、誰のための学校なんだ」

という店長の話を聞いた当時の僕は、

学長はまあ、間違ってないですよね

という趣旨の発言をしました。さらっと、しかも上から目線で。


店長「……たしかにそういう考えもあると思うけどね。でも、生徒の気持ちを汲んであげたいじゃん!!」

 

あ~たしかにそうですねえ

みたいな会話が続いたはずですが、今思えば明らかに空気を読めていない発言でした(恥ずかしい)。。。学長を支持する明確な考えがあれば別でしょうが、当時はそんなわけもなく。

店長「……たしかに~」の、この「……」という間をいつも思い出してしまうんです。

ウッ……

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それでも、お店の皆さんが可愛がってくれていたことは事実で、他にも数々の思い出があります。

しかし、ミニカーをもらって以降、一度もお店には行っていません。正確には、行けなくなりました。

 

価値観の変化

一つ目。

実家が近いゆえに、知り合いに見つかると面倒くさいという極めて個人的な事情です。同じ美容院に通っている人に会いたくないとか、あいつあの美容院で見たよと言われたくない、とか、そういった類の話です。田舎特有かもしれません。

 

二つ目。

こちらが本命で、散髪に関しての価値観が変わったからです。

初めて東京の美容室の料金表を見た時、言葉を失いました。カットだけで4000円以上もするんです。。。もう、意味がわかりませんでした。

んな金を払えるわけがありません。

そこで探しまくった挙句、ヘアカット専門店に行き着くことになります。今では一般的になりましたが当時(2007年)はかなり斬新で、

  1.  客→安くて時短で気軽に行ける
  2.  店員→切った人数だけ稼げるシステム&シフト自由
  3.  経営者→美容とは全く関係ない業界の人が思いついた

と、美容師さんと話したことで「これが噂に聞くWINーWINの関係ってやつか!」と日記に書いています(20歳の春)。


僕は頭の形が悪いんです。そのせいで、髪を切ってから数日でベストになりますが、その状態は三日程度しか持ちません。あとはエロいから?なのか分からないのですが髪が伸びるのも早いんです。

つまり、日常生活におけるその数日のために数千円の価値を見出せくなってしまったんですね。結果的に、大好きな人達の仕事に対する価値観に隔たりを感じてしまいます。それが本当に後ろめたいんです。

誇りを持って仕事をしている人、しかも今までとてもお世話になった人達です。。。

このようにして、僕は美容院を離れました。

 

友人代表スピーチのため、再び美容院へ行くことに 

お世話になった美容院か――

どちらへ切りに行くかで悩みました。

考えに考え抜いた末、僕は新規の美容院へ行くことにしました。

 

会話の内容(気分を害した)

白髪染めとカットで1万円以内、あとは目立たない通りにあるお店を調べて行きました。

それなりにしてもらったのですが、結果から言うと、やっぱりお世話になった美容院に行けば良かった……と思ってしまったんです。

決定的だったのは会話の内容でした。

友人代表スピーチをする旨を説明して、そのために白髪染めに来ましたと伝えたと思います。数少ない友人のため、式で粗相をしないために悩んでいると。すると、


「うわ~。友人代表スピーチなんて絶対嫌ですわ~。めんどくさそ~。そんな友だちもいないですけど。ハハ」

 

と美容師さんが笑って言ったんです。

……ああ、この人は合わない、と自身の深いところで感じてしまいました。

この一言によって、僕の話の本質を全く理解していないことが一発で伝わりますよね。

仮に美容師さん自身の価値観がそうであっても、もっとマシな返し方があったはずです。美容師以前に、客商売としてどうなんだろう。。。と考えさせられました。

 

案の定、その後も共感できないことばかりで、気を遣った薄っぺらい会話すら続かず。そして無言へ……。最初から無言ではなく、無言になってしまうほど噛み合わなかったんです。

正直、めちゃくちゃ疲れました。

 

一言で言えば、(僕にとって)ハズレでした。

この失敗体験が、僕を再び美容院から離れさせた原因になります。

 

まとめ

髪型は、見た目だけの問題ではありません。

髪とは言え、自分の体の一部を預けるわけですから。だったら自分が好きな人に預けたいのが人間としての本能だと思います。

それなりのお金も払います。だったら、喋っていて気持ちのよい人に切ってもらいたいですし、信頼関係がある方が良いと考えるのは自然だと思います。

しかし、それがどれだけ難しいのかもまた理解しています。初対面でいきなり一対一の関係ですから。

技術と信頼。

どちらも得られなければリピート客はつかないわけですから。難易度の高い職業だと思います。。。

今となってはカット専門店にすら行かず、自分で切るか、彼女に切ってもらっています(500円)

 

会話が苦痛で美容室離れする人の気持ちが痛いほどわかった話を、僕自身の経験から2つ書きました。 

 

友人代表スピーチをした話(続き)

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