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【中学生】学級文庫におすすめした本14冊

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今週のお題「読書の秋」

 

 知り合いを通して、中学二年生に「学級文庫」を依頼されたことがあります。その時に紹介した本を振り返ります。

  

はじめに

選ぶまでに考えたことをまとめてあります。良かったら見て下さい。

 

   

お弁当の時間/阿部了(写真),阿部直美(文)

本書はお弁当のレシピ本ではありません。阿部夫婦(夫・カメラマン/妻・ライター)が全国各地の手作り弁当を二人三脚で取材したフォトエッセイ集。
そこには、お弁当の数だけ絆の物語がありました。本書を読むと、子供のころのお弁当が懐かしく思い出され、また、手作り弁当を味わいたくなる、そんなあたたかな一冊です。

大人になってみると、お弁当を作ってもらえるだけで幸せだと気付くと思います。作る側と食べる側のコミュニケーションであるだけでなく、表現でもあり、実は文化でもあります。

おべんとうを食べる人を通して、その向こう側にあるものを見たかった

と著者が語っているように、この本ではまさにそれが表現されています。続編も出ています。

 

裸でも生きる/山口絵理子 

イジメ、非行…居場所がなかった青春。そして偏差値40からの一流大学への挑戦。大学を卒業し、本当の現場を見たいと渡ったアジア最貧国。腐敗にまみれた国で見つけた眠る素材、出会う人々。やがてバッグ造りで起業を決意。数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも歩みを続け、途上国発ブランド、マザーハウスを軌道に乗せて各マスコミで注目の女性。明日へ向かう力に溢れたノンフィクション。

努力が報われないとか、努力の方向性とか、環境が悪いとか……そういったことを言う以前に、努力と呼べるものを知るためにまずは読んでほしいと思う本です。

2009年に大学の教授から薦められて読んだのですが、僕もこの本をよく人に薦めています。また、講談社の編集者もよく薦めている印象があります。要は、人に薦めることでポジティブな連鎖が生まれる本なんですよね。

最近、山口絵理子さんはカンブリア宮殿に出演していました。本を読んでいる人は感慨深いものがあったでしょう。こちらも続編があります。

 

学校って何だろう 教育の社会学入門/苅谷剛彦

「どうして勉強しなければいけないの?」「なぜ毎日学校へ通わなければいけないの?」こうした疑問には、大人になった今でもなかなか答えづらい。これらに対する答えはひとつではない。これまで考えられてきた学校や勉強についての「常識」を複眼的に問いなおし、「学ぶことの意味」をふたたび掴みとるための基本図書。

「なぜ勉強しなければならないのか?」と一度は疑問を抱くと思います。僕は高校三年間、それをひたすら考え続けていました。「なんとなく」行動に移すことが出来ず、高校時代は全く勉強しませんでした。

この本の良さは、様々な疑問に対し帰納的説明が行われている点です。「試験」「カリキュラム」「先生の世界」など具体例に富んでいるので、上記のような疑問に対する答えの道筋が多くあります。自分なりの答えを導くためのきっかけになればと思い、選びました。

記事の最後に、「勉強する理由を教えてくれる本」をまとめています。

また、僕自身が勉強する理由を見つけた話、それらを教えてくれる本の紹介記事もそのうち書こうと考えています。

 

戦争広告代理店/高木徹 

演出された正義、誘導される国際世論。ボスニア紛争の勝敗を決したのはアメリカPR企業の「陰の仕掛け人たち」だった。

スパイ小説を超える傑作ノンフィクション!!

戦争の悲惨さについて学ぶことは多かったと思います。ですが、どのようにして戦争が行われるのか、仕組みやそのPR戦略などの知識はありませんでした。

「情報を選び取れるように」と人は言いますが、どのようにして情報が発せられ我々の元に届くのか、その過程を知っておいて損はないと考えます。平等と思っているもの。当たり前だと思っているもの。それらは誰かの意図によって作られた可能性が高いんだよ、と読み解くことも出来ます。

本の帯にもあるように、様々な賞を総ナメしている本です。

 

図書館の神様/瀬尾まいこ

思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。

瀬尾まいこさんの小説は、一人称視点が特徴です。

読みやすく、感情移入しやすく、無駄がなく、後味も良いのが特徴だと思っています。本作は夏目漱石を少しかじってる内容でもあり、題材が教師と生徒の交流でもあるので選びました。

教師も一人の人間で、誰もが生まれながらの教師なわけじゃないんです。その点を書いているのでおすすめしたいと思いました。

 

トリツカレ男/いしいしんじ

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc. そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが……。まぶしくピュアなラブストーリー。

説明文にあるように、ジュゼッペは色々なことに夢中になります。それが伏線となっており、ラストに綺麗に回収される構成は非常に美しい。。。それこそ、夢中になって読み終えることが出来ます。

夢中になったことは人生で必ず活きる、という著者のメッセージと捉えることも出来るでしょう。僕自身もそう思って生きていきたいという意味を込めて選びました。大好きな小説です。

 

マンガでやさしくわかるアサーション/平木典子

アサーションとは、コミュニケーション技法のひとつで、「自分も相手も大切にする自己表現」のこと。「さわやかな自己主張」ともいいます。
言いたいことがなかなか言葉にしづらい今の世の中で、心理療法としても、日常のコミュニケーションスキルとしても必要にされているテーマです。

平木典子さんのアサーション・トレーニングという本が好きで。僕が初めて読んだのは2007年でした。

コミュニケーションって終わりがないですよね。だったら、まずは基本を抑えよう、と。自己啓発本もコミュニケーション本もアホみたいに読んできましたが、やはり「自分も相手も大切にする」コミュニケーション(=アサーション)が根底にあります。

未だに関連書籍が出版されていることも、今の時代に求められている証明と言えるでしょう。

マンガがとっつきやすいかな? と思い選びましたが、平木典子さんの本であれば全ておすすめ出来ます。

 

文章は接続詞で決まる/石黒圭 

多種多様な役割を知り、効果的に使い分けるには―接続詞使用のセンスを磨くための小辞典。

話が論理的でない人、わかりにくい人の多くは、接続詞の使い方を間違っていると僕は感じてきました(ちょっと偉そうですが)。

どんなにフォローしようが、逆接はやはり逆接を使っているわけで。それだけ強い言葉ということを理解するだけで、小さなことですがコミュニケーションが変わります。「デモデモダッテ」と言う言葉はまさにそれを表現しています。

もちろん、タイトルにある「文章」を書くことにも役立ちます。論理的な思考の手助けにもおすすめしたい良書。

  

家族で看取る おくりびとの心得10/高丸慶

最後の時間をどう過ごすかは、残される家族の心身に大きな影響を与える。やり残しのない満足いく看取りは、家族のその後の人生を左右する。本書では、余命を告げられた日からどうその本人の医療や介護、看取りに向き合うのかを紹介。

人は生まれた瞬間から死に向かいます。にも関わらず、命について考える機会ってあまりなかったりします。自分が臨死体験をするか、身近な存在が死ぬか、死を描いた作品に強く感情移入するか。この三つが現実的でしょうか。

この本の良さは、看取る側にも最大限の配慮がなされていることです。人生を左右する出来事であるとしっかり伝えてくれます。啓発本のような抽象さがなく、具体的な内容に終始している点が素晴らしいですね。上記のような経験がなくても、生命について何かを思うのではないかと思い、選びました。

色々書きましたが、ただただ良書だなあ、と思う本。

 

ちーちゃんはちょっと足りない阿部共実

「はぁ私たちはなんだか私たちって」いつも何かが欲しくって。中2女子・ちーちゃんとナツの日々日常。

この記事内で唯一のマンガなんですけど、これは強く勧めたい本です。1巻で完結していることもポイント。

行動や言動が幼い「ちょっと足りない」ちーちゃんと、その友人のナツの日常を描いていますが、主人公はナツです。

劣等感に苛まれすぎて深みにどんどんハマっていく過程が描かれていて……表紙からは想像も出来ないような悍ましい内容です。最後は上手にまとめてはいるのですが、読後感は複雑なものになるでしょう。しかし、そこが考える入り口になります。

自分より上とか下とか、恵まれてるとか、クラスカーストが~とか、そういったことを考える時期だからこそ読んでほしいと思い、選びました。「このマンガがすごい!2015オンナ編」の第1位に輝いた作品でもあります。

 

 

図でわかる 親と子のアドラー心理学/岩井 俊憲(監修)

忙しいママにおすすめ。宿題しない、きょうだいげんか、留守番ばかり、祖父母が甘やかす―子育ての「困った」を、子どもを伸ばすチャンスに変える!

子どものことが、もっとわかる。親子でできるアドラー心理学

大人って、子どもが思うより全然大人じゃないんですよね。大人の定義も人によって異なります。

どのような環境で、どのような教育を受けているのか。自分自身を客観的に考えるきっかけを与えたかったのですが。。。実はこの本ではなく、「愛着障害岡田尊司」という本を最初は薦めていました。ただ、「愛着障害岡田尊司」は内容が大人でも難しく、中学生には全く向かなかったと反省しました。そこで、最近見つけてわかりやすかった「図でわかる 親と子のアドラー心理学」を選んだ次第です。

アドラー心理学を親子で学べるという点はもちろん、毒々しい内容も含んでおらず、図でわかりやすい点もポイントです。

 

行かずに死ねるか!/石田 ゆうすけ

「平穏な人生?それが運命なら自分で変えてやる!」そう決意してこぎだした自転車世界一周の道。だが、砂漠地帯で拳銃を持った強盗が―!身ぐるみはがされた後も疾走し、出会いと別れを繰り返しながら駆け抜けた七年半の旅。笑えて泣ける、大興奮紀行エッセイ。

世界一周したからすごいんだ、だけでは終わらない本です。以前、旅に出たくなる本を記事にしたのですが、その中からこの本を選びました。タイトルとインパクトと実体験の凄みが伝わるからです。

どのようにして旅をし、何を感じるのか。そこを読み解いてほしいと個人的には思います。

エピローグを先に見てから読むのがオススメです。

 

365日日本一周絶景の旅/TABIPPO

365日。明日、その場所で出逢える絶景がある。数十秒しか見られない夕日の絶景、世界最長の吊り橋、一年に一度行われる1400年の伝統ある奇祭…。四季があるからこそ育まれた文化や景観。全国365カ所の奇跡の瞬間を集めて一冊の本にしました。

死ぬまでに行きたいところを調べ尽くすために、JTBが運営する「旅の図書館」によく行っていました。写真集や旅行本の出版社も就活で周りました。そんな僕がこの本良いな、と最近思った本です。

日本の美しい瞬間を365日分教えてくれます。少し重い割に神が破れそうな点がマイナスですが、面白い本だと思いました。

 

日本の給料&職業図鑑 Plus/給料BANK

生涯賃金も加えた第2弾!!日本の職業375種!サラリーマン系職種も登場し、さらにレベルUPした新世代職業ガイド。

選択するにあたっては、まずは知ることが大切だと考えます。知らないと選択肢に挙がることすらないわけで。。。

「13歳からのハローワーク村上龍」が真っ先に頭に浮かんだのですが、もうちょっと面白い切り口でないかな~と探していたところに見つけた本がこれ。

同シリーズの「日本の給料&職業図鑑」ではなく、「日本の給料&職業図鑑 Plus」を選んだのは、Plusの方が現代っぽい職業が多く、より興味を持てると思ったからです。

とは言いつつも、「職業を知る」本であれば何でも良いと思います。著者も述べていますが、生涯給料などの数値は目安です。

 

 

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